◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

重いヘッド&柔らかなシャフトに特化した〜オーダーメイドゴルフショップ 簡単に、軽く振って、傷めず、飛ばす 【スイング再生工場】【クラブから学ぶゴルフスイング】 営業時間 12:00~19:00 (水曜定休) 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 電話:046-804-1480 メール:hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp. ホームページはコチラ👉https://www.hummingbirdsporte.com/

タグ:スチールシャフト


店長「最近ですね、大手メーカー各社の
 『フィッティング』、間もないお客様の来店が
 少なくないんですね。」

質問「フィッティング なんか良い響き ですけど、、、
 『フィッティング』して 間もない…ってナンででしょうか❓」


店長「20年前と比べ
 各メーカー共に『フィッティング』を行っている
 ところが増えたから❓❓❓とも思いますが、
 なんとも 不可解なコトが多いですね…。

IMG_0624


 クラブの フィッティング と言うか、
 クラブ セッティング、『クラブ選び』 は
 突き詰めると  シャフトの硬さ選び
 と言っても過言ではないです。

 自分に取って、自分の体力にとって 適切な『硬さ』を選ぶ
 そして それは 今日! から 使うのですから
 年齢を重ねていく 未来に対してのモノ になりますので
 その点も考慮しておかなくてはイケマセン。

 スイングの動き、作法 なんて言うのは
 こう動きたい、こう動かしたい という自分の意志 よりも
 使っているクラブ、使ってきたクラブ で
 良い球って言うか、ミスにならないで当たる方法なので
 ゴルフクラブ全体の機能として 比重の重い シャフトの硬さは
 スイング形成に非常に大きく影響します。

 シャフトを運動する、しなるのが 前提であれば
 シャフトをしならせて しなり戻す なんてスイング用語は
 生まれないですから
 今も含め、過去に 多くの方は 硬いシャフト を使いこなす
 スイングのメインテーマ と言って過言ではないでしょう。

 アプローチショットの悩みや
 こすり打ちになってしまう悩みの多く、ほとんどは
 硬いシャフトを無理に使うコト、使ってきたコト による弊害で
 程よく 柔らかいシャフトのモノに慣れて行けば
 かなりの部分、レッスン抜きでも解決出来る?のではないでしょうか」

質問「確かにそうですね。」

IMG_1150


店長「そこで✋ フィッティングの話しに戻りますが、
 悶絶クラブを持っていらっしゃれば 分かると思いますが、
 例えば アイアン(5番)で言えば
 硬いモノであれば   振動数330cpm から
 柔らかいモノであれば 振動数130cpm
 まで 作れます。
 その幅は 200cpm もある訳ですが、
 柔らかければ柔らかい程 良い! なんて言いませんが、
 その幅の中で 一番気持ち良いモノ、上手く行くモノ、
 もしくは シャフトの運動性やヘッドの重さの使い方、
 そう言うモノを学べる教材、先生として適切なモノ、

 を チョイスする、考えるのが フィッティング だと思うのです。

 ほとんどのゴルファーは 5番アイアンの数値ですが
 振動数 200cpm を下回るモノは 触ったこともありません。
 存在すら知りません。

 初めて持つと えええええ ナニコレ! と言い、
 こんなの打てそうもない、当たりそうもない、 とも言いますが、
 ほとんどの方は ものすごく個性的なスイングでない限り、
 振動数 200cpm のアイアンは 普通に当たります

 半分程度の方は『アレ? なんかいい感じ…』とも言われます。」

質問「正に私です。
201505Trim (3)(2)(2)(2)(2)_Moment(3)

店長「今の スイング、クラブの扱いを考慮すれば
 この位の硬さ、
 将来、シャフトやヘッドの重さを より活用できるスイングに
 重きを置くのなら この位の硬さ、
 と 振動数 130cpm〜330cpm の中で選んだ結果、
 250cpmかも知れないし、180cpmかも知れない。
 これを フィッティング と呼ぶと思う
のですが、

 一般的な フィッティングでは
 アイアンシャフトに選択の幅が狭く、
 柔らかくすることの出来るグラファイトは採用され辛く、
 軽量系のスチール では 振動数 270〜330cpm
 程度しか 硬さの選択幅がありません。

 先ほども言いましたが、平均的なヘッドスピード の
 成人男性が 初めてであっても 振動数200cpm を打っても
 特に違和感は感じない、のに
 それに比べ 遥かに硬い 270〜330cpm は
 どれを選んでも べらぼうに硬い、
 硬い は動かない と似た意味ですので どれも 
動かない棒
 でしか ありません。

スナップショット 2 (2018-04-02 11-36)

 そういうのを フィッティング って言葉が適切❓
 と思うのです
。」

質問「確かに。
 私の(現在の)5番アイアンは 振動数162cpm ですけれど
 それと比較すると 280cpm も 290cpm も
 十羽ヒトカラゲに 硬い でしかないですし、
 それを使うには こねくり回して シャフトを動かさない と
 当たりませんし、当たった感触も痛い です。

 そして 兎にも角にも
 軽く振ったら まるで飛ばない…。
 全力投球しないと望みの距離は打てません。


店長「ですよね…。
 いや 硬いシャフトが全員にダメ と言う意味ではなく
 130〜330cpm を打ち比べた結果、300cpmのシャフトを選ぶ
 のはアリだと思いますが、その周辺、どれも硬いシャフトしかない中で
 どれかを選べ は なんか違うような気がします。

✋まして 現在のドライバーは かなりシャフト硬度が落ちていて
 シャフトメーカーの Ⓢシャフトであっても
 振動数230cpm なんてのは ザラに合って
 それは アイアン(5番)では 250cpm相当のモノ です。


 逆に アイアン(5番)を300cpmにするのだとしたら
 ドライバーであれば 280cpmとか、290cpm です。
 その硬さのシャフトは プロでも使っている人は稀、
 飛ばないし、我々の年齢では関節が壊れますよ…。
 それ って どういうコト❓ って思いませんか。」

質問「むうううう ですよね。」
811-6

店長「仮にも フィッティング  と言う言葉を使っていて、
 おそらく その場では 『合っている』『私に合っている』
 『お客様に合っています』みたいな言葉が 頻繁に使われているのに
 そのドライバーの数値は無視して、
 アイアンはアイアン、別なモノ を推奨するのは大丈夫なの?
 
 ドライバーは230cpm
 アイアンは300cpm
 ゴルフ歴やスコア、上手下手に関係なく
 交互に打ち比べれば 多くの人は その差は認識するほど
 かなり大きな違い です。

✋で、どっちが フィット してるんです❓」
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


店長「最近ですね、大手メーカー各社の
 『フィッティング』、間もないお客様の来店が
 少なくないんですね。」

質問「フィッティング なんか良い響き ですけど、、、
 『フィッティング』して 間もない…ってナンででしょうか❓」


店長「20年前と比べ
 各メーカー共に『フィッティング』を行っている
 ところが増えたから❓❓❓とも思いますが、
 なんとも 不可解なコトが多いですね…。

IMG_0624


 クラブの フィッティング と言うか、
 クラブ セッティング、『クラブ選び』 は
 突き詰めると  シャフトの硬さ選び
 と言っても過言ではないです。

 自分に取って、自分の体力にとって 適切な『硬さ』を選ぶ
 そして それは 今日! から 使うのですから
 年齢を重ねていく 未来に対してのモノ になりますので
 その点も考慮しておかなくてはイケマセン。

 スイングの動き、作法 なんて言うのは
 こう動きたい、こう動かしたい という自分の意志 よりも
 使っているクラブ、使ってきたクラブ で
 良い球って言うか、ミスにならないで当たる方法なので
 ゴルフクラブ全体の機能として 比重の重い シャフトの硬さは
 スイング形成に非常に大きく影響します。

 シャフトを運動する、しなるのが 前提であれば
 シャフトをしならせて しなり戻す なんてスイング用語は
 生まれないですから
 今も含め、過去に 多くの方は 硬いシャフト を使いこなす
 スイングのメインテーマ と言って過言ではないでしょう。

 アプローチショットの悩みや
 こすり打ちになってしまう悩みの多く、ほとんどは
 硬いシャフトを無理に使うコト、使ってきたコト による弊害で
 程よく 柔らかいシャフトのモノに慣れて行けば
 かなりの部分、レッスン抜きでも解決出来る?のではないでしょうか」

質問「確かにそうですね。」

IMG_1150


店長「そこで✋ フィッティングの話しに戻りますが、
 悶絶クラブを持っていらっしゃれば 分かると思いますが、
 例えば アイアン(5番)で言えば
 硬いモノであれば   振動数330cpm から
 柔らかいモノであれば 振動数130cpm
 まで 作れます。
 その幅は 200cpm もある訳ですが、
 柔らかければ柔らかい程 良い! なんて言いませんが、
 その幅の中で 一番気持ち良いモノ、上手く行くモノ、
 もしくは シャフトの運動性やヘッドの重さの使い方、
 そう言うモノを学べる教材、先生として適切なモノ、

 を チョイスする、考えるのが フィッティング だと思うのです。

 ほとんどのゴルファーは 5番アイアンの数値ですが
 振動数 200cpm を下回るモノは 触ったこともありません。
 存在すら知りません。

 初めて持つと えええええ ナニコレ! と言い、
 こんなの打てそうもない、当たりそうもない、 とも言いますが、
 ほとんどの方は ものすごく個性的なスイングでない限り、
 振動数 200cpm のアイアンは 普通に当たります

 半分程度の方は『アレ? なんかいい感じ…』とも言われます。」

質問「正に私です。
201505Trim (3)(2)(2)(2)(2)_Moment(3)

店長「今の スイング、クラブの扱いを考慮すれば
 この位の硬さ、
 将来、シャフトやヘッドの重さを より活用できるスイングに
 重きを置くのなら この位の硬さ、
 と 振動数 130cpm〜330cpm の中で選んだ結果、
 250cpmかも知れないし、180cpmかも知れない。
 これを フィッティング と呼ぶと思う
のですが、

 一般的な フィッティングでは
 アイアンシャフトに選択の幅が狭く、
 柔らかくすることの出来るグラファイトは採用され辛く、
 軽量系のスチール では 振動数 270〜330cpm
 程度しか 硬さの選択幅がありません。

 先ほども言いましたが、平均的なヘッドスピード の
 成人男性が 初めてであっても 振動数200cpm を打っても
 特に違和感は感じない、のに
 それに比べ 遥かに硬い 270〜330cpm は
 どれを選んでも べらぼうに硬い、
 硬い は動かない と似た意味ですので どれも 
動かない棒
 でしか ありません。

スナップショット 2 (2018-04-02 11-36)

 そういうのを フィッティング って言葉が適切❓
 と思うのです
。」

質問「確かに。
 私の(現在の)5番アイアンは 振動数162cpm ですけれど
 それと比較すると 280cpm も 290cpm も
 十羽ヒトカラゲに 硬い でしかないですし、
 それを使うには こねくり回して シャフトを動かさない と
 当たりませんし、当たった感触も痛い です。

 そして 兎にも角にも
 軽く振ったら まるで飛ばない…。
 全力投球しないと望みの距離は打てません。


店長「ですよね…。
 いや 硬いシャフトが全員にダメ と言う意味ではなく
 130〜330cpm を打ち比べた結果、300cpmのシャフトを選ぶ
 のはアリだと思いますが、その周辺、どれも硬いシャフトしかない中で
 どれかを選べ は なんか違うような気がします。

✋まして 現在のドライバーは かなりシャフト硬度が落ちていて
 シャフトメーカーの Ⓢシャフトであっても
 振動数230cpm なんてのは ザラに合って
 それは アイアン(5番)では 250cpm相当のモノ です。


 逆に アイアン(5番)を300cpmにするのだとしたら
 ドライバーであれば 280cpmとか、290cpm です。
 その硬さのシャフトは プロでも使っている人は稀、
 飛ばないし、我々の年齢では関節が壊れますよ…。
 それ って どういうコト❓ って思いませんか。」

質問「むうううう ですよね。」
811-6

店長「仮にも フィッティング  と言う言葉を使っていて、
 おそらく その場では 『合っている』『私に合っている』
 『お客様に合っています』みたいな言葉が 頻繁に使われているのに
 そのドライバーの数値は無視して、
 アイアンはアイアン、別なモノ を推奨するのは大丈夫なの?
 
 ドライバーは230cpm
 アイアンは300cpm
 ゴルフ歴やスコア、上手下手に関係なく
 交互に打ち比べれば 多くの人は その差は認識するほど
 かなり大きな違い です。

✋で、どっちが フィット してるんです❓」
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック



現代の カーボンシャフトとスチールは
 製造・効能の発想が全く異なります。
(つかまえ と 両手離しドリル_Moment

スチールシャフトは単層構造ですので
 合金素材の配分、その形状と各部の厚み形成が主です。
カーボン(グラファイト)シャフトはその名の通り、
 石油製品、アクリルを燃やしたモノ ですので
 元の素材も無限にありますし、
 多層構造、かなり複雑な構造をもっています。
ワンピース(団子ボール) と 多層構造のボールの
 関係に近いんじゃないか と思います。

強度、剛性と言う意味では
 スチールは 歪ませないコトが基本ですが、
 カーボンは 歪みはあるもの と言う大前提で
 その歪みに掛かる力をどう逃がすか、どう分散させるか、
 どう復元させるか
 と 発想が逆⁈ と言っていいですね。
シャフトは当然、立体、3次元に歪むのですが
 カーボンは3次元、時間も含めると4次元のモノなのですが
 スチールは二次元の発想(歪ませない)が強く、
 現代の科学…から考えると かなり旧世代のモノ です。
最先端の飛行機や車 例えば F1レースをするのに
 今更、スチール製のボディは採用しませんよね。


シャフトには 外側、外観にある程度の制約があるので
 同じ重さのシャフトを作れば 圧倒的にカーボンの方が強く、
 硬い の同意語ではありませんが、剛性は高くなります。

アイアンシャフト で 100g のスチール と カーボン を
造ると スチールにとっては100gは軽量ですので
壊れない程度に薄くすることで ダイエットしますが、
グラファイトの場合、繊維単体を過度に重くすることは出来ませんので
層を、量を増やすしか出来ず、重量を増やす為だけの
他に機能のない繊維が必要になりますし、真ん中の空気穴 が
ものすごーく細くなるほど 厚みを取るコトになります。
その層の差を見れば 硬さ…と言ってよいのか
強さは歴然としています。

 繊維質で構成されるカーボンは 軽いのか と言われると
 正直 何とも言えず、製品になった時点でしか
 軽いのか、重いのか 言えません。

弊社のアイアンは 重いヘッド、柔らかいシャフト が特徴ですが、
シャフトを柔らかくするには あまり重く出来ません。
私は シャフトの「やわらかさ」にはこだわりますが、
重さ には まったく「こだわり」がありません。
柔らかく出来るのであれば 重いシャフトでも全く問題がない、と思います。
カーボンシャフトの最大の欠点は コスト ですが、
技術上の問題は 繊維の繋ぎ に 多量の接着剤/レヂンが必要であることで
層を増やす(多層)と その分、性能に関係ないレヂン層が増え、
質量とともに 強度〜硬さが増してしまいます。
現状の発想や技術では 柔らかくするには
 出来るだけ 繊維の量、層を減らし、
ですので 柔らかくするには 剛性の高い繊維を使い、
出来るだけ 層の量を減らす しかないのですが、
繊維の質は剛性があがると 倍々に単価があがり、
(完成前で削り と言う手間も多く加わるので)
コンプライアンスの厳しい昨今、(国民総密告時代)
安全性の為にコストの跳ね上がる、
量の売れない 柔らかいシャフトのアイアンは造りません。

弊社のアイアンを持って、振って、打って、
「軽いねー」 と言う人は
まず 100%いないと思います。

特に 初めて打つ人は その重さにびっくり…すると思いますが
アイアンとして シャフトは 50g台 超は付きませんが
軽量シャフト(硬さにもよります)です。
 …感触としては 重く感じるクラブに属しているでしょう。
その重さも ヘッドが重いから、なのか
シャフトが柔らかいからなのか、その複合 なのか
は ヒトによって異なると思いますし、
悶絶クラブに慣れた人、にとっては
 市販の拷問クラブ(硬くて ヘッドが軽い)は
 異様に振り難く感じ(まあ だいたい打てません)
 その振り難いコトを 脳が重いと感じることもあります。


ヒトの軽い、重いと感じるのは
クラブの扱い、振り方 や 比較対象によっても大きく異なり、
シャフトが「硬いと重く感じる」人もいれば
シャフトが「柔らかいと重く感じる」人もいます

シャフト自体は 1m近くアリ、ほぼ均等に重さが配分されているので
70gと100gのシャフトの重さの違いは把握し辛く、
一球振るのに、一球打つのに 差異は感じ取り難いもので、
どちらかというと シャフトの重い、軽いは 持久力、耐久力、体力
じわじわッと時間をかけて、効いて来るモノが正解と考えて良いでしょう。

前述の通り、ヘッドの重さやシャフトの硬さ/柔らかさ が
自分とは合わない、打ちにくい、そして 人間なので
結果、と結びつけて考えますから、直近の結果が悪いものは「合わない」
そういう総合的な観点からも 重い/軽い は導き出されます。



カーボンは軽い、カーボンは楽 とか
スコアが100切れないから カーボンだ とか
ひとくくりに出来ないから 選ぶのは簡単でない、
けれど 楽しい んじゃないでしょうか❓
(ぶ厚い当たり 上から打つ〜ボールをつぶす_Moment

ゴルファー全員じゃないですけど
⚠ハードなタイプのクラブに疑念の有る方や
⚠腰や肩、肘などに故障、痛みの有る方、
⚠ハードなスペックの見栄の張り合いに飽いている方
にとっては
カーボンの 重いヘッド/柔らかいシャフトのクラブは
 今までのゴルフはなんだったの❓ って言う位
劇的にゴルフが変わります。

 なによりも 打つのが楽しく なります。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


Q;軟鉄ヘッドにスチール(硬さはR)のアイアンを使っていたのですが、
C社のアイアン
カーボン・硬さはR)に変えたところ、
うまく当たらなくなってしまいました。
軽すぎて手打ちになってるような気がします。
ウェッジがダイナミックゴールドS200で、こちらはうまく打てるので、
同じシャフトのアイアンセットに変えようかと思ったのですが、
年齢も50歳超えて100切りできていない人が使うシャフトじゃない
と周りの人から言われます。
どうしたらよいでしょうか

482780_170286899788602_2041560344_n

店主:一概には言えない部分がたくさんあります。

 市販のアイアンヘッドとは言え ヘッド重量には幅があり、

 5番アイアンでも 235gのモノもあれば
 258gのモノもあります。(その差約20g以上
 これに重心位置(重量の中心点)特性もあり、
 重心がシャフトから離れているモノほど
 同じ重量でも 重く感じ易い のです。
 …以前に お使いであった 軟鉄のヘッドが重い可能性もあります。

先端部(ヘッド)局所的に20gに重たいアイアンが重いのか
1mの長さに分散した20g重たいシャフトが重く感じるのか
 どっち だと思いますか❓
IMG_0624
 また ゴルフ産業が右肩上がりの時代は

 各メーカーも良心的で カーボンシャフトのアイアンには
 その重量配分特性(強度の必要な先端部を過度に重くする必要が無い)から
 重いヘッドをカーボン専用で作っていましたが、
 今は業界全体が上級者用のダウンヒル張りに右肩下がり、
 スチール用、カーボン用とヘッドが判れていません。
    例:スチール用 235g カーボン用 255g
 スチール用しか造られておらず、それがそのままカーボンにも装着されます。
 カーボンのアイアンを選ばれるお客様は総じて(予算の都合)
 高齢のため、軽めのヘッド(振り易い)を好まれるので
 軽いヘッド重量、軽いスイングウエイト(バランス)設計です。

 また シャフトの特性としては
 スチールは総じて 動きは遅いですが、動きは少なく
 カーボンは 動きは速いですが、動きは大きく なりがち です。
 Rシャフトとは言っても 各社、各機種によって
 全く異なり、Sとか、Rとか その分け方が
 正直、まったく無意味なモノ と言っても決して過言ではありません。
 その双方の硬さ も 重さ感に大きく影響を与えます。
IMG_0628

 カーボンシャフトはスチールに比べ コストがかかるので
 よりコストのかかる柔らかいモノ(安全性を考慮し)は
 大手メーカーは採用しませんので
 カーボンにしたから と言って 柔らかい=楽 とは限りません。

 振動数という シャフトの硬さを測る、目安になるモノが
 ありますが、(シャフト以外を同条件とすると)
 スチールで 300cpm(数値の大きいものほど硬い)に相当する
 カーボンは 250〜260cpm位(復元が速いので硬く感じる)
 ですので 単に数値比較をしても 判断が出来ません。
 (シャフトの性格によって多少異なります)

◌軽いヘッドの付いた 復元の早いカーボン
◌重いヘッドの付いた 復元の遅いスチール


 重い、軽い と「感じる」のは複合した要素が絡みます。
 ヒトによっては シャフトが硬いと軽い と感じる人もいれば
 シャフトが柔らかいと重いと感じる人、
 (どういう 振り方をしているか によります)
 ご本人も合わせ、ある程度のデータ比較をして見ないと
 一概に カーボンは軽い、スチールは重い、
 の判断は時期尚早の可能性があります。
IMG_0504

 カーボンの良さを考える
 スチールに比べ 先端を補強しないで済むので
 重いヘッドを装着するコトが可能です。
 また、アイアンであっても ヘッドの大きな
 キャビティの深い モーメントが大きい、
 上がり易い、ミスに強いものとの相性も良いです。
 シャフトによる ヘッド重量差異の観点からも
 ウッド、アイアン共に カーボン揃いの方が
 (絶対条件として 硬さが共通している)
 双方に 良い効果が出易い ですので
 易しくしたい と言う意識であれば
 カーボンシャフトをお薦めします…が
 硬さを選び、ドライバーと合わせる
 カーボン…となると 初期コストがかかるのは否めず、
 おそらく その観点、予算の都合上👉スチールのアイアン
 と言うのが 正直なところ、最大の要因だと・・・。
 自分に適応した、ウッドとも仲の良い
 ヘッド重量のしっかりした カーボンのアイアン
 となると 決して安くなく、
 その反対の 昨今のドライバーとは相性最悪(硬さが違い過ぎる)
 ヘッド重量の軽い、小振りな スチールシャフト装着アイアン
 捨て値💸で 硬いシャフトの墓場👉中古ショップにあります。
IMG_0491

 予算の問題を度外視するのであれば
 シャフトの素材 ではなく
 自分の体力の応じた「ヘッド重量」
 自分の振り方に適応した「硬さ」「柔らかさ」
 ドライバー、ウッドと相性の良い「硬さ」
 特に シャフトの重さよりも シャフトの硬さ
そして セット全体の流れ に重点を置いて
 クラブを選ばれることを強くお勧めします。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


「最近、アイアンが飛ばなくなってね…」
『カーボンシャフトにすればいいじゃん』
ある年齢の ゴルファー同士の、
 よく耳にするような会話ですよね🤒

昔話をしましょう。u=2368701261,1095988984&gp=0そうですね 45年位前でしょうか
その頃の主流は ウッド、俗に言う パーシモン です。
まあ 柿の木だけでなく、オークとか いろいろ有ったのですが
総称で パーシモン です。

 メタル が登場したのが「1979」です。
今ほど 科学が進んでいませんから
素材として ヘッドの素材がメタルになっただけ で
 形を似せただけ のモデル…です。
41MVBbP5K-L__SL500_AA300_
metal


⛳どうなった…と思います❓



例外…はあったかもしれませんが、
『もう 兎に角 飛ばないんです。』
『全然 飛ばない』

その上に すぐにぶっ壊れます

科学的には 実のつまった木材(空間はほとんどありません)から
中空の金属になったので 当時の技術では強度が保てない…
直ぐもげてしまうネック廻りに厚みを増やしたので
重心距離が一気に10mm、1cmも短くなった
(ヘッドもかなり小さくなりました)のですから
重量効果が薄くなった上に
当時のボール、糸巻との相性が最悪で
インピーダンス(歪み特性)が違い過ぎて、
  打撃力がみんな スピンに化けてしまう…。
 打っても 打っても ただ上がるだけ・・・。

パーシモン〜糸巻 は インピーダンスが近く、
超ロースピン。。。

当時のパーシモンヘッドはSLE〜反発係数が高く、
 在のルールで行くと ほぼ すべて が 不適合。
 反発係数 0.9 を楽々超えるモノも少なくない時代。

そこから 一気に 超低反発の ハイスピンになったのですから
 パーシモンを打っていた人は興味はあるだけで、手を出さない…。
パーシモン当時は 11度、や 一般アマチュアだと 12度
 を使っていてもおかしくない時代で
使用後に調整出来るので ロフト角度 と言う概念 が
 一般的では無かった時代です。
✋スピンのお化け のメタルヘッドを
 パーシモンのロフト角度で作ったのですから
 そりゃ あがるだけ になりますよね。
005

ですので
👉糸巻がツーピースに、
👉ロフトが メタル用のロフトに、
👉メタル素材の特性を機能的にして、
👉シャフトの性能も 柔らかくて強いモノが出てくる まで
ドライバーヘッドの主流になるには 10年以上の歳月を要しました。

その メタルヘッドが 金属素材の特性を活かし
 主流になってくるのは チタンヘッドが登場してから
 です。

余談ですが その頃には カーボン製ヘッドが主流になるかも…
と言う流れもありましたが、メタルの打音に駆逐されます。
また プラスチック製のヘッドや紙(合紙)のヘッドも生まれましたが
消えていきました

それと同じことが メタル(ステンレス)から チタンヘッド
への移行の時にも起こりました。
製品として 日本に登場したのは ミズノのチタン(1990)だったと思います。
これも パーシモン→メタル と同じで
単に素材を チタンにしただけ。。。
ヘッドも小さく、ネックも長く、チタン素材の特性はまだ出ていません。
チタンで作れた! というコトがスゴイ と言う時代。
価格も高かったこともあって、その価格の方が話題になった程度です。
img_1990_left02
これも チタンという 強度の高い、軽い素材を活かせる
デザイン、重量配分が出てくるまで(1993)は  飛ぶ
というコトは一切言われませんでした。
大きさ的には 今のフェアウェイウッドどころか
ユーティリティのサイズと言って良く
そう考えると 現在のドライバーショットはかなり簡単になった
と言えるのではないでしょうか



前置きが長くなってしまいましたが
カーボンシャフトとスチールシャフトの差は 強度と設計自由度 です。
男心をくすぐるのかも知れませんが、
 強度は断然 カーボンが強く
故に スチールでは カーボン並みの軽量にするコトは出来ません。
 厳密には強度、というよりも
 立体成型の剛性 と言えば良いのか
 歪ませないコトを前提に考えてあるスチール と
 歪みことを前提に その復元と力の逃がし方を考えたカーボンの
 発想の違い と言えば良いのでしょうか
🤒

誤解を生むかもしれませんが、
 カーボンの方が歪みに対し、復元性能が速く、
 歪みを感じさせない性質を持っています。
 (人には感じ取れないほどの速度で復元する)

ですので 同じ質量、同じ硬さ(振動数)であれば
 カーボンの方が断然、硬い…強い です。
振動数300cpm のスチール に 相当するカーボンは
振動数250cpm 位の差があるんじゃないでしょうか❓

カーボンの特性は
 設計自由度があり、
 負担のかかる 先端の細い部分を
 重くしなくても 剛性を維持出来るコト です。
故に 良心的なメーカーの アイアンであれば
 カーボン用のヘッドは スチールのソレ に比べると
 15〜20g 重いヘッドが装着できるうえに
 長さも半インチ長め にする事が可能です。
 これが カーボンの方が『飛ぶ』と言われる所以です。

また シャフトを柔らかくしても 剛性が保て、
シャフトが柔らかいと ロフトが立ち易い、
正確には ロフトを『立たせ』易い・・・
 カーボンシャフトそのものの作用 ではなく
 カーボンシャフトを採用した場合、
🔴ヘッドが重く(慣性モーメントの高いヘッドが装着出来る)
🔴クラブも長く、(ストロングロフトのクラブが使える)
🔴その上、打ち手をハンドファーストで打たせる硬さ(柔らかさ)

 に出来ることが セールスポイント で

シャフト素材を 単に スチールからカーボン(グラファイト)
 に換えただけ では
パーシモン時代のメタルへの移行
メタル時代のチタンへの移行 と
 まるで同じことになるだけ………です。

まあ…単純に言い切りたい って気持ちは分からないではないんですがね…。
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

このページのトップヘ