体の回転の意味
前書き
私の、親友で30年来のゴルフ仲間の一人が医者からゴルフを禁止されました。
大学卒業後、一人で事業を立ち上げ、数十年後会員権を取得し、
ゴルフが唯一の楽しみで、練習に励み、ハンディキャップは8です。
同年齢ですが、ドライバーの飛距離は、
私を30ヤードくらいアウトドライブしていました。
二週間前に一緒にラウンドしたときの彼のスコアは76でした
(私のスコアは秘密)。
その日ちょっと気になることがありました。
ラウンド中に背中の肩甲骨の間が時々痛むので、
キャディさんに背中をちょっと押さえてくれないかと何度か頼んでいました。
数日前電話があり、痛みが激痛に変わり、救急で病院へ直行。

1時間あまりのMRI検査の結果、脊椎のヘルニアという診断で、
当分安静、できれば入院、運動は禁止になりました。
彼のモットーは、肩をまわせ、ヘッドスピードを上げろでした。
加齢によるクラブの相対的オーバースペック化、
体をねじることの危険性について何度か話しをしましたが、
残念ながら伝わらなかったようです。友人の回復を祈りつつ本題に入ります。
1. 刷毛塗りの意味
刷毛塗りは、ドリルであるばかりでなく、ゴルフスイングそのものです。
まずアドレス、グリップはフルスイングの際と同じです。
ではおなじみのドリルの動きを見てみます
(アプローチあるいはパッティングに使う小さな動きです)
テークアウエーではヘッドを置き去りにして体全体を右に移動させます。
体の右への直線移動、それに触発されて腕の右への移動、
結果として最後にヘッドが右へ移動します。
この順序を間違えなければ、ヘッドの運動量は体の運動量を超えることはなく、
テークアウエー終了時の左手首は甲側に折れた形に必ずなります。
つぎにゴルフボールの打撃に入ります。
まず体が左に直線移動します。
ヘッドは、テークアウエー終了時のまま置き去りです。
体の左への移動に触発されて腕が左へ移動。
ヘッドはまだ動きませんので、腕の移動途中で、グリップが、止まっている、
あるいは待っているともいえるヘッドを追い越します。
必然的にグリップの形は右手が甲側に折れた逆スナップ型になり、
左手は甲側が盛り上がった形になります。
インパクトの体勢の完成です。
このままボールにコンタクトすれば、ボールのつぶれたインパクトが実現できます。
意識することはひとつだけです。
<テークアウエーのスタートでヘッドを置き去りにすること>
後はほぼ自動的に連鎖的に実現できますし、
急激に動きのスピードを上げることも阻止できます。
刷毛塗りで、体の動く量よりヘッドの動く量を増やさない、
体の運動は直線、
テークアウエーの左手の形、
右手の逆スナップ、
等速運動(遠心力の防止)、
視野の動き、を習得する。
2. 体の回転は運動の連鎖による直線が本質
1.のテークアウエーは、おおむね、右足が垂直で、
グリップは腰のあたりで終了しましたが、ここからさらに体を右に移動させてみます
(あるいは移動させようとします)。
何が起きるかというと、右足は体を転倒させずに垂直以上右に傾けることは非常に困難で、
防衛本能から右のお尻が左後ろに回転を始めてバランスをとろうとします。
当然お尻に乗っている体幹も回転します。
さらに体を右に移動させようとすればさらに右のお尻が左に回転して、体幹も回転します。
結果的に右に回転した打撃体勢が出現します。
自分の意思は右に体を直線的に移動させようとするだけでねじりのない打撃体勢ができます。
(グリップと、クラブの動きは体の動きと関連つけて
後で考察しますからしばらくおいておきます)
……
打撃をスタートします。
1.の刷毛塗りと同様体を左に移動させます。
左足の直立状態からさらに左に移動させます。
左への体の移動は、右足と違って左ひざの柔軟性と、
左足の筋力によって、垂直より左に傾くことが可能ですが、個人差があります。
この個人差は、ゴルフボールのつぶれ度合い、
あるいは、飛翔するボールの高さ、飛距離、スピンのかかり方に表現されます。
最低限左足の直立状態ができれば後は自分の身体の個性に任せます。
同じように、左に体を直線移動させれば、限界点から左のお尻が右後ろに回転を始めます。
さらに左に移動しようとすればさらに左のお尻が回転します。
当然お尻に乗っている体幹も回転します。終着点が打撃動作の終了です。
その2に続く (投稿レポートです)
前書き
私の、親友で30年来のゴルフ仲間の一人が医者からゴルフを禁止されました。
大学卒業後、一人で事業を立ち上げ、数十年後会員権を取得し、
ゴルフが唯一の楽しみで、練習に励み、ハンディキャップは8です。
同年齢ですが、ドライバーの飛距離は、
私を30ヤードくらいアウトドライブしていました。
二週間前に一緒にラウンドしたときの彼のスコアは76でした

(私のスコアは秘密)。
その日ちょっと気になることがありました。
ラウンド中に背中の肩甲骨の間が時々痛むので、
キャディさんに背中をちょっと押さえてくれないかと何度か頼んでいました。
数日前電話があり、痛みが激痛に変わり、救急で病院へ直行。


1時間あまりのMRI検査の結果、脊椎のヘルニアという診断で、
当分安静、できれば入院、運動は禁止になりました。
彼のモットーは、肩をまわせ、ヘッドスピードを上げろでした。
加齢によるクラブの相対的オーバースペック化、
体をねじることの危険性について何度か話しをしましたが、
残念ながら伝わらなかったようです。友人の回復を祈りつつ本題に入ります。

刷毛塗りは、ドリルであるばかりでなく、ゴルフスイングそのものです。
まずアドレス、グリップはフルスイングの際と同じです。
ではおなじみのドリルの動きを見てみます
(アプローチあるいはパッティングに使う小さな動きです)
テークアウエーではヘッドを置き去りにして体全体を右に移動させます。
体の右への直線移動、それに触発されて腕の右への移動、
結果として最後にヘッドが右へ移動します。
この順序を間違えなければ、ヘッドの運動量は体の運動量を超えることはなく、
テークアウエー終了時の左手首は甲側に折れた形に必ずなります。
つぎにゴルフボールの打撃に入ります。
まず体が左に直線移動します。
ヘッドは、テークアウエー終了時のまま置き去りです。
体の左への移動に触発されて腕が左へ移動。
ヘッドはまだ動きませんので、腕の移動途中で、グリップが、止まっている、
あるいは待っているともいえるヘッドを追い越します。
必然的にグリップの形は右手が甲側に折れた逆スナップ型になり、
左手は甲側が盛り上がった形になります。
インパクトの体勢の完成です。
このままボールにコンタクトすれば、ボールのつぶれたインパクトが実現できます。
意識することはひとつだけです。
<テークアウエーのスタートでヘッドを置き去りにすること>
後はほぼ自動的に連鎖的に実現できますし、
急激に動きのスピードを上げることも阻止できます。

体の運動は直線、
テークアウエーの左手の形、
右手の逆スナップ、
等速運動(遠心力の防止)、
視野の動き、を習得する。
2. 体の回転は運動の連鎖による直線が本質
1.のテークアウエーは、おおむね、右足が垂直で、
グリップは腰のあたりで終了しましたが、ここからさらに体を右に移動させてみます
(あるいは移動させようとします)。
何が起きるかというと、右足は体を転倒させずに垂直以上右に傾けることは非常に困難で、
防衛本能から右のお尻が左後ろに回転を始めてバランスをとろうとします。
当然お尻に乗っている体幹も回転します。
さらに体を右に移動させようとすればさらに右のお尻が左に回転して、体幹も回転します。
結果的に右に回転した打撃体勢が出現します。
自分の意思は右に体を直線的に移動させようとするだけでねじりのない打撃体勢ができます。
(グリップと、クラブの動きは体の動きと関連つけて
後で考察しますからしばらくおいておきます)
……

1.の刷毛塗りと同様体を左に移動させます。
左足の直立状態からさらに左に移動させます。
左への体の移動は、右足と違って左ひざの柔軟性と、
左足の筋力によって、垂直より左に傾くことが可能ですが、個人差があります。
この個人差は、ゴルフボールのつぶれ度合い、
あるいは、飛翔するボールの高さ、飛距離、スピンのかかり方に表現されます。
最低限左足の直立状態ができれば後は自分の身体の個性に任せます。
同じように、左に体を直線移動させれば、限界点から左のお尻が右後ろに回転を始めます。
さらに左に移動しようとすればさらに左のお尻が回転します。
当然お尻に乗っている体幹も回転します。終着点が打撃動作の終了です。
その2に続く (投稿レポートです)
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