質問「バンカー脱出の ヒント 何かありますか❓」

店長「そうですね、
 年齢やパワーなどにかかわらず 右を見ても、左を見ても
 スチールシャフト全盛の時代ですので
 バンカーを苦労する人は増えているみたいです。」

質問「スチールシャフトがいけない、のですか❓」
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店長「いえいえ、シャフトの素材による性質に
 特に スチールもグラファイト(カーボン)もありません。
 
 ただ、意外かも知れませんが、
 スチールシャフトの方が『弱い』ので 安全上、硬さ が無いと
 壊れてしまうので、グラファイトのソレに比べると
 シャフトは『硬い』ですね。」

質問「かなり違うのですか❓」

店長「双方、機種や銘柄によって 差がありますが、
 まあ 平均的なトコロで言うと
 サンドウエッジでは スチールシャフトが 硬さ 330cpm以上
 グラファイトシャフトの方が 硬さ 270cpm位
 じゃあないですかね。

 硬いシャフトを、足場の安定しない砂地 で使うと
 どうしても 手で上げがち です。
😵バンカーショットのイメージがソレに拍車をかけるんですが。

 何度も言ってきていますが、
 サンドウエッジは 上げる、高さを取るコトは得意 ですが、
 前に進むのが苦手 です。
 ですので ウエッジは番手の中で一番短く、
 上から打て✊ と言う意味では無く
 長さなりに 入射角度、アタックアングル が生まれます
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😢ところが・・・・
 多くの方は バンカーショット で
 サンドウエッジを使っているにもかかわらず
 上げようとする意識が強い。

 開いて上げて振ろうとすると
 入射角度はかなり 緩く、
 入射(上からの角度)が無くなってしまう場合 があります。

 これでは その場で上がるだけで、
 バンカーから出る距離が稼げません。

 また、上げようとする カット打ちのようなショットは
 高さを出す、打ち出し角度を上げる、スピンを増やす、 ので
 その距離、その打ちたい距離、打たなければいけない距離、
 バンカーから出るだけの距離 を打つのに
 そうしないモノと比べると 強く、
 大きく振らなければなりませんので
 非常に 危険度もあがります。

✋開いて 緩い入射角度、そして大きなロフト
 これが組み合わさると
 ボールに打撃力、破壊力が伝わり難い上に
 バンスの強いクラブを『開いて』緩く入れているので
 ボールに到達する前に
 地面との接触が強くなり
 ヘッドが減速してしまい、高さも出ない…。
  …俗に言う 抜けの悪い状態になってしまいます。」

質問「解決方法は無いのですか❓」

店長「手前味噌ではありますが、
 万人向け なのは 👉ヘッドを重くする でしょうね。
✊これは かなり効果があります。

シャフトを柔らかくする もあります。
 入射角度が取り易くなるんですが、
 開いて 緩い入射で入れる方 の場合、
 それを助長してしまう可能性があるので
 ケースバイケース です。
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 バンカーが苦手だから と
 より大きなロフト 👉58度とか、60度を選択される方
 がいらっしゃいますが、正直、良いことは少ない です。

 大きなロフトは より力と技術が必要になります。

 バンカーショットのコトを考えると
 ロフト角度は 最大で 56度
 55度でも、54度でも良いと思います。


 ですので 場合によっては
 ロフト角度の少ない PS や AW の方が
 (欲を言えば 52〜53度 がいいですね)
 良い場合も少なく無いかと思います。
 
 少なくとも 58度や60度のウエッジよりも
 脱出は簡単だと思います
✊」