Q:L型パターは難しい印象がありますが…。
A:全くそんなことはありません。
何故、その風評が定着したのかは不明ですが、
(おそらくL型パターが世に広がったころ
米国のモノの並行輸入品が中心で
35インチのものが多く、非常にヘッドが軽かったですね
そのヘッドの軽さが難しさを生んだのでは…と考えています)
アイアンの延長線上と言う意味では
他の形状のものに比べると利点はたくさん御座います。
逆にデメリットは非常に少ないと言えるでしょう。
まず、その形状が
ストロークのし易さを生み出します。
例えば、ピンタイプやマレット形状であると
その形から、次に動かすところがイメージ出来にくく
ストロークの初動が取りにくいと思います。

L型は特に弊社のブリストルパターは
テークアウェイを取る方向を喚起させる形状に
なっておりますので、
無意識に動かしても そのガイドが活きてきます。

次にL型パターは
マレット等のパターに比べると重心が浅く難しい…
と思われがちですが、正直真っ赤な嘘です。
確かにデータ的には
マレットに比べると重心位置は浅いです。
しかし、ボールを上げる必要のないパッティングに
重心の深さの利点はフォローが出易い…ですが
それが デメリットになる可能性も否めません。
ゴルフクラブ(クラブヘッド)で言う所、
重心の深さは インパクトロフトを大きくする作用が
ありますが、ボールを転がしたいパッティングに
その効果は嬉しくない部分もあります。
重心が低いとヘッドが前に出やすく思いますが
クラブの構造上、ヘッドが前に出る というのは
ヘッドが必要以上、上に動きやすい になります。

は当然、順回転 …バックスピンではありません。
それを意識し過ぎるからなのか
過度なアッパーなストロークが多く見られます。
マレットタイプの場合、
それが強調されるコトになり 最悪の場合
フェースの歯、エッジがボールに当たる事にもなりかねません。
アマチュアの多くは 数多いパッティング練習で
機械的なストロークを造っている訳では無く、
感覚的な部分に委ねられているコトが多いように思えますが、
そう言う点でも ナチュラルに構え、
ナチュラルにストロークし易い L型ブリストルはおススメ です。
慣性モーメント・・・
これも多くの勘違い を生んでいる理論です。
慣性モーメントとは
姿勢や運動を持続しようとするエネルギーです。
だまされてしまいそうですが
マレットなどの形状に比べると L型の方が数値は小さめです。
(打ち手の目線で見ると)
重心も浅いです。

しかし、300gのマレットタイプと
470gのL型パターで
(現行モデル ブリストルG2 は 550g です)
どちらが その慣性モーメント
姿勢や運動を持続する力が大きいと思いますか?
勝負になりません。
数値で言っても段違いです。
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