店長「クラブをデザインする、造る、組む、セッティングする、
 調整する そう言う立場を長くやって来た私には
 ゴルフ全般に対し とても不満に思っていることがあります。
FinfaZ7UAAAnu8v
 よく言われる
 アウトサイドイン とか
 インサイドアウト とか
 スイングの軌道 とか で
 ヘッドの移動(ヘッドの道のり)とボールの関係で
 それを 上から見たような
 水平方向のコトばかりが取り沙汰され
 ヘッドが上下方向、高さ方向に対し、
 どのような姿勢で、
 どのような角度から入ってくる 部分が
 非常に軽くというか、半ば無視されているような
 気がしてなりません。
((((ハンドポジション_Moment
 ゴルフクラブの機能にとって
 ロフトは 一番大事 とも言える機能で
 それが有るが故に クラブの本数が有る訳です。

 一番顕著な例が
golfutikata233パターを練習するのに
機材や練習器具を使って
真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出す、
 パターヘッドを 水平方向にどう動かす、
 この場合は 真っ直ぐを説いています…けれど
 水平方向、上下方向の真っ直ぐ をレッスンする人や
 解説する人はゼロでは無いにしても 
 探すのはとても大変です。

 ゴルフクラブは その打撃部分のフェースにある
 ロフト角度 と ライ角度、
 ウッド系の場合 フェース角度、
 そして ヘッドの向きもある
 大変 複合した角度構成 です。

 ですので 見た目上、
 リーディングエッジが目標を向いているから
 と言って ロフトとライ角度などの複合によって
 立体的なフェースが 目標を向いているとは限りません。

 どんなロフトで
 どのような上下、高さ方向の経路(アタックアングル)で
 入って来るかは ボールの距離だけでなく
 球筋や ボールの打ち出される方向にも 当然、
 影響を及ぼすのに、 概ね ソレは無視され
 ヘッドを平面上、真っ直ぐ動かすのを
 半ば 取りつかれたようにやっている気がしてなりません。
ドライバー入射角度

 これは パターの話しですが、
 ボールの飛び、飛距離に大きく影響する
 ロフトの作り方、そしてヘッドの進入経路 を
 どうする と言う話は 同じように少なく、
 飛距離の話しになると 何はなくても
 速いヘッドスピード信仰ばかり です。 

 だから それを気にした方が良いよ、
 と言う話では無く、
 ダウンスイングと言う 0.1秒程度の時間で
 左右の軌道もそうですが、フェース面の向き、
 ロフトの作り方を なんとかする、
 なんて方法論に取りつかれているのは
 不可能に挑戦するも同じ だと思います。

 ダウンスイングの何かのアクションで
 その調整をするんだとしたら
 それが一度 上手く行っても
 そこには もう一度、もしくは繰り返し
 それが出来る方法は 存在しない のです。
池田康二202520_Moment
 一番忙しく、短い時間のダウンスイング『では』
 出来るだけ何もせず、
 速い速度で廻る、右打ちなら左を向く、
 短い時間で左を向く、
 そのアクションのみでこと足りる、
 そういう方法論でない限り、
 ゴルフを職業としていない人の成功確率を
 上げる方法は無い と言えるのではないでしょうか」