店長「そして ゴルファーの大好きなテーマ
 
遠心力 に関してなんですが…。」

質問「好きですよね〜。
 酒飲み話では必ずと言ってよい程、出てきます。」


店長「ですね〜。 

 遠心力は スイング動作のような 支点・軸運動である時、
 速度など運動も含め 重さによって
 モノが外にはらもう、円が膨らもうとするチカラ 
です。

 ですので 速度が増せば 遠心力を増しますが、
 その逆の 遠心力が増すから と言って
 速度が増す訳ではありません

〇見かた116〇見かた117









 そして 遠心力は 外にはらもう、スイングで言えば
 クラブや腕、軸部分に当たる体まで 外に膨らもう、
 外に引っ張られる チカラ になりますので
 その方向・ベクトルはボールを『飛ばしたい方向』とは異なります。
 
 遠心力が増すと その力の総体は増える可能性が有りますが、
 それは ボールにある方向 や ボールを打ちたい方向とは
 異なるが故に スイングの速度、
 こと ボールを打つ為、
 目標の方向にボールを飛ばす為の ヘッドスピードにとっては
 ブレーキにもなり得る というコトですね。

 ボールを打つ、遠くに飛ばす、
 狙っている方向に打つ ではなく
 『クラブを遠くに放り投げる』と言う意味では
 遠心力を増やした方が より遠くに投げられますが、
 遠心力の掛かるゴルフクラブ で ボールを打つ、
 遠くに飛ばす、狙っている方向に打つ となると
 遠心力は 利用するチカラのヒトツ ではありますが、
 上手に 利用しないと 邪魔、
 ヘッドスピードを上げるための障害、負荷にもなります。

 スイングは 結果、円動作、クラブやヘッドが円を描くので
 一見、遠心力と『密接な』関係にあるように 錯覚している人が
 少なくないですが、打撃に『主たる』エネルギーでは無い
 と考えた方が良いと思います。

 腕の長さがあり、クラブも短くはないですから
 なんとなく ヘッドに遠心力を掛けた方が良いような気になります。

 がしかし、この支点運動、軸運動 では
 その言葉の通り、支点、芯や軸があり、
 それは 機械で固定されたモノでは無く、
 非常に不安定な 傾斜のある、平らでは無い、
 滑り易いような場所 で 人間
 が行います。

 必要以上に 遠心力を掛ければ、
 当然、支点、軸、自分そのものが
 その遠心力の掛かる方向に引っ張られてしまいます。

 止まっている 通過したいボール地点をコンスタントにとらえるには
 それと同じ量の求心力(支点の方に引くチカラ)
 そして 遠心力を打ち消す、相殺する方向の求心力が必要になり、
 ボールを上手く打つ、繰り返し打つ為の難易度を上げてしまいます。
スクリーンショット 2023-08-09 230456
 傾斜のある池のふちやバンカーのふち で
 距離を欲張って 打った後に 池やバンカーに落ちてしまう
 なんてのは その一つの例だったり…します。

 ゴルフスイングで 腰を痛めてしまう原因のヒトツかもしれません。」

質問「じゃあ どのように遠心力を造る、
 利用すればよいのですか❓」