店長「水を張ったバケツ
 それで水を撒く場合の 水とバケツ、
 そして遠心力の関係は クラブヘッドの
 重心位置の関係にとても似ていると思います。

 水をまき散らす場合、
 横に水を撒く感じになる訳ですが、
 遠心力で水を撒きますので
 クラブで言うと シャフトをしならせて、しなり戻して・・・
 ショットのインパクト以降は 重心である水が
 自分を追い抜くことになります。
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 一方、ある一方向に、そして出来るだけ遠くに、となると
 遠心力に対し、水は出来るだけ遅れたまま
 バケツの底に張り付けたまま(遅れたまま)を維持しますので
 自分のアクションを重心が追い抜くことはありません。
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 重心が遅れ、追いつき、追い抜く は
 スイングで言うトコロの 手の返し と言うか、
 ヘッドターンに相当するのでしょう。 

 前傾姿勢のコトはとりあえず除外して、
 からだの回転に沿って 遠心力でクラブを振る、
 ヘッドと言う重量物に遠心力を掛け ボールを打つ のと
 からだの回転は 向きを変える円運動ですが、
 それを 打ちたい方向への直線的な慣性 に変え
 ボールを打つのか
 では
 ボールの飛ぶ方向も、かかるボールの回転、その量も
 かなり違うモノ、異質なモノになる と思えます。」

質問「横振り、縦振り の違いですか❓」

店長「正直 横振りの定義、縦振りの定義 が分かり難い、
 曖昧と言うか、ヒトによって異なりますので
 一概に そうです、とは言えませんが、
 ニュアンスは似ているかも知れません。

 からだの回転を使って
 クラブを持った腕をどう振るか、
 からだの回転通りの円にするのか、〜横の円にするか、
 ボールを打ちたい方向に沿った 縦の円にするのか、

 後者の方が 安定して 似たボールを打ち易い と思います。
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 バケツで水を撒くのと似ていて
 水を撒き散らす場合、
 水の重さが自分の動きを追い越して撒くコト になりますから
 スイングでのからだの回転は 運動の勢い付けで、
 リリースの際には からだの回転を止める動き が
 入ってしまうと思います。
 それを左サイドの壁と勘違いされている方も多いか、と。

 また、その動きを 前傾姿勢の有るゴルフスイングで行うと
 腕やクラブの重さが 遠心力で外に引っ張られるので
 必然として からだが起きる、前傾姿勢を失う、
 今風な動きですと 地面反力で伸び上がる、
 というのも 自動的に付いてきてしまうと思います。

 ゴルフのスイングでは 上手く行かない、悩むと
 兎角 からだの回転、からだの回転と言う言葉が出てきますが、
 そのからだの回転で 腕をからだの回転通りに
 横に振ってしまう と
 ゴルフクラブの 長いトコロに打点があり、
 その打撃部分であるヘッド、フェースには重心と言う
 棒の延長線上に無いズレがある為、
 遅れが開きになり、それだけでは ちゃんとボールが打てない。
 ダフリ、トップ、シャンク、スライス、
 それらを解消するために 最終的に
 手で修正、手で打つコトに行き着く
のでしょう。

 からだの回転で 腕を縦に移動させる、
 腕を縦に振る は 誤解を生み易い ですけれど
 動き で考えるのではなく
 ボールを出来るだけ 思った方向に
  思ったように飛ばしたいのですから
 打つ方向に沿って クラブも、腕も 移動させるって
 ごく 普通なアイディア だと思うんですね。
 その方が 上手く行きそうじゃないですか❓
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 また、この部分も面白い研究テーマなのですが、
 コト パッティングやアプローチになると
 からだの回転、おそらく それは肩周りだけを指す動き
 だと思うんですけれど
 からだの回転そのものも縦回転、
 それに合わせて 腕の振り、クラブの移動も縦移動、
 になって 本来の回転とは全くの別物になってしまう。
 この延長線上で 普通のショットは難しいですが、
 なぜ パターやアプローチだけ 横に振ろうとしないのか
 にも ヒントが隠されているのだと思うんですね。

 からだの回転で バケツを立体的にどう振るのか、
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 それは 大きなヒントになると思います。」