L型ブリストルパターを作る際
当初は販売価格を無視し、比重の重たい925の銀を
使った作ろうと思っていました。
ところが金属加工屋さんに相談すると
銀を削り出しで作ると その削りカスは
切削過程での熱によって極度に酸化してしまい
元の銀に戻すのに、銀を買うより高くなってしまう
とのアドバイス。。。
500gのパターヘッドを作るのに
750〜800gのインゴットが必要で
それがリサイクル出来ないとすると。。。
ここで挫折


共栄ゴルフさんに相談します。。。
削り出しと言うことも含め
弊社のアイアンと同じ素材で
同じ加工、仕上げで出来るとのこと。
L型の形状を採用した一つの要因に
アイアンの延長線上、0番アイアンのようなものを作ろう
というのがありましたから、そのアイアンを作っている
ところにお願いするのは筋だとおもい
決断しました。
さて ここからが大変です。
一般的なパターは 300g強
500g近いものを作るには
単純な構造が故に倍の大きさになってしまう…。
オーソドックスな形状を維持しつつ
その重さを倍にしなければならない。。。
よくある タングステンなど異素材を重量増加の
ために使うとなると、面積、体積が取りやすい
ソールになってしまい、重心が低重心化・・・
パターにとっては芳しくない状況になってしまう。
かといって フランジのついているような形状にすると
当初の目的であった 初期の動きだしイメージのしやすい
形状にできない。。。
何度作り直したことでしょう。。。
クレイモデルから サンプル削り出しにすると
その削りの陰影によって、歪んで見えたり。。。
構えた時に見えるラインによって
フェース面が反って見えたり。。。
出来ればグースはつけたくないけれど
グースに見えるような形状。。。
パターヘッドとして出来るだけ高重心な形状。。。
そして 何より 動かす〜移動させるイメージの
浮かびやすい形状。。。
重心を高くするため 出来るだけネックを太くし、
グースに見せるため、削りの手法を変えてもらって
削り出しパターに投入できる技術はすべて
注ぎ込みました。
10数度のテスト&エラー
一年半の歳月によって 今の形状は出来ています。
自信作です。
コメント
コメント一覧 (3)
構えやすい 据わりが良い 格好良い 打ってみて心地良い 楽しいし面白い
すべて個人的な感想です
削り出しでありながら 火造り 手鑢で仕上げた 大当りの 一点物感満載
HBSのアイアンもそうですが ネックとヘッドの絶妙な繋がりが ブリストルシリーズの好きなところです
まぁ 重さと 柔らかさに病みつきなのは間違い無い
脱力オヤジ
が
しました
脱力オヤジ
が
しました
打てば必ず入る であります。
脱力オヤジ
が
しました