店長「少し古い考え方で
 今はだいぶ変わってきている とは思いますけど
 よくプロゴルファーが言う
 ボールをコントロールする、
 コントロールし易い
 まあ、例えばアイアン って
 アマチュアの考えている部分と 多分 90度違うんですよ。
 誤解している、間違えてる と思います。」
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質問「え⁈」

店長「アマチュアが考えている
 ボールをコントロールする、って
 概ね スライスとか、フックとか
 ボールの横の回転だと思うんですね。
 意図的にフックさせたり、スライスさせたり とか。」

質問「違うんですか❓」

店長「用具に絡んでいうなら 違います。

 プロがしたいコントロールは
 スライスとか、フックとかではなく
 縦の回転
(スピンコントロール)なんです。
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 スライスとか、フックとかは
 概ねセットアップで決まりますから
 その回転量、曲がり幅は クラブの性能もありますけど
 重心距離が長い、短い 小振りなヘッド、大ぶりなヘッド
 であっても大きな違いはありません。

 プロがしなくてはならないのは
 これから打つ球を
 スピンで上げるのか、打ち出しで上げるのか、
 状況によって 変えなくてはならない。



 ゴルフクラブ、アイアンですと
 ある程度 形に制約がありますよね。
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 ヒール側(手前)の方が低くなっているとか、
 トゥ側のソールが広がっているとか、
 『アイアン!』って形状には
 常識的な制約があります。
 それを無視すると 売れない、
 手に取って貰えないですからね。

 そう言ったコトから
 重心距離が長いモノは総じて低重心で深重心になります。
 それに比べると 重心距離の短いモノは
 重心も高めになりますし、浅い重心になります。

 ウッドでなら良いんですけど
 アイアンになると 低重心・深重心 のモノは
 スピンが少なくなります。
 ✋ボールは上がり易いですけど
 それは スピンが増えるから では無いんです。
 言うなれば アイアンのウッド化、
 性能として ウッド寄りのモノになります。

 スピンが少な目、スピンの入り難いアイアンは
 弾道のコントロール、操作性が低いんです。
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 アマチュアは 左右の横のスピンを掛ける為
 重心距離の短い 小振りなアイアンを選ぶ
 と考えている人が多いですけど、
 本来の意味は 横 では無く、縦の回転
 高重心、浅重心のモノを選んだ結果、
 それが形状として 小振りで 重心距離の短いモノ
 になっただけなんです。」

質問「うわー そうなんですね。」

店長「そもそも なんですけれど
 例え プロであったとしても
 低いスピンの入った球、
 高いスピンの少ない球、
 右回転の多い球、左回転の多い球、
 それらは 打つ前、
 セットアップでそうなるようにするだけで
 いつもと違うスイングをしよう とか、
 動作が始まってから どうこうしよう、
 などと考えている例は 多くありません。
 危険度が高過ぎます。

 ところがアマチュアの場合、
 右に曲げる、左に曲げる を
 動作が始まってから 何かする と
 思っているフシがある。
 アマチュアの方が 難しい選択をしている可能性があります。」