Q:「ヘッド/クラブをひきずる」の件

 自分の中では、かなり意識改革は進んでいると思うのですが、
 実際に動画で見てみると、驚くほど変わっていないのに愕然とします。

 

 自分的には、ダウンでヘッド/クラブは既に遅れているのだから、
 そのままグリップは動かさず向きを変更、
 インパクト位置はグリップがブレイクラインを越えた先、
 と考えながらやってます。

〇From USA?だっけ - frame at 0m30s
 しかし実際にはインパクト前にグリップはスローダウン(止まる寸前?)、
 インパクト前からヘッドはグリップを追い越しにかかっている、
 インパクト直後はヘッドが追い越して完全に振ってしまっている という状態。

 
 打ってるときには、意識は相当変えてるつもりですし、
 打ってる球もけっこう良い感じなのですが、
 意識と実際の動きのギャップが理解できないのです。

 
 とくに、グリップが止まってくる感じをどう変えていけばいいのか、
 アドバイスいただけると助かります。


店長:お元気にやっていらっしゃいますか❓

 結果も悪くない… 全体像としては決して悪くは無いと思います。
 仰る通り、ダウンスイングの始まり、
 切り返し後、からだの向き、回転に対し、
 特に、ですが、左肩〜左腕の付け根の『横移動』に対し
 本来、その対象 である筈の 左グリップがソコに残ってしまっている、
 留まってしまっているコトが
 結果として ヘッドを、シャフト・クラブを
 ボールの方に手で出す"形”を誘発していると思います。

 おそらく…ですが、それによって
 ヘッドの入射角度が緩めになってしまっていますので
 現在はややフック回転気味で ソコソコ飛距離も出ている…
 のですが、年齢が進むと それはボールの高さ不足、
 キャリー不足による飛距離低下を招きますし、
 飛ばす、ドローボールの延長線上で ドロップや縦チーピン
 などを生んでしまい易くなるので
 ゆっくりとで良いと思いますが、
 お望みの通り、そのクラブなり〜長さなりの『望ましい入射』
 もう少し 上から打てる と良いですね。
〇From USA?だっけ - frame at 0m39s〇From USA?だっけ - frame at 0m44s〇From USA?だっけ - frame at 0m44






 手で振りたい、ヘッドを返したい、
 フェースローテーションをしたい、 と微塵も考えていないのは
 とてもよく分かります。

 ですが、切り返しから どうしても
 変な『居残り』がある、ソコを治したい✊
 こういう場合、その部分、その箇所を治すのは得策ではありません。
 別な箇所、別な時期の別なコトを触った時、
 いつの間にか ソレが薄れている、無くなっている、
 というのが良いと思います。

 今回のテーマは
 インパクトを含め、インパクト以降に
 左腕、特に左上腕ですね、
 コレが『上げられるか』
 両腕じゃないですけど、万歳出来るか、どうか です。
やってみよう 両手離し(スプリットハンド)ドリル_Momentやってみよう 両手離し(スプリットハンド)ドリル_Moment(2)やってみよう 両手離し(スプリットハンド)ドリル_Moment(3)




 フルスケールのスイングの
 1/2スピード位の練習で良いと思います。
 ゆっくりしたフルスケールのスイングですね。
 そこから始めてみましょう。

 左脇を締める〜締めている と言う感覚が感じられたら
 前に進めます。

 からだの回転通り、回転に追随して 腕が動いていないと
 『居残り』があると 左腕は上げられません。
 あくまでも イメージですが、
 切り返したら 直ぐ 左腕を下げる ではなく 上げてみて下さい😵

 あきひこ先生の進める このドリルも
 とても有効だと思います。

 一般論とは違うかも…知れませんが、
 インパクト・インパクト以降 左脇を締めるのを『こすり』
 左脇(腋❓)を開けるのを『つかまえ』と呼んだりします。