Q:「グリップの握り方、にスイングが表れる というか、
 スイングを治し、出来るだけヘッドを振らない、
 手振りを治して行こうとすると グリップの改造 に
 辿り着くのですが、正解でしょうか❓」


店長「はい。大正解だと思います。

 一般的に グリップと言うと
 インターロッキング、オーバーラッピング、ベースボールなどの
 大まかな握り方 と
 フック、スクエア、ウィークなど の
 その握る角度というか、関係のコトを指す、 と思うのですが、
 おそらく…ですが、質問者様の仰る『グリップの改造』
 そのどれにも属さない、
 あえて言えば フックだったのが、結果、としてですが、
 スクエアに近づく、あくまでも結果として✋
 と言ったトコロだと思います。
Desktop 2023.02.07 - 10.40.44.01 - frame at 0m21s
 グリップから造る は正しい道なのですが、
 この場合は 初めてゴルフクラブを握る、
 ゴルフを始められたばかり では その通りです。
 が、いったん 普通にゴルフが出来るようになってしまうと
 インターロック、オーバーラップ、
 フックグリップ程度の意識で グリップ(握り方)は
 その振り方というか、クラブの扱い方で
 自然と形成されてしまいます。
  ほとんどの方が 意識してないですねー。

 悩み多きアマチュアの場合、
 だいたいが フックグリップになっていくのですが、
 それと同時に どんどん 左手と右手が離れていきます。
 フックグリップが重要なのではなく、
 『左右を離したい』からフックグリップになるのです。
会田20210701_Moment(2)

 アドレスをからだの正面から見た時、
 右打ちの場合ですが、左手の親指が
 まるごと見えてしまう方も少なくありません。

 インターロック、オーバーラップ…
 今回のテーマではお好きなモノで問題ないです。
 ベースボール、10フィンガーの場合、
 その握り方が問題なのではなく、
 左手と右手の密着度を無くす、
 左右のグリップを離したい が為に行き着くグリップ
 と考えて 大方、間違いありませんので✖です。
4-lg (グリップ●
 






ハンドリリース、フェースローテーションの強い方は
 やはりフックグリップが強く、
 左右がかなりはっきり離れています。
 その方が スクエア、左右を密着させようとトライすると
 当然、上手く行きません。
 フックグリップにする ポイントは
 左グリップ(右打ち)がガッチリ・深く握るコト で
 その理由は そこが支点になって、回転するクラブを
 支えられるコト です。
 ですので スクエア、左グリップを浅く握ると
 クラブを振れなくなるので 上手く行かない、
 当たらない、飛ばない ですので 数球で『辞めます。』

 グリップはクラブの扱い方ソノモノ と言ってもよく
 ダウンスイング後半〜インパクトで
 クラブ・ヘッドをボールの方に『手さばきで』出したい、
 ヘッドを下に『手さばきで』下げたい方は
 ソレがしやすいよう、左手(右打ち)に対し、
 右手はボールの方に出すコトになります。
ダウンスイング〜左上腕_Momentダウンスイング〜左上腕_Moment(2)ダウンスイング〜左上腕_Moment(3)






 一方、からだの回転でクラブを動かしたい方は
 利き手でもあり、チカラの強い右手を使って、
 左グリップが体の向きの進み、に遅れないよう
 親指側の掌底で左手の掌底を押して 助けよう としますので
 左右の密着度が必要です。

 また クラブを振るタイプの方は
 腕も含め、クラブに遠心力を掛けてしまうので
 クラブがすっ飛ばないように その遠心力に対し、
 強く握る必要が生まれますが、
 からだの回転でクラブを動かすタイプでは
 ボールを打つまでは 腕に遠心力はかけますが、
 クラブに遠心力が掛かる量が多くない為、
 クラブがすっぽ抜けにくいので
 それほどガッチリ握る必要性がありません。