質問「バンカーショットの極意ってあるんですか❓」
店長「ふふふ、
そんなモノがあったら 一週間で億万長者ですよ。
私も欲しいです。
つまり ダメな方ですね。
コレはあります。
とっても簡単です。
そして かなり多くの人がやってる。
バンカーが苦手、得意じゃない人は
だいたいの場合、それに該当します。」
質問「!!!!!!!!
逆極意! って ダメ極意ですよね。
それって極意では無いですけど
最低、それを避けて置けば 危険は回避し易い
と言う意味ですよね❓」
店長「まあ そうですね。
専門分野ですので ゴルフクラブでお話しします。」
質問「ソールの形状ですか❓
似てますけれど バンスの角度❓」
店長「う〜ん いずれも補助的には重要じゃあない、
とは言えませんけど、バンカーを苦手としている人って
バンカーに良さそうなウエッジ使ってるじゃないですか…。」
質問「そう言われれば そうですね。」
店長「重いヘッドの方が断然簡単、
軽いヘッドのウエッジも難儀する ってのは
お約束なのはお約束なんですが
決定的なモノが あるんです。
多分、世界中 どこへ行っても
長いシャフトのサンドウエッジってないじゃないですか⁈
色々変わったゴルフクラブって あるのに
長い私の記憶にも思い当たるモノがない。」
質問「無いでしょうねぇ。」
店長「ドライバーの長さ はやり過ぎですけれど
6番アイアンとかの長さなら 物的には非現実的ではないです、が
バンカーはかなり、ものすごく難しくなります。
〇質問なんですが、
10ヤードの距離を転がすの と
10ヤードの距離をキャリーさせる のって
どちらが力が要ると思います❓」
質問「10ヤード キャリーさせる方です。」
店長「そうですよねぇ。
同じ距離を打つのに 高さ を加えると
倍々に チカラが必要になって来ます。
ショットで言うと ヘッドスピードってコトになりますよね。
加減が必要なアプローチの中でも
ある程度の距離を打つのには
スイングって大きくなって行くじゃないですか⁈
同じくらい、例えばサンドウエッジを使うにしても
10ヤードを殆ど上げないで転がす のと
10ヤードの距離をキャリーさせるのでは
後者の キャリーさせる方がスピードが必要になるので
スイングにスピードが必要で
スイング自体を大きくなって行きます。
足場の緩い 砂場 では 危険度が増しますよね。」
質問「そうですねー。」
店長「長さなりにヘッド重量を整えた サンドウエッジ二つ
普通のウエッジの長さ と
6番アイアンの長さ を考えてみると分かるんですけど
二つは 短い方が35in 長い方が37in だとします。
2インチですから 5センチの長さの差 です。
ウエッジでは無い、ドライバーとかでは
多くの人は この長さの差が
ヘッドスピードの差を造り 『飛ぶ』
と思っているトコロから 壮絶な苦労、
スイングの迷路が始まるんです。」
質問「!!!!!!!」
店長「35inのヘッド重量は 300g
37インチのヘッド重量は 270g
ですので ヘッドスピードが3㎳ 変わらないと
37インチの方が破壊力が上にならない、
実際、2インチの長さの差では
ヘッドスピードは 1㎳程度しか変わりません。
ですので 二つのウエッジの破壊力はほぼ同じ、
もしくは 短い方が本当は破壊力はある、と考えて下さい。
バンカーショットは ボールだけでなく
砂、湿った砂なんかも どかさなければいけないですから
破壊力、ヘッド重量がある方が有利です。
しかし、この場合 2インチ長くて ヘッドスピードが高くなるので
破壊力は同じ、似ていると仮定して下さい。
この二つのウエッジを打ってみると分かるんですが、
二つの比較論ですけれど
〇短い方が 出球が低く ボールも速く スピンも多い
〇長い方が 出球が高く ボールは遅く スピンがとても少ない
もっとロフトの立ったクラブ、ロフト角度40度以下位なら
双方のスピン量の差は もっと近いんですけれど、
サンドウエッジほどのロフトになると
すり抜けたような球になって ボールスピードも、スピンも
それを産みだすエネルギーが ボールに伝わりません。
短いクラブの方がボールに対し、キツイ角度で入って来て
当然ですが、長い方のクラブの方が緩い角度、
傾斜や足場なんかにもよりますけれど
場合によっては レベルとか、アッパー(しゃくり・あおり)
の入射角度になってしまうコトも少なくありません。
短い方のクラブの方が 高さを確保するのに工夫が必要 で
長い方のクラブには 前に行かせるのに工夫が必要 になります。」
質問「なるほど 分かってきた気がします。」
店長「構え方やボールの位置の問題もあるとは思いますが、
多くの方は サンドウエッジのそのクラブの長さ よりも
大きな弧、適切なウエッジの大きな弧にして
入れて来ることが出来ない、ので ボールが前に進まない…
上から入れろ、…なんて無理にする必要は無くて
ウエッジは長くない筈 ですので、その弧の大きさで
ボールにコンタクトしてくる程度に考えれば良いです。
しゃくるような角度でヘッドを入れてきてしまう、
まるで 長いサンドウエッジを使っている、ような
使い方をしている、というコトです。」
質問「ソレって バンカーだけでなく
アプローチなんかでも
『上げるのはロフトに任せろ、自分で上げるな✋』
と同じってコトですよね❓」
店長「そうです。
入れて来る入射角度 って言うと
なんだか難しくなりますけれど
ウエッジならウエッジの長さなりの弧の大きさ、
ソレでボールとコンタクトさせろ
ウエッジよりも長いクラブの弧で入れて来るな
ッテコトです。
要するに クラブの長さ、
それによって作られる スイングの弧の大きさ
も 『ロフトの一部』です というコトなのです。」
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