使っている、そして使ってきたゴルフクラブは
ご本人、ご自身が考えている以上に
自分のゴルフスイングに影響…
影響と軽く言えないでしょう…。
ショットとは、スイングとは、
そのクラブを打つ、そして自分が打つ、という
大きな二つの要素の内の一つだ というコトです。
何度も書いていますから、少々食傷気味かも知れませんが、
軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブを使えば
シャフトを振らなくては飛びません。
ご自身の クラブを振れるスピード次第です。
本来、ゴルフクラブは 角度が思っている以上に
厳密で、繊細なモノなので、
クラブ単体を動かすのではなく、
クラブ単体は動かさず、自分が動いてボールを打つモノです。
そう作られています。
シャフトを振ってしまうスイングでは
飛ばすため、クラブを振らなければイケマセンから
ボールの当たる角度は 左右上下ともに
自分で練習によって 作り出さねばなりません。
よって 部活のように練習して体得するか、
飛ばすのをあきらめ、方向を重視するか、
方向をややあきらめ、飛ばしを重視するか、
と言う自分のゴルフ観まで決定しかねません。
練習である程度体得しても
メインテナンス、練習量、練習頻度を怠ると
距離も方向も、そしてスコアも如実に表れますし、
活動的な他のスポーツと異なり
30年、40年、50年と楽しめる筈のゴルフが
加齢とともに スイング中のその上下左右角度の調整や
振る能力そのものも落ちてきますから
ドンドン難しいモノになって行きます。
ゴルフは 頭、思考の遊び です。
どう考えるか と言う遊びです。
ダフリ トップのお話しでも書きましたが、
例えば ダフリが届きすぎ、トップが届かな過ぎ
で発生するとしても、
それを 届くよう、届きすぎないよう 調整するより
届きすぎても、届かな過ぎても
大きなミスにならないような思考の方が簡単ですし、
自分にも重圧を掛け難くします。
スイングは体の向き、
胴体の向きを常時変えている動きが主になりますから、
一度 スタンスを決めたら、
ミスは除き、概ねその方向に飛ぶもの である筈が、
コトもあろうに 動作中に飛ばす方向を造る なんて
元々 奇蹟に近いことをトライする考えになってしまいます。
それでは 動作の縛りが大きすぎて
現場での高揚感、緊張感の中では上手く行かないでしょう。
同じ距離を打つのも
出来るだけ遅く動く
出来るだけ小さく動く
出来るだけ少なく動く
の方が当然ミスの可能性は少ないですし、繰り返し易く
加齢による変化も少なくなります。
それを 位置でも全力フルショット
その上でアタリや方向まで動作中に調整 なんて
端から不可能に挑戦しているとも言えます。
ゴルフの基本は 自分に出来ることをする です。
平均的な市販のクラブは
出来るだけ速く動き
その速い動作中で 上下左右の角度調整をします
速い動作ですから、必然的に大きな動作になります…
自分に出来ないことに挑戦させるクラブ
になってしまいますから、上手く行かなくて当然でしょう…。
クラブの宣伝になってしまいますが、
それを可能にするのが 悶絶クラブ^^ です。
悶絶クラブは
異様に重たいヘッド、異様に柔らかいシャフトが装着され
どちらかというと 短尺の、大きなロフトのセット です。
市販のクラブでバンカーショットしなければならない とか
市販のパターでパッティング。。。 同情します…。
やればやるほどドツボにはまりそうですね…。
体も痛めやすいですし…私は遠慮します。
ヘッドの軽い、シャフトの硬いクラブは
新しく クラブを買い替えても、行き着くところ
自分の運動性能と練習頻度次第です。
買い替える意味もイマイチ見えません…。
悶絶クラブは慣れるのに練習は必要ですが、
出来るだけ速く動かず、出来るだけ小さく少なく動き
望みの距離を打つことを叶える唯一の方法です。
そして、それはスイングだけでなく
ゴルフをする考え方を
大きく変えていきます。