◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

重いヘッド&柔らかなシャフトに特化した〜オーダーメイドゴルフショップ 簡単に、軽く振って、傷めず、飛ばす 【スイング再生工場】【クラブから学ぶゴルフスイング】 営業時間 12:00~19:00 (水曜定休) 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10 電話:046-804-1480 メール:hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp. ホームページはコチラ👉https://www.hummingbirdsporte.com/

2016年01月


今回のこのお話は
ショット全般にかかわることなのですが
グリーン周りのアプローチやパッティングなどに
多く応用されると思います。

ショットの方向性は
 アドレスの向き/構えの向き
です。

人間は機械ではありませんから
ミスもあり、誤差もありますが
基本としては アドレスの向きが
ショットの方向そのものです。

あまりに当たり前の話なのですが、
では 動作を始めて、クラブを動かしている最中
特に動作の中で 一番の速度の高く(速く)なる箇所で
ショットの方向性を考えるべきでしょうか。

スイングによって 方向は作り出すべきものではありません。
それこそ それであればどの方向にも飛ぶ危険性は
増えてしまいますし、そうであるのならば
アドレスの立ち向きの意味は薄れてしまい
アドレスの立ちの向きの重要性は失われてしまいます。

似ていて非なるものなのですが、
アドレスの向きが ショットの方向そのものであり
アドレス通りに飛び「やすい」クラブ扱いを作り上げるべきで
動作中の方向を修正するような動きとは違います。



パターなどで真っ直ぐ転がすことを意識するあまり
ヘッドをアドレス時の自分視線から
真っ直ぐまっすぐ動かすことが多く見られますが、
方向はすでに構えが決まった時点で決定しており
動作が始まったら
ショットの注意点は「その距離」を打つことです。
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ストロークやショットを改良していく ということは
物事の簡略化(シンプル化) し
何度も繰り返しやすくすることです。

ショットも同じですが
パターなどで まっすぐ転がす意識が強いため
ヘッドを「自分視線」でまっすぐ動かす方法は
インパクト時のロフトを最も固定しにくい方法です。
フェースの「面」 ←線ではなく面です
は ロフト角度とライ角度で形成されたものですから
ロフト角度が狂えば 同時にライ角度の作用から
フェース面の向きは狂います。

アドレスが方向の主 ということを忘れ
打つ自分の視覚を満たすために
ただ その方向にまっすぐパターを動かしている
ということが 結局距離をばらつかせ
結果 それによってストロークの安定度を欠き
そして 方向性を狂わせるのだ ということに
気づくべきだと思います。

ショットに当てはまると
例えば ドライバーであれば
一般アマチュアであっても
インパクト前後のヘッドスピードは
時速にすると 120〜140キロにもなります。
当たる場所やロフトだけでなく
方向を司ると「信じている」ヘッドの向きまで
修正・調整するようなスイングを作ることが
毎度同じようなショットを生み出すでしょうか?
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うまく行っていない状態で
毎秒30mを超えるような量動くヘッドの姿勢を
インパクトの接触時間 1/2500〜1/3000秒しかない
この刹那の時間に調整するような
そんなスイングを目指して完成が望まれるのでしょうか

まあ どのクラブで どのスイングで
ゴルフを楽しまれるかは 各人の自由
というのがゴルフの良いところではありますが
そこはよく考えてみるべきだと思います。
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テークアウェイの初期段階の動きが
スイング全体の動きを決めてしまう
というのは 決して大袈裟なことでない。
スナップショット 2 (2015-09-24 17-52)

逆にコースに出たら
ダウンスイングやトップの位置などを気にせず
アドレスの静の状態からの 
50センチのクラブの移動だけ
気にする方がよほど効果的だと思う。

何度も何度も書くけれど
ゴルフクラブは機械仕掛けではないので
決して自分から動くことはしない。
移動する方向などのガイドはするが
基本、打ち手の向きの変更がクラブを移動させる。
そして 打ち手はグリップを握っているので
スナップショット 4 (2015-04-18 18-59)

クラブヘッドはグリップ
 ➡移動の量分
 ➡移動の速度分
 ➡移動の方向
と同等にしか動かない。
特に グリップの移動の方向と同じく
ヘッドが動くということは
ほとんど意識されることがない。

ヘッドがグリップとは違う方向に動いている
というのは グリップが止まっていることを示唆しており
その瞬間(というほど短くはないのだろうけれど)を
作ってしまうということは
立体的に ヘッドがどう動くか管理できない時間を
作ってしまうことになるので
球の行く先は打ってみないとわかりません という
無責任な打撃方法になってしまう。


体の向きが変わるということは
自分とボールに対しての遠近という意味で
グリップはすぐに イン に移動する訳で
飛球線に対し グリップやヘッドが真っ直ぐ
移動するというのは理屈としておかしい。

スイングで言う まっすぐ とは
自分の胴体〜体に対しての意味で
体の向きは随時随時変わっていく…。

ここらへんも不思議に思うのだが
体の向きでなく、手さばきによってクラブヘッドに
円を描かせる〜丸く振る 意識はあるのに
テークバックの初期段階では飛球線に対し
まっすぐ引こうとするゴルファーが多いのには驚く。
いったい どっちがしたいのかよくわからない…。


グリップは体の向きによって
ボールから離れる方向という意味での
インに移動するので それに応じてヘッドもインに
移動していくのだが ここの段階で注意して貰いたいのは
練習場で言うところの
まだヘッドがマットの中(幅)にあるような
テークアウェイの初期段階では
立体的に 
ちゃんとフェースが
 ボールを見続けている
ということだと思う。
 ➡シャットな状態が維持される
スナップショット 1 (2015-06-08 16-14)

コースへ出たときに
ここのポイントを意識するだけでも
かなり結果が出てくると思う。
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ヘッドが動く原動力は体の向きの変更です。
フットワークがその源と言えるでしょう。

プロのスイングも含め
多くのゴルファーのテークアウェイの動画を
見てみてください。
スナップショット 5 (2013-07-05 23-44)

体の回転が止まってから
クラブに慣性も付いているでしょうから
「多少」はあるとは思います。
思いますが、9割9分のゴルファーは
体が止まってから テークアウェイでの
クラブヘッドの移動量の大半が行われています。

手打ち という言葉はゴルフでは忌み嫌われているのに
打つ為の準備である テークアウェイで
体の動きと直接関係のない 手さばきでの
クラブの移動、ヘッドの移動があって
どうやって 手打ちを改善できるのでしょうか。。。

ここの部分を解説させて貰うと
まず 体の向きを単なる「きっかけ」として
少し回し始めます。
とは言っても 多くのゴルファーは
左腕、左肩、左肩甲骨を動かすことが体を回すこと
「肩を入れる」という言葉が該当します
を思っているので この時点でデスムーブです。
この動作は単に胸をつぶしているだけ とか
かがんでいるだけで
動画等をよく見ると 体の芯 胸やへその部分は
依然としてアドレス方向を向いたままです。

体をまわす ということ
そして その体はどの部分が該当するのか
ここでよく考えてみるべきです。
肩甲骨だけを動かすのが体なのか
それとも骨盤も含めた胴体を動かすことが
体を回す〜向きを変えることなのか…。
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そして 体をまわす という体は
人間にとって 決して軽くない、重さのある部分の
向きを変えるのに、一体全体
どこら辺の筋肉を中心に使えばいいのか…。
背中の筋肉をメインに使うことが
「からだ」を回すことに該当するのか、どうか…。

左肩甲骨〜左腕を使って
疑似的な体を回す行為は
実は 体をまわすこと そのものが目的でなく
その動きを止めたとき、
クラブヘッドという重量物に運動慣性を付けて
止めた反動でテークバックを取る という行為のためです。
が故に体が止まってからの方が
クラブの移動量が多いのです。

もうこの時点で 手打ちは嫌だ とか
インパクトで体を開きたくない とか
突っ込んで打ちたくない とか
煽り打ちはしたくない とか
単なる戯言に過ぎません
➡そうなって然るべしで
 逆にそれを修正する方がよほど大変です。
 間違いを間違いで、嘘を嘘で塗り固めるようなもので
 この修正のために練習を繰り返すのを
 下手を固める ともいう訳です。

本番では緊張もあり、
自分の順番を早く終わらせたい という気持ちも働くので
なかなかそこまで至らないかもしれませんが
少なくとも素振りや練習では
体の向きが終わった時、同時に
クラブヘッドの移動も止まっている訓練を
しておかねばなりません。
少なくとも 手打ちでなく、体を使って打ちたいと
思っている限り…。

これはスイング最大の悪癖とも言え
どんな理論を持っていたとしても
たった0.1秒の始動ですべてが決まってしまう ほど
大切で、大事にしなければならないポイントなのです。

この悪癖を持っている場合、
疑似的な体の回しを先に行い
その反動でヘッドを振る(上げる)の行っている場合、
それを抹消し、改善しない限り
やれ トップの位置だとか、ダウンスイングだとかを
論じても、結局実際にスイングを始めた時点で
すべてが台無しになります。
スナップショット 1 (2013-12-05 18-39)

それを修正する のには
理論的に
 
重量はそこに留まろうとするエネルギー
であるということ。
そして、最終的には
テークアウェイでの上げる行為自体も抹消するのですが、
始めの段階では
体を回さず
先にクラブを起こしてから
クラブが完全に上げ止まってから
初めて 体の向きを変える
という 全く逆の順序を覚え
体から 上げると回るを左腕一本で
クラブヘッドの勢いで動かす という感覚を
消し去らねばならないのです。
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理屈っぽく書いてしまうと
テークアウェイ(バック)はダウンスイングの、
そしてインパクトするための準備であり、
そのために 逆方向に動いている。

切り返しの位置、トップオブザスイングの箇所が
打つ為の準備だとするのならば
打つ為の準備の準備…とも言えるのかしら。

正しくゴルフクラブを使う為
クラブの先端についている重さ(ヘッド)を
ボールを打撃するためのエネルギーをするために

 ➡まず左腕/左肩でクラブを動かしてはいけない

左腕と体の関係
「前習え」をしているような アドレス時の左腕と体の関係を
出来るだけその関係のまま、フットワークで
胴体を右に向けたい。


 ➡初動で左腕でクラブを動かす
というのは
まず ヘッドをたくさん、そして速く動かしたい意識が強い
とともに
ヘッドの重さで「手抜き」でテークバックを取りたい
無意識な意識がある。
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 イメージではあるけれど
自分の姿を俯瞰して 上から見たときに
グリップの移動量とヘッドの移動量を出来るだけ同じ
もしくは ヘッドの移動量の方が少ない
というのは どうしたらいいのか 考えてみた方がいい。
スナップショット 1 (2014-04-20 10-03)

何度も書いているけれど
ヘッドというのは特出した「重さ」である。
自分が向きを変える という行為によって
グリップを移動させるから、結果としてヘッドが動く
という 物理的約束事を守る には
重さ である部分は もちろん! 自分からは動かないし
その重さの分 動きたがらない! ということを
念頭に置いて テークアウェイに入りたい。

左腕/左肩でテークバックに入る
この動きはほぼ例外なく
ヘッドの重さで クラブヘッドで円弧を描こうと
する動きになるので、最終的にはクラブ〜腕が
自分の体に巻き付くような形になる。

この動作では、腕やクラブの重さによって
左腕が引っ張られ、背中や肩の張りが
かなり早い段階にやってくるので
もともと体を回していないのに
さらに浅いトップの位置になる。

そして 同時に
胸が閉じるような そんなトップの位置になるので
ダウンスイングでは 胸が開く ➡開放の姿勢
になってしまう。
胸が開く姿勢は ➡脱力の姿勢 になるから
当然 腹筋には力が入らず
姿勢維持が出来ないばかりか
打撃の重さにも耐え辛い姿勢になってしまう。

その練習〜ドリルという意味では
アドレスの正面を向いたまま
まず 先にクラブを起こし ➡左右に動かさず
クラブを起こし終わってから
体の向きを変える という今まではとはまったく
逆に手順 でやってみるといいかもしれない。


スナップショット 1 (2015-04-02 2-01)スナップショット 2 (2015-04-02 2-01)スナップショット 3 (2015-04-02 2-01)











話は別口になるけど、ここにも 自分のスイングがダメ
なのが出て来たりする訳で
回る〜上げる という 2手順でテークアウェイ
していれば、帰りのダウンスイングも当然
回る〜降ろす という2手順になってしまう
ということに気付くのも大きな発見になる筈。

出来れば…ボールの飛ぶサマは管理したい
ボールの飛ぶサマを管理するのには
それを打つ クラブの動きも出来るだけ管理したい
となると
クラブ、クラブヘッドが 惰性や慣性で
動いている瞬間
➡ 自分の動作の「速度」や「方向」とも関係なく
クラブが動いている瞬間
を作ってしまっては
打つボールは管理できない。

多くのゴルファーのスイングを見ていると
手を離してはいないが
ボールに向けて 無造作に投げつけたクラブやヘッドで
打撃しているようで
これで ボールを管理したい と言っているのに
ちょっと呆れてしまう位だ。
多くのゴルファーはクラブそのものを
      遠くに投げようとしている
その素振りの中で打撃している訳で
スイングする主旨が異なっていると思う。
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 お手紙ありがとうございます。

 


重たいヘッドと柔らかいシャフトを
専門としているゴルフショップでございます。

この手のお店は多くありませんので

遠方のお客様も多く、
ご来店されずにご依頼いただくケースは多々ございます。

002


一般的に流通しているゴルフクラブは

軽いヘッド・硬いシャフト 打つ人の技量ではなく

打つ人の体力・運動神経や運動性能ばかりを
問うクラブばかりです。

売る側の人間がこう言ってしまっては身も蓋もありませんが、

ゴルフクラブを探したり、選んだり、迷ったり、
購入されたりするのも

ゴルフの楽しみの一つと思います。

ところが 軽いヘッドのクラブ・硬いシャフトのクラブは

打つ人の運動性能頼みですから それぞれのメーカーや機種に

ほぼ違いがなく、買い替えても変化が起こりません。


まあ 故に最近は色柄で勝負 なのかな とも思っておりますが

 


また 軽いヘッド・硬いシャフトのクラブは

クラブの個性というか、機能が大変希薄ですので、

加齢に伴い運動性能が落ちてきた時

その機能に助けて貰える方法を覚えていない
自分の運動性能勝負でボールを打ってきたが故に

ゴルフクラブの使い方 を覚えられないので

長い目で見るとメリットはほとんどないように思えます。

スイングは知識で充当する部分はあっても


結局は ボールを打ちながら進化・変化していくものと思います。

そうなると 言葉はなくとも クラブから教わることは

実は大変多く、

そういう意味では 重いヘッド・柔らかいシャフトのクラブは

有言で忠実(手厳しい鬼教官ですが…)です。

それを使い続けることによって

体力が落ちてきたとしても、

 ヘッドの重さやシャフトの柔らかさをどう使うか

覚えられるので クラブに頼りそれを補っていくことが出来るようになります。

 あと あまり話題にならないのですが

重いヘッドのクラブ、柔らかいシャフトのクラブは

体の故障と無縁のクラブです。

これは ほぼ例外がないと言ってもいいかもしれません。

体の痛み、故障により ゴルフを断念しようかと思っていらっしゃるお客様が

駆け込み寺、一か八か、最後の砦的なお気持ちでお店に来られるケースは

とても多いです。 そして その全員が今も楽しくゴルフを弊社のクラブで続けておられます。

 どうお選びになられるか というのは

ほぼすべてのセット・部材はここのお客様のワンオフのような形になりますので

重たいヘッド 柔らかいシャフトもかなりバリエーションがございます

ヘッド重さ(5番アイアン)
   市販品:240g     弊社スペック:300g

シャフト硬さ(5番アイアン)
   市販品:300cpm   弊社スペック:150cpm

 


と 数字で記載させて頂きましたが、この間であれば

どのような数値の組み合わせも可能です。

 

漠然としておりますが、もう少し簡単に説明させて頂きますと

重いヘッドと柔らかいシャフトの利点を

すぐに利用し、結果を優先させたい場合と

重いヘッド・柔らかいシャフトによって その使い方を覚えていく

スイングを変えていくのに重きを置く場合とに 分かれる

といった感じです。

正直なところ、出来るだけ重くて柔らかいものの方が

色々と効果は大きく、いろいろなことを学べますので

そちらの方がお勧めではありますが

始めのうちはかなり悶絶されることになると思います。

悶絶の度合いも激しく 長めになるかもしれませんが

その過程を経て 得られるものは大変大きいと思います。


興味を持っていただきましたら

メールなり、お電話にてご相談ください。

お気軽にヾ()


 🏣238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10

   046-804-1480  ハミングバード 野澤まで

 営業時間10時〜20時  水曜定休

 hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp

 YOUTUBE➡ 
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既に体験されているかもしれませんが、

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いや〜〜〜
 びっくり( ゚Д゚)

 笑っちゃいました(*^-^*)
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クラブを動かす大前提は
お尻なども含めた足回りの大きな筋肉で
骨盤より上の胴体の向きを変えること…
フットワークとも言える。

とても重要なポイント・・・ とは言え
そこを オジサンゴルファーは
腕使い・・・正しくは肘使いで覚えてしまいたい。

結構 肘の使い方を間違っている人が多いが
肘を使うとは
肘を曲げたり 伸ばしたりすることではない。
それに該当する言葉は
前腕を上げたり 下げたりしているだけで
肘自体は移動していない。
肘を使う ということは
肘を横移動させることを指すのです。

スナップショット 1 (2013-06-13 15-44)

肘が横(胸に対し水平方向)移動することによって
後追い のような形で体が回っていく感じ です。

自分の上半身に対し肘がグリップを左右に移動させる
その量そのものは大した量ではありません。
グリップは両手つながっていますから。。。

グリップで言えば
右の胸の前から左の胸の前 この幅程度でしょう。
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多くのゴルファーは
右向きの間中、右ひじの移動が止まっています。
そして 左回転が始まると左ひじの横移動が止まります。
ここを解決のポイントとして挙げるべきです。

体をきれいに回すためにも
積極的に 胸に対する肘の横移動をするべきだと思います。


テークアウェイで積極的に右ひじを移動させる。
その「移動する方向には」しっかりと
 ➡前傾姿勢を考慮し
後方やや斜め上方ということ。

この右ひじの移動が体の回転を助け
前傾姿勢の維持を生みます。

後方に肘鉄!!とまでは行かないまでも
そういう感じはありますね。

左手でクラブを動かし 背中に筋肉を早い段階で
張らしてしまうよりも
格段に体は回しやすいと思います。

普段から 肘の横移動を体の回転と連動させるよう
肘の横移動が体の回転のスタートになるよう
心がけておくと
回転もしやすいうえに
中途なスピードのスイングをするのが
出来るようになります。


ちなみに 大事なことなので
そして 多くの人が勘違いしているので
書いておきますが
履け塗・・・もしくは肘使い
まあ 腕でもいいですけど
これは 右サイドが高いとき/左サイドが低いとき
要は右を向いているときだけ
 しか使ってはいけないんです。
右を向いているとき
 初っ端に行う動作なんです。
インパクト以降の左ひじの抜けは
右を向いているときの右ひじのクランチ
そして 右を向いている間の左ひじの始動が
出来れば 惰性で完結します。

ともかく 体を回してから とか

正面を向いてからするのでは遅「すぎる」んです。
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ゴルフクラブのヘッドは金属質 である
チタンからステン、炭素鋼
パターなんかも含めると 色々な素材がある。
アーメット鋼とかマレージング鋼なんて言うのは
ステンレス素材の亜種
昔は プラスチックのヘッドや圧縮した紙なんかも
あったんです。

そして ボールはゴム質

この二つの素材差を発揮させることは
実はシンプルだけれど 重要なことだと思う

素材差という意味では
双方の 歪み率(ヤング率)の差は
金属の種類やゴムのつくりによっても
多少前後するが 200倍
ゴムのボールが1mm歪むのと
金属質のヘッドが その1/200mm歪む
と考えていい。

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それともう一つ
ボールの当たる フェース面は
バルジ とか ロール とか 有っても
基本的には 平面・・・平らな面で
ボールは 球体



双方の素材差と形状差 を考えていくと
平面で金属質のヘッド、フェースを
極端な円運動や支点運動させてしまうと
素材差も 形状差 も出てこないような気がする

丸いボールを丸く打ってしまえば
打つ部分が平らである意味合いはあまり感じられない

左右にも 上下にも 円に打ってしまえば
ボールには回転の運動が多く加えられてしまうので
ゴムと金属のゆがみ性能の特性はあまり発揮されない

打つ人が どう考えていようとも
ボールとヘッドの 素材 形状 は
それ以前の 大前提になる。
科学や演算技術が進んだ21世紀になっても
やっぱり それには大きな変化がない訳で
それを無視して 俺はこう打ちたいから!
って言われても まずは 現状把握が重要で
コンビニの前で タバコ吸っている中学生が
「お前には関係ないだろ!」レベルに等しいと思う。

ゴルフなんて遊びで そんなのどうでも良い!
とも思うけれど  少なくとも それを販売するメーカーや
ゴルフを教えて飯を食っている人は
そこら辺を踏まえたうえで ゴルフを語って貰いたい と思う。

上手くなりたい
出来る限り ゴルフを突き詰めてみたい
という オタクなゴルファーであれば
ウワベの カッコいい カタカナ言葉を気取るんじゃなくて
底辺にある 本当に単純な基本を見つめて欲しい と思う。

そんな宿題の解決の糸口は
必ず 逆の視点で考えてみること。

ゴルフクラブを使って ボールを打つ プレイヤー
と言う視線ではなく
ゴルフクラブを開発し これから ゴルフを普及させよう!
という 1800年代位の イギリス人にでも
なった気持ちで ゴルフクラブをどうすれば
より多くの方に 色々な種類の人たちに楽しんで貰えるか
そうするには どうしたらいいのか
そういう視点もたまには必要だと思う

スイングに関していうのならば
「ゴルフクラブ」を使ってボールを打つロボット
を作るとしたら どういうプログラムがいいのだろう。
ただ 単に打つのではなく
出来るだけシンプルに 出来るだけ部品点数を減らし
そして メンテナンスを少なく済むように
そんなプログラミングを考える と
思ってみるといいと思う。
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スライスに悩んでいる方がいらっしゃいました。

ご本人曰く スライスになるのは
「フェースが開いている」からだと仰います。

スナップショット 1 (2013-10-12 12-11)


では 考えてみましょう。
ゴルフの弾道には
 ボールの高さ(上下角度)
 ボールの方向(左右角度)
 ボールの回転(上下左右の回転)

これが入り混じります。

高さはともかく、 ボールの飛び出る方向は右左
そして ボールの回転の右左
これは 2×2 の関係になり
右に飛び出て右回転(右に曲がる)球もあれば
右に飛び出て左回転(左に曲がる)球もあります。
その逆で
左に飛び出て右回転(右に曲がる)球もありますし、
左に飛びてて左回転(左に飛び出る)球もあります。

つまり フェースの向きは
(とはいうものの フェースの向きはロフトとライ角度の複合体です)
ボールの飛び出る方向と決めるだけであって
回転とは直接関係にはありません。

フェースが右を向いていることが スライスであるのならば
その逆は ひっかけフックですから
右に出て右に曲がる弾道 か
左に出て左に曲がる弾道 の
2種類しか存在しないことになってしまいますよね。
そうであったとしても 双方
目標である まっすぐ を避けて 逃げていくことになりますから
両方とも「ダメ」ということになります。

まあ ご本人が自覚されているかどうかは別として
「フェースが開いている」には多分に
ロフトが寝ている というのがあるかと思いますが
スライスは ロフトが立っていても発生しますし
ロフトが寝ていても抑制することも出来ます。

メカニズムは至極簡単なのですが、説明は難しいです。

一般アマチュアは悩む スライスの原因は
実は 遠心力と関係があります。

ゴルフクラブは 1メートルくらいの棒の先に
鉄の塊という重さが付いています。
この形状のものを使ってボールを打つにあたって
必然的発生する 遠心力などの不可抗力を
グリップからヘッドの方向
 外に外に作り出してしまっている限り
ロフトを立てようが、フェースを閉じようが
スライス…コスリ球かた逃げることは出来ません。
フェースを閉じて、左へ 左に曲がる球を打てたとしても
それは スライスの亜種 というだけで
根本的な解決にはまるで至っていません。
たまたま そういうタイミングであった に過ぎません。

ゴルフスイングは 遠心力を利用しますが
それは ショットそのものにとって
あまり重要なポイントではなく
それを利用して
 最後まで回転するための促進剤程度に過ぎません。

遠心力を使って 外へ外へと重さをかけると
一見すると 回転が促進されるような気がしますが、
グリップからヘッド方向へと重さを増やす
ということは 水平方向の回転に対しては
単なる阻害要素でしかありません。
ブレーキとも言えます。

また それはブレーキだけでなく
決まったところにあるボールをヘッドを衝突させる邪魔を
する要素になりますので、
打ち手は 外に膨らもうとする分を内に引いて
その力を相殺し、定点のボールを打とうとします。
遠心力で外にはらもうとする力を
人間のテクによって 内にひこうする、
 その動きが スライスというか コスリ球の主原因です。
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一般的にはそれを アウトサイドイン と呼びますが…。
ウソではありませんが・・・
そう呼ぶのにも値しないほど のものです。

そして その外へ外へと働かせる遠心力は
必ず 軸を右に傾かせ、右体重を残し
上を向いて打撃させることになるので
飛距離不足の原因でもあり、
ダフリやトップ
奥行きのあるフェアウェイウッドの苦手など
ゴルフの悩みの大方を占めた 原因になっているのです。

レッスンプロなどの セオリーを色々研究しても
この部分に触れているケースは非常に少ないです。
その 基礎になっている原因を取り除かず
対処療法ばかりしても
練習量も乏しく、運動性能も低下気味の
我々オジサンゴルファーには問題の解決に至れないと思います。

色々なゴルファー、お店に相談に来られるお客様を見ても
やはり 最後の最後の部分で
ヘッドをたくさん 速く動かさないと
ボールは打てない、ボールは飛ばない
というセオリーから抜け出せず
スイングを変えられずにいます。
それは 確かに 
ヘッドをたくさん(?)☚これは疑問
ヘッドを速く動かした方が 飛ぶ可能性は増えますが
ヘッドが動く源は自分の動作そのものです。
自分が回転をして移動して、グリップを移動させるから
結果としてヘッドが動くのです。

自分が色々乱さない範囲の中で
素早く回転するし グリップを動かすほか
ヘッドの移動速度を上げる方法は一切存在しないのです。

ヘッドだけが動くことは物理的にはあり得ないのです。
ヘッドだけが動くということは
グリップが止まっている ➡ 体の回転が止まっている
ということになりますし、
ヘッドだけが動く そこをインパクトに持って来たら
ロフトを増やして ボールの底をこするだけになり
打撃力は推進力にならず、回転と角度が増えるだけです。
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一般的なゴルフクラブ。。。
カタログ上などではあまり問われることはありません。
とても不思議な部分というか
そんなに難しくない物理思考であっても、力学であっても
答えは明白です。
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打撃するのに 打撃物、この場合はゴルフクラブヘッドですが
この質量は 破壊力に直結します。
勿論それは移動速度との融合ではあります。

補足 ではありますが、実証したデータでは
普通のゴルフクラブを基準に ヘッド重量だけを変えた場合
プラスしても、マイナスしても 50g程度の質量変化では
ヘッドスピードの変化は起こりません。

速度が変わらず 打撃部分の重さが増えれば
それは もちろん打撃力・破壊力の増大につながります。

重さ増加 は イコール モーメント、慣性の増大にもつながり
ヘッドが運動、移動する場合
その姿勢を維持し、運動を続ける力の増大になるのです。
ですので バンカーやラフ、濡れた芝など
ボール以外のものも どかさなくてはならない時
その威力を発揮します。
『打ち抜く力』が増す ということですね。


市販のウエッヂなどは 軽すぎて
正直、その質量ではバンカー嫌い・苦手を生み出す要因に
なっているとしか思えません。
厳密に言うと その軽いヘッドと硬いシャフトの組み合わせは
軽いから グリップを押す作用
クラブの運動・移動を続ける力が弱く
対質量にも弱くなります。
そのうえ その重さをグリップに伝え
グリップの移動を促す力も シャフトの硬さ ゆえ
さらに減少しますから
バンカー・・・・ 出にくいでしょうねー。


それと同時に
姿勢変化、運動維持性能が高い重いヘッドは
ミスヒットにも非常に強くなります。


ヘッドそのものの慣性モーメントが大きいので
あまり良い姿勢、良い場所でなく ボールに当たった場合であっても
そのボールの質量・負荷に負けにくいので
ヘッド姿勢の変化を起こしにくく、減速もかかりにくいのが
大きな特徴であります。

よく弊社の L型ブリストルパターはどこで打てば
(フェース、トゥ〜ヒール方向のどのあたり?)
という質問を頂きますが、だいたいフェースの中ほどで打てれば
どこに当たっても全く変わりはありません。
故に トップブレードの印など
視覚的に残像の残りやすいものを打ちたいとは思っていません。
012

質量が大きいと トップやダフリにも非常に強く
しかも ちゃんとした使い方を覚えれば
その 打撃力・破壊力は距離の増大に使えるのですから
なにも デメリットはないと思うのですが…。

例えば ヘッドが重いと…振りにくい とは言っても
重さが負荷になるのは 重力に逆らい
ものの高さを上げる時ですから
スイングにとっては テークアウェイに当たると思います。
長さが付加されますから そのままの重さではありませんが
 250gのものが 300gに増えたところで
何か変わりはあるでしょうか…。
テークアウェイでは移動のスピードもさほどではありませんし…。
そして 重要な打撃の部分では
基本 下り… 重さが下に使えるのですから
逆に楽だと思うんですがね。。。

もひとつ 不思議に思う部分なのですが。。。
重いヘッドは振りにくい と考えている人に限って
遠心力は打撃力の源 と考えているような気がします。
本来、先端部分の重さが増せば その遠心力は増えるから

好都合なはずなのですが。。。
軽くして 無理してそれを速く動かすのと
何が違うのか 意味がわかりません・・・。

そもそも ゴルフスイング以前に
質量というものを何だと考えているのか
聞いてみたいところです。

まあ あまり良い例えではないのですが
荷物満載のダンプカーが 軽自動車とぶつかった場合
当たり方に関係なく 軽自動車はかなりやばいことになります。
当たり方がどうであっても その場合
ダンプカーがスピンすることは少ないでしょうね。。。
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軽い
振り易い

そんな言葉が飛び交います。

軽いと振り易い

本当ですか
 ドライバーを買い替える場合
 自分が振り易いコトが 本当の目的 ですか?!

 頻度よく、遠くに飛んで
 毎度、毎度、真っ直ぐ行く

そんなに都合よく行きませんが
そちらと 振り易い  どちらに重きを置きますか

例えば ドライバーのヘッド重量 200g を
基準としましょう。
20g軽くなって 180g になったとします。

(軽くて)振り易いですか?

それは 買い替えた時だけ ではありませんか

golf

200g が 半分の 100g になった訳では
ありません。 ですから、ヘッドスピードも殆ど同じ、
多少変わったとしても、軽い と感じている始めの
ウチだけですし、ボールを飛ばすエネルギーは

 重さ×速さの二乗 の 1/2

ヘッドスピードを 40として
軽くなった分 例え1もしくは2ms 速くなったとしても

 200 × 40 の二乗 の 1/2   3200000
 180 × 42 の二乗 の 1/2   2857680

実際には ボールを打つ打撃力(破壊力)は減っています
ヘッドスピードが5ms上がって 
やっと どっこい
なのです

しかも 速く触れるのは 体が以前の重さを覚えている
短期間で 慣れてくれば 元のスピードに戻ります。

距離が足らない 飛ばしたい
でも距離が落ちてきた
と言う状況で、その「軽くて振り易いクラブ」は
あなたに もっと振るコトを強要する のです。

ヘッドが軽い と言うことは
ボールに当った瞬間、ヘッドが減速する度合いも
強くなります。
一番速く動かした その瞬間に
急激に減速するのです。
進もうとする慣性(モーメント)が低いから、です。

その感じ、、、手首や肘を痛めそうではありませんか…

軽いクラブを使っている人ほど
冬に手首や肘にサポーターをしている
そんな気がするのは 気のせいでしょうか。。。

で あれば 逆の発想もあるのではないでしょうか
200gのヘッドを220g 20g重くしてみる。

重く感じるのは やはり始めのウチだけです。
ヘッドスピードが38msに落ちてしまったとしても
 
 220 × 38 の二乗 の1/2  3494480

破壊力、打撃力は遥かに 上・・・
重さによって ヘッドスピードが 35ms に
落ちてしまっても 距離の源は変りません。

こちらほうが 手首や肘対する負荷も少なく
このクラブの強要するのは
 
 如何に 重さを上手に使うか

もしくは

 
ロフトを上手に使ってロスを生まないか

という項目です。



 どちらが ゴルフスウィング でしょうか。。。



ちなみにヘッド重量の重さは
ヘッドの推進力に比例します。
重くなればなるほど 今続けている運動を持続しようとします。
比較手してしまえば
軽いものほど 運動に何かの負荷が加わった時
その運動を持続し辛くなる ということです。
ボールの打撃そのもの だけでなく
ラフや濡れた芝、バンカーなども当然ですが
ダフッっても多少であれば その運動を持続する力は
ヘッド重量に比例するのです。

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L型ブリストルパターに関して
多数リクエストを頂きましたので
パッティングストロークに関して。。。

パターに限りませんが
ゴルフクラブ、クラブヘッドは
ロフト角度とライ角度と「向き」が存在します。
この二つはお互い絡み合い
上下左右のボールの飛び出る方向
を定めます。


ライ角度が固定されていても
ロフト角度が動いてしまう(変化してしまう)と
同じライ角度であっても
ロフト角度が増えるほど
フェースは左を向きます。
しかも これがやや厄介なのは
ロフト角度が増えるほど 左を向く割合が
増えるのです。
ロフト10度のクラブに対するライ角度の左を向く量よりも
ロフト45度のクラブのライ角度の左を向く量は
ライ角度の1度に対して 約4倍になるのです。

005006009








パターストロークにおいて
これを置き換えると
構えた状態から ヘッドが「真っ直ぐ」
動いているように動かす
俗にいう ショルダーストローク〜振り子の動き は
打つ自分にとっては パターヘッドが真っ直ぐ動いて
見えるので まっすぐ転がるような錯覚に囚われるが
実際には ロフト角度の変化が激しいので
特定の方向に飛び出るのを繰り返すのは
かなり偶然だよりになります。

パターストロークで 一番重要な「真っ直ぐ」
ストロークを正面から見た
ヘッドの上下の変化に関してです。
勘違いしてはいけないのは
パターヘッドが 地面と平行に動くことは不可能です。
平行に似た移動にはなりますが
やや上から下への斜めの移動になります。
これを意識することによって
パターヘッドのロフト変化がぐっと抑えられるので
同じ距離を打ち続ける可能性はぐっと上がります。
それは すなわちクラブの構造上
 方向性の向上にもなります。

また 振り子のストロークには
正直 何一つメリットはないのですが
特にひどいのは
ストロークを始めてしまうと
アドレスで作られたセンター・・・仮想の軸は
かならず 右にずれる・右に傾く 形になるので
必ず インパクトは 上がり気味で迎えます。
パターストロークで 煽り…上がり気味でインパクトすれが
ボールと接触は  になります。
010

パターストロークは ショットと違い
基本転がりですので
計測した場合 スピンの量はぐっと少なめです。
ところが 歯が入った場合
突然 スピンの量は普通に比べ 5倍にも
10倍にもなり それはブレーキとして働いてしまいます。
つまり 歯で打つ ショットで言うところトップですが
パターの場合は 想定している距離より
ずっと ずっと ショートしてしまいます。

市販のパターヘッドは あまりにもヘッドが軽いのも
原因の一つですが ショルダーストロークによる
アマチュアのパットの「ショート病」は
ここにも要因があるのです。

L型パターはヘッドを回転させる とか
弾いて打つような そんな使い方の印象をもたれていますが…
本来は アイアンの延長線上に存在するその形状は
共通するストロークを覚えるのは適していると思います。
鏡やガラスに写る姿を見ながら
パターヘッドの姿勢・ロフト変化がすくなく
パターヘッドが上下方向に移動の少ない
ストロークを作らなくてはなりません。
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スイング用語で
自分のアドレス・構えの方向
それとボールに対する垂直になるラインのことを
「ブレイクライン」と言います。
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ハンドファーストに! って話ではないのですが
このブレイクラインを
当然ですが、グリップが先に破ります。

どうも 一般のゴルファーのスイングを見ていると
このブレイクラインの手前でグリップが止まり
ヘッドが来るのを待っているような
そんな気配が漂っています。

テークアウェイを含め
 腕さばきでクラブを振ってしまう人にとって
このブレイクラインを先にグリップで破ろうとすると
多分 強烈に開いたヘッド姿勢になってしまい
もしかすると シャンク連発になってしまうかも
しれませんね。

このラインを破って
フェースが下向きなヘッド姿勢を作るのに
ちょっとした実験があります。

意外に簡単で。。。意外に難しいです。

ミスショットの一つに 「ダフり」というのがありますが、
ボールを基点に 飛球線後方・飛球線前方
自分側(ボールと自分の間)・その反対側(ボールのあっち)
と 4か所の場所に分けると
よほど 特殊なケースでない限り
一番目の 飛球線後方(ボールの手前)を
だふりますよね。

では ボールは空振りしちゃったけど
ボールの先・・・飛球線前方
ボールより先側をダフルこと できますか?


もちろん ケガをしたりしないために
遅めのスピードでよいと思います。
ボールでなく、スポンジでも 丸めた新聞紙でも
何でもいいでしょう。

これ 体の回転でクラブ。。。ヘッドを動かしていない限り
かなり難しいです。
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一見 手で振るスイングでも
体を先に回し、ボールを通り過ぎてから
クラブを振れば出来そう・・・と思うでしょうけれど
体の向きがボールを通り越すと
=左を向くと 体は右が低くなり左が高くなります。
その状況でクラブを振ると それはさらに強まりますから
ボールを空振りして ボールの前(先)をダフろうとしても
がっちり ボールに当たってしまいます。
もしくは いつもの場所をダフッたりするでしょうね。

まあ それは遊びですけれど、
ボールをつぶす
ボールを上から打つ
ロフトを立てる
これらは同じ行為を指した 違う表現ですが
いずれも このブレイクラインをグリップがまず
かなり早い段階で
そして ヘッドが破るのとかなり離れて(時間差)
破らないといけません。

そう考えると イメージではありますけれど
実は インパクトしていくクラブは
自分の体の向きを平行に
上の写真であれば マットと平行に抜けていく
そんな感じなんです。

たぶん 多くの人は
クラブ・シャフトはマットと垂直
このアドレスの姿勢に戻そうとしてる んでしょうね…。

ヘッドをグリップよりもたくさん動かすのには
グリップを止めなければなりません。
クラブで扇の動き、円を描こうとすれば
グリップは前へ、先へは進みませんから
ブレイクラインはグリップでは破れなくなってしまいます。

このパズルが解けるとスイングは飛躍的に簡単に
スイングの謎が解けるんですよ^^
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一般的なパターヘッド
特にL字は形状がシンプルというか
増やす場所が少ないので軽量気味です。
300gを切るヘッド重量のものも少なくありません。
010

ハミングバードの L型ブリストルパターは 470g
普通のL字の1.5倍強の重さを持っています。

重さを1.5倍にするには 単純にすべてのサイズを
等倍 1.5倍にすればよい・・・というものではありません。
これもそのまま大きくしてしまうと視覚的に歪みが
生まれてしまうのです。

パターは出来るだけ高い重心の方が使いやすく
そういう意味では ソール部に重量の集まりやすい
マレットは一般的な謳い文句では「やさしい」ですけれど
その形状より 転がしというの目的に対し
低重心&深重心過ぎてしまい
実はよい転がりを生み出しにくい特性も持っています。

で この L型ブリストルの場合
全体に対し パターフェースの高さ、タッパ
そして ネックの長さ、太さを
そのほかの部位よりも多めにとっています。

そこにもやはり問題が生まれてきます。

L型ブリストルの一つの特徴である
多めのロフト(多めのバンス角度)と
高さのあるフェースというのが
フェースを左に向いて見える錯覚を生み出します。
初期段階では それをライ角度やらなんやらで
色々やってみましたが
最後は一般のものとは反対の削りで解決しました。

特に 弊社のL型ブリストルはネック部分に
アイアンのようなポケットがあるため
捕まりやすくは感じますが、左を向いて見えやすい
デザインを採用していますから
その部分は大きなポイントになりました。

通常 フェース面の平滑さを作り出す 旋盤(円)加工は
センター部分を下か、ヒール寄りに持ってきます。
しかし それでは 影のつくりやその削りから
よりヘッドが左を向いているような
もしくは フェースの真ん中が凹んでいるような
見え方をしてしまいます。


009



このパターに限りませんが
ヘッド重量の重たいパターは
始動がしやすいのが特徴です。
L型ブリストルパターを打った後で
市販の普通?のパターを打ってみてください。
アドレスして。。。アドレスして。。。
テークバックというか、始動がしにくいことが
とても強く感じられると思います。

と同時に 軽いパターは
どうしてなんでしょう…。 
たぶん 本能的にパターそのものにボールを打つ
ボールを飛ばす、ボールを転がすエネルギーが
少なく感じるのか 速く多くヘッドを動かしたくなります。
故に 多くのケース 手でひょいっとヘッドを
動かし始めるので 外に上がりループ軌道に
なりやすい傾向にあります。
ヘッドの重い シャフトの柔らかいパターは
グリップを移動させないと ヘッドも動かない
ということが顕著になるので
ヘッドをひょいっと動かせなくなります。
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過去のL字パターで
個人的にともかく不満だったのが
『グースネック』なのです。
003

誤解して頂きたくないのは
『グースネック』が嫌いだとか、悪いとか言っているのではなく
そのグースネックと
L字の形が。。。フランジとの関係など
パターの形状として
どのように ヘッドを移動させるか迷わせる
組み合わせだからです。

パターでいう ソールの後方 の部分
後ろに張り出した部分を フランジ と言います。

イメージ的には このフランジは
重心を深くして パターをやさしくする
ミスに寛容にする というのがありますが、
実質的にはその要素は「飾り」程度のもので
本当は その形状がアドレスしているときに
どうパターヘッドを移動させることを示唆する
 ところなのです。

ヒール〜トゥ に対して 対称な形状なものは
まっすぐ引かせることを示唆します。

しかし パターにとってまっすぐは
構えてみたときの 上からの真っすぐが重要ではなく
真横から見たときの ヘッドの水平移動なり
ロフト変化の方が 距離感に対しては重要です。

個人の意見はそれぞれかもしれませんが
パターだけでなく アプローチすることの
最優先科目は その距離を打つこと だと思います。

そのためには 優先科目を狂わせる
まっすぐ引かせることを示唆するデザインは
腑に落ちないのです。

また パターのフランジ部分にラインをわざわざ引くのも
納得が出来ない部分でもあります。
パターをデザインするうえで かなりの作り手が
間違えてしまっている部分に感じますが
そのラインとフランジの関係はとても大切です。
002

好き嫌いはともかく
トゥ〜ヒール方向に対して対称なものと
進行方向にまっすぐなラインはマッチしたものですが、
やや洋ナシ型の トゥ側の膨らんだタイプのものは
インサイド寄りにテークバックを取らせやすい形状なので
まっすぐ引かせることを示唆するラインとは
相性が悪くなります。
どちらにしていいか 迷う原因になるからです。

ここは デザインとしてもっと要素が絡む大切な部分です。

フランジの形状は
フェース面のかぶりや開き など
フェース面の向きや反りなどにも影響を与えます。
サンプル写真を見ても
フランジの形状によって 喚起される
 パターヘッドの移動方向に違いを感じられるでしょう。
スナップショット 1 (2016-01-17 16-25)


そして 冒頭に書きましたが
その グースネックのヘッドを移動させそうな形状と
フランジの関係はとても大切な関係です。

グースが強いと ヘッドを開閉するイメージもついてきます。
同時に ヘッドそのものを外に上げやすいイメージもついてきます。
それを フランジ部分で上手に消してあげられるか
そこらへんが 設計者の腕の見せ所でしょう。

グースがあって、フランジが対称で、ラインまであったら
ある意味「イップス」製造機になってしまいます。

パターヘッドだけに限りませんが
そのヘッドの 見てくれはある意味とても重要なんです。
003

弊社のブリストルパターは
グースネックにせず
全体重量が欲しかったのと
高重心にしたかったので
ネックを太くして、一見グースに見せました。
ネックのポケット部分にも手の込んだ削りをいれ
実はパターの歯は前に出ているのですが
構えると グース「っぽく」見せています。 

ネック周りからフランジにかけて
切れ目のない きれいなつながりにするため
何度も何度も削りを修正して
今の形に仕上げています。
フランジも含め この仕上がりは
歴代の L型パターの中で唯一無二の存在では
ないかと自負しています。
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L型パターは構えてみると、視覚的に
非常にシンプルな「線」によって構成されています。

トップラインのフェース側と対になった2本の直線と
バンスというか ソール後方の緩い曲線です。
IMG_0033 (2)

直線曲線の合計3本の線というのは
一つの曲線によって
その直線が歪んて見えたりします。


試作段階では 木
次の段階では 粘土 と使って
デザインを作っていきます。

開発当初から 溶接なしの軟鉄のインゴッドを
鍛造し、削り落とすということだったのですが
試作品として いよいよ削り出しの金属に
入ってくるのですが。。。
ここで難関にぶつかります。

開発当初は バックフェースはのっぺりとした
掘落としのないデザインでしたが
粘土とは異なる そこの削りの陰影によって
フェースが反って見えるのです。

フェース面等直線はNC旋盤による削りですから
反りが見えるような直線ではないはずなのですが
金属にして その削りの陰影が視覚的影響を及ぼすとは
思ってもみませんでした。

そこで バックフェースを窪ませる デザインに変更します。
これで アドレスから見える「線」は4本になります。
ソール後方の曲線と何種類もの半径の円の組み合わせ
・・・最終的には6種類の半径で組み合わせ
テークアウェイの移動しやすい形を作りましたが、
その曲線を維持すると フェースの歪み視覚から
抜け出せません。
バックフェースのへこみの開き角度等
この段階で16種類ものトライをしてみましたが
 やはり微妙なその反り
(フェースが窪んで 左を向いて見える)は
解決しません。

申し訳ないのですが、
市販のパターは この程度であればゴーサインなのでしょう。
しかし、ハミングバードによっても
一大事業ですので、ここに妥協は許されません。

ある時、何気なく
そのバックフェースのくぼみを自分で削り始めました。
弊社にある工作機械は丸い歯のグラインダーですから
丸くへこませる形でしか削れませんが
何回か行い 形を見てみると
今までより ずっとフェースの反りが消えているのです。

あああ なるほど。

ソール後方の曲線と相応して
キャビティ部分を同じように窪ませて
そこに 瞳 の形をつくって完結させると
ソールの曲線とフェースの直線が分離して
見えるという訳です。
BlogPaint

そして 工場にはソールの曲線具合と同じ
キャビティ部分の円形のくぼみをリクエストしてみました

ここの部分は解決策に至るまで
相当 数と時間を費やした と記憶しています。

金属の削り出しにすると
その陰影が形の見え方に影響する
というのはとても勉強になりました。
故に 削り出しパターには直線で構成される
ピンタイプが多く、マレットや
逆にシンプルな構成で誤魔化しの効きにくいL型は
なかなか出てこないわけですね。
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もう かなり前の話になりますが、
L型ブリストルパターを作ることになった経緯を
お話しします。

ハミングバードの場合
重いヘッド 柔らかいシャフトを専門としていますから
御多分に漏れず パターにもその手のものを選択します。
006

当時、もうかれこれ 10年数年前でしょうか
お付き合いのあったあるメーカーより
軟鉄の削り出しパターの在庫が大量に残ったことから
パーツで販売しませんか と話がありました。

当時はまだ 今ほど ヘッド重量が重くなかったので
丁度よい重さ(410g)だったと記憶しています。
数年にわたり、そのパターを軸に販売しておりましたが
それも残りわずかとなります。

現在 ゴルフ用品の多くは売り切り が基本です。
初版に作ったロットがさばけたら
よほどでないと 再版することは多くありません。
今も昔も ですが、パーツも含め
パターは平均34インチと短いにも関わらず
35.5インチのウエッヂと
ヘッド重量はほとんど同じ重さです。(300g強)
スピードで何とかできるアイアンはまだしも
その素材の重さが転がりのカギ
推進力のカギになる パターとしてもあまりに軽すぎます。

それに意外に思うかもしれませんが、
パターヘッドが軽いと
なぜか…本能的になんでしょうか
アドレスからの動き出しにきっかけというか
始まり がしにくいものです。
パターヘッド重量はストロークのそのものの鍵にもなるのです。

トーナメント中継を見ていても
パターヘッドが軽く、緊張した場面で
ストロークを始めるのに逡巡とうか
スタートに躊躇している選手を多く見かけます。
往年の名手 特にショットメーカーとして有名な人に
それは多い気がします。
重いパターヘッドをストロークした後で
軽いパターヘッドを使ってみると
ヘッドを動かす という意味ではありませんが、
ヘッドを引きにくくて仕方ありません。
無理に動かそうとすると どうしても
ループな軌道になってしまいます。
あきらかに ヘッド重量が足りていない のです。
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まあ そこでオリジナルのパターヘッドを作ろうと
幾つかのサンプルも見ながら
デザインを始めますが、
それと同時に各パターヘッドの形状による
問題も浮き彫りになってきます。

まず マレット型ですが
マレット型は重心が深いのが特徴です。
しかし その重心の深いのは利点でもあり
大きな欠点にも成り得るのです。
まず 一つ目の問題は
人間の思い込み的な部分と
ヘッド重量がずれた位置にあるので
テークバックで外に上がりやすくなってしまいます。
重さがあれば まあ 多少解消するのですが
市販のマレットは見た目と異なり
ものすご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く軽いので
あれでは ループなストロークは解消しません。
それに 重心が深いことによって
ヘッドが前に出やすく
本来 グリップが動くからヘッドが動く
というのがパッティングも含め、ショットの基本ですが
ヘッドを振り子で動かしやすい
そういうストロークを身に着けやすい という
欠点も表裏一体で内包しています。
   ➡ということでボツ

次は ピンタイプですが
廃版になってしまうパターが
ピンタイプだったこともあり、
あまり何もかんがえずピンで進めていましたが
ある時点で行き詰まりを感じてしまいます。

ピンタイプは形状的に
マレットよりもいっそう重心が低いところ
ソールに重量が集中しています。
ネック周りに重量が少ないんですね。
マレットの方が低重心に見えますが、
ヘッド重量を増やした時、高さをとっても
違和感が少ないので、重心は高く設定できるのです。
ところが ピンタイプだとそうはいきません。
また ピンタイプの場合
ほぼ機械工作でしか試作品を作れないのと
直線構成のため 微妙なニュアンスがなかなか
作り出せないもどかしさがありました。

ある時 もともと重い弊社のアイアンヘッドに
シャフトテスト用に 80gさらに増量したもので
何気なく パッティングしてみると
これが 素晴らしい。
何より アイアンヘッドのその形状は
ヘッドを移動させる方向を示唆、指示する要素が
強く ともかくヘッドが移動させるイメージが出やすい

よし これだ!

と思い、アイアンの0番を作ろう という発想に
至りました。
そこからが苦労の連続…。

2595cdb2

始めは ジョージローのスポーツマンを
ベースにしようと思っていたのですが
何分 サンプルがない…。
人生の中で一度だけ見た だけです。
そこで手持ちにある ウィルソンやマクレガーなどを
参考に作り始めますが、
どうも このL字パターのグースネックが
好きになれないというか
ストロークの始まり がしにくいイメージというか
ヘッドを回転させるイメージが付きまとう。
まず そこをなんとかしたい…。

とはいえ 視覚的につかまりが悪くない ものにしたい
ということを考え、
同時に重心を高くしたい のを両立させるため
ネックを太く、長くしてみました。

常識的にアイアン系のネックは 直径15mm前後です。
ヘッドのベース重量を 450gとすると
直径を3mm増やすと その部分で20g近く増量でき
かつ 重心も1.5mm位高く出来ました。

しかし 今度はそのネックの太さから
強度が増してしまい
後々のロフトライ調整が非常に難しくなってしまいました。

そこで 素材を 軟鉄鍛造のS25Cから
S15Cに落とします。
これによって ロフトライ調整も可能になりました。
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よくシャフトが走る って言われますが
いったい それは何でしょう…。

多分、
先端にあるヘッドが速く動くさま
特に グリップを追い越すような動きを指すのではないか
と当たるのではないか と思うのですが、
ナチュラルに物理の法則の乗っ取れば
駆動・移動の源である打ち手の動作
それとリンクしているグリップ部分
グリップが動くことがすなわちヘッドが動くことで
グリップが加速状態や等速運動をしている限り
絶対に ヘッドがグリップを追い抜くことはありえません。
ヘッドがグリップを追い抜く というのは
グリップの移動、特に横移動を意図的に止めている
という 人間の動作 で
決して シャフトの機能や働きではありません。
009

弊社で考える
 一般成人男性
そうですね 
ゴルファーの平均年齢は58歳位です。
自称 であれば ヘッドスピードは40前後でしょうか…。

その方がお使いになられる
 45インチの硬いと柔らかいの境目は
ハミングバード基準では
振動数で言うと 200cpm 位になるでしょう。
200cpmよりも硬い 
もう240cpm位になれば
 ほとんど動かないシャフトです。
それを無理やりしならせて ってある意味
全く必要のない無駄な動きを 
そのシャフトの「硬さ」のためにしているだけです。
本来 シャフトはその機能によって
打ち手に働きかけ、動きの方向やタイミング
動きの速度の助け などをするものですが、
世間で考えられている シャフトを入らせる
ヘッドを走らせる という動きは
逆に 打ち手の動きの速度を止め 動きを止め
シャフトではなく、それに頼らない
自分自身の技巧を高める方法です。


では 本来の意味の「シャフトの走り」
なんか言葉としてはしっくり来ませんが、
シャフトのスピード感とは
 シャフトがヘッドを走らせる「速さ」ではなく
 ヘッドの重さをグリップに伝え
 インパクトポイントを前へ、左へ押す
 インパクトまでの「早さ」を指すのです。


ハンドファースト という言葉もありますが、
多分 この言葉の真意はヘッドよりもグリップを
前へという相対関係を指すのではなく
グリップ位置を より前へ前へ ということなのでは
ないかと思うのです。

ヘッドの重さ、ヘッドの重心の位置
そして シャフトのグリップの押し
それを使って よりインパクトポイントを
左に持っていけるようなスイングが
ゴルフクラブの機能
 その恩恵を受けられる使い方だと思います。


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006

多分 現在 流通しているパターでも
唯一の存在 
軟鉄削り出しのL型パター

企画、製作、販売までに一年余かかった
ハミングバード刻印入り パターです。

004


原型は ジョージロー スポーツマンの
量産型「ブリストル」
これをベースに 軟鉄で作りました。
003

無駄な飾りをすべて 剥ぎ取り
シンプルかつ重厚に仕上げてみました。

004


009

L型ブリストルパター

009


弊社オリジナルアイアンの
シェイプを取り入れ
仕上げ、素材、メッキともに
アイアンと全く同じです。
0番アイアンとしての
イメージを持っています。

010



ヘッド重量   470g
シャフト重量   90g
総重量     650g前後
ロフト角度     5度
ライ角度     71度
バンス角度     3度



006

お尋ねください☆046-804-1480
hummingbirdsports

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アマチュアゴルファーには
フェアウェイウッド(以下 FW)
を苦手をする人が少なくないようです。

まあ 確かに長い距離を打つことになりますし
地面から打つゴルフクラブの中では長いです…。
また シチュエーションがピンチというよりも
ややチャンス、ちょっと期待してしまうような
そんな状況だから余計なのかもしれません。
IMG_0002

統計によると アマチュアがダブルスコア
規定打数の倍以上を打ってしまう
6割以上のケース ドライバーの大きなミスを除くと
フェアウェイウッドが絡んでいるそうです。

フェアウェイウッドのクラブとしての
その特徴は長さとヘッドの重心の深さにあります。
それによって そのクラブの長さ以上に
緩めの入射角度になりやすくなります。

そして ヘッドの重心がアイアンに比べると
ぐっと深いので 
 ➡アイアン4mm程度 FW28mm程度
その重心の深さ分 ヘッドが前に出やすく
大きなロフトでインパクトしやすくなっています。

アマチュアがFWを苦手とするのは
実はこのFWの最大の特徴によるものなのです。

アイアンは上から
FWは払って打つ なんて言われますが
それは単なる見た目で
クラブの長さが短いものは
 必然的に入射角度がきつくなり
クラブの長さの長いものは
 必然的に入射角度が緩くなる 
というだけのことです。
双方は全く同じ使い方なのです。

ところが アイアンであっても、FWであっても
多くのアマチュアは そのスイングの円弧を
肩回りも含めた 腕で作ってしまいます。

本当は体の回転が、体の向きの変更が
その円弧を作り出すから
アイアンであっても、FWであっても
そのクラブの特徴が発揮されるのです。

これ マレット型のパターにも同じ作用が働きますが
ヘッドの重心が深いと ヘッドは前に前に出ようとします。
それによって 長さ以上の緩めの入射角度になり
FWの場合は スピンの少ない、打ちだしの高い
高く上がって飛距離も出やすい弾道になるよう
作られているのですが
それを腕によって円を描いてしまうと
右サイドの下がった 円弧の最下点が
ボールよりも手前のスイングになってしまいやすいのです。

ダフッたり、チョロになったり
というのの多くが 手で振ることが原因なのです。

改善方法は基本的には体の回転で
ボールをさらう
ボールの高さに 腕で最下点を入れるのではなく
イメージではありますが、
FWであったとしても 下を向いたフェースを作り
体の回転で ボールの上っ面だけをさらっていく
そんな感じです。

アイアンに比べると ヘッド重量は軽めですが
入射角度が緩く 円弧の上下移動がより直線に近づいている
FWは 推進方向に対し ベクトル変化が少ないので
ヘッドの上下の当たりの差異には非常に強く
やや厚く当たっても やや薄く当たっても
大きな差の出にくいクラブなのです、本当は。
スナップショット 6 (2012-03-06 4-01)


 加齢とともに距離に問題が生じてくると
やはり FWは大変お助けクラブとして役に立ちます。
若いうちから苦手意識を持たないでいると
バンカーなどからも使いやすいクラブですから
是非 体の回転でボールをさらう
そういうイメージでトライしてみましょう。

ちなみに…ですけれど
ドライバーもフェアウェイウッドのひとつです。
単にルール上 15度未満のクラブを
ドライビングクラブと呼んでいるだけです。
コースで使う必要は特にはありませんが、
是非 フェアウェイウッド苦手意識解消の意味も含め
ドライバーで地面から。。。マットから打つ練習を
してみてください。

その際 アプローチと同じように
トップの位置からいったんグリップを下げ
しっかりフェース面を地面に向け(シャットを作り)
そこから 体の回転だけで軽く打つ
そんなところ方始めるといいかもしれません。
長いクラブだから・・・
FWだから払って打つ・・・
と思っているのでしょうが
ボールに対し 横からヘッドが入ってくるのは
体が向きを変えるからで
それは腕の仕事ではないのです。
クラブを持つ打ち手は フェース面を地面に向け
それを維持するように心がける方がずっと重要です。
90度意識を変え 180度意識を変え
下に向けたフェースのまま 体の回転だけで
ボールを打つ訓練は すべてのクラブに好影響を与えます。
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ゴルフクラブの長さの役割
勘違いされている方が少なくないと思います。

ゴルフクラブは その方その方、そのセットそのセットの
セッティング・設定が決まると
長さに応じて 装着されるヘッドの重量が変わります。
HBS 005

機種やヘッド性能、意図によってその幅は前後しますが
だいたい 
半インチ(1.25センチ)で 7〜9g程度
長くなるとヘッドは軽く
短くなるとヘッドは重く
 なります。

多くの人は 長いクラブは
ヘッドスピードが上がるから 遠くに飛ぶ
長さ(ヘッドスピード)が飛距離の源 と
信じているようですが、
100%間違い とは言い切れませんが
半分以上 6割がた誤って認識している
と言っていいかと思います。

ヘッドスピードに関してですが
長さが変わると一律上がる
長さに応じて一定の割合で上がる と考えがちですが、
例えば 36➡38インチ  44➡46インチでは
短いクラブの方が長さの変化に対して
ヘッドスピードの変化も大きいのです。
これは あまり知られていませんが
43インチを超えるような長めのクラブの場合
スイング時のクラブの移動に対し
ヘッド(主にフェース面) の投影面積よりも
シャフトの投影面積の方が大きく、
空気抵抗の関係から 長さを増やしても
ヘッドスピードは上がりにくくなるのです。

余談ですが 通常45インチのドライバーは普通になりましたが
それを46インチにしても ほぼヘッドスピードに変化はなく
振りにくさが増すだけ と考えてよいと思います。
特に 45インチを超えるような長さのクラブは
ラウンド中、スイングが風の影響を大変受けやすく
不安定なものになりやすくなります。


ヘッド重量が長さ分減って
長さ分ヘッドスピードが『数値上』増えたとしても
ボールを打撃する破壊力はほぼ変わっていないのが
本当のところ なのです。
では なぜ ドライバーは一番飛ぶのか というと
それは実は 「ロフト」 なのです。
シャフトが長くなると
ヘッドのボールにアプローチしてくる上下の角度
入射角度が緩くなります。
それによって ロフト角度が少なくても
打ちだし角度が取りやすくなるので
(勿論 そこにはヘッドスピードの作用もあります。
 ありますが、それそのものが主ではないということなのです。)

長いシャフトを使うと少ないロフトが使える かも?!
というのが飛距離の秘密なのです。
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ゴルフクラブは 打撃の破壊力が単純には
ボールの速度・回転・角度に分散されますが、
入射角度が緩いほど(クラブが長いほど)
打ちだし角度が増えやすくなります。
ですので、例えば 破壊力が同じ とすると
同じロフトのフェアウェイウッドとユーティリティでは
ウッドの方が打ちだし角度が高く、スピン少な目、
ユーティリティの方が打ちだし角度は低め、スピン多め
になりやすいと考えてください。


スイングプレーンという話が続いていますが、
ゴルフクラブの製品のロフト とともに重要な
そのクラブの、その長さに応じて
アドレスがセットされた時点、
構えが出来た時点で決まり で
アドレスは方向という左右の角度とともに
距離・弾道という上下の角度が決まる のです。

ですから 理想論として
出来るだけ毎回似たような距離・似たような弾道に
するのには いつもその入射角度が安定する
クラブの扱い方をした方が良い ということです。
ヘッドをたくさん動かす
 腕さばきでスイングプレーンを作るスイング だと
ロフト姿勢・体の姿勢・ヘッドの入射角度 が
毎回ランダムに変化しやすく
左右だけでなく 飛距離や高さ、弾道も
毎回ばらつきやすいスイング ということなのです。

スイングを始めてみないと
どんな入射角度になるのかわからないような
振り方を目指すのは
目隠しで 番手を選んで打っているのと
大きな違いはないのです。
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これ 結構勘違いしている人多いと思います。

上から打つ は同時に
ボールをつぶす
ロフトを立てる
 とも同意語とも言えますが
それぞれの言葉が漠然としているので
誤解というか、勝手な解釈を生み出しやすくなっています。
スナップショット 1 (2012-10-02 13-54)

上から打つ の正しい定義は
ヘッドが上から下へ向かって動いてボールを打つ
  とは異なります。
言葉で説明するのは易しくありませんが
結果として 確かにヘッドは上下方向の上から下に
向かってボールに入ってきますが、
だからと言って ヘッドを腕で上から下に振れ!
ではありません。
スイングの特性上、長い棒の先にある重量物・ヘッドを
ダウインスイング時に上から下に向かって振ったら
必ず 必ず その分 体は上に向きます。
自分では上から下に振ったつもりなのに
振れば振るほど 上に向かって振ることになります。


上から打て の本意は
クラブヘッドの円弧は体の回転で というのを
絶対条件に
トップで出来た その一番高い
一番位置エネルギーのある
     「そこ」から打ち始めなさい

ということと、
打撃部分である フェース面が必ず
ボールを上から見て入ってきなさい
という意味です。

クラブヘッドの進行方向が上から下へ
という意味の 上から打ちなさいではなく
打撃面とボールとの関係です。

クラブヘッドを上から下へ振れば
ボールに対してはソール面がボールに向かってしまいます。
それでは打つことが出来ないので
何らかの処置が必要になるのは理解できるでしょうか…。
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ボールをつぶす に関しては
ボールの半分を靴で踏んでボールを飛び出させるように
イメージとして、フェース面と地面
その隙間(ロフト)で挟み込むというか、
動作としては その隙間を維持したまま
体の回転でボールをさらうような感じを指します。
フェース面を無理やり 上からボールに叩きつける
のとはちょっと違うかもしれません。

ロフトを立てろ は
これもイメージですが
アドレス時はどのクラブであっても
ボールとフェースの関係は横の関係です。
あくまでもイメージですが
ロフトを立てろとは
 動作としてハンドファーストにする
とかではなく
90度。。。フェース面を地面に向けたような
その姿勢を作り、やはり体の回転で
ボールの上っ面をさらうような そんなイメージです。

イメージ論ばかり
nanod
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この10年位ですかね。
スイングプレーンなんて言葉が広まったのは…。
まあ 昔はスイング軌道なんて言ってましたかね。

正しい定義としては
スイングプレーン/スイング軌道は
アドレス時の前傾姿勢
     
基礎に描かれるクラブの通り道
ということになります。
スナップショット 2 (2015-07-24 1-21)

その前傾姿勢があるので
結果として クラブヘッドの描く弧は
斜めに傾いて「見える」訳です。

そして これも重要かつ
最近ではほとんど無視されていますが
クラブなり、クラブヘッドがその円弧を描くのは
その傾いた姿勢を基礎に体の向きを変えるからです。

ですので 前傾姿勢がなくなってしまえば
その傾いた円弧はなくなってしまうというか
それを腕のさばき、手さばきで作っても
意味はないというか
どうにでもなってしまうので
答えが見つからなくなります。

クラブヘッドの自分からの遠近も含めれば
無限の通り道になってしまいますから
それを追いかけては ゴールは決して見つかりません。

多くのアマチュアで
しかも そのスイングプレーンという言葉を
意識しているゴルファーは
前傾姿勢と体の向きによって
スイングプレーンが作られる ということを無視し
腕さばきで円弧を描いてしまいます。
それはまあ同じ意味ですが、腕さばきで円弧を描いたら
必ず 前傾姿勢は消えてしまいますから
前傾姿勢がなくなるから 腕さばきで円弧を描くのか
腕さばきで円弧を描くから 前傾姿勢がなくなるのかは
定かではないところです。
どちらにしても 体の回転で円弧を描くんだ
という意識がない限り
スイングプレーンという言葉を意識しても
百害あって一利なし 全く意味は成しません。

これも記事で書いていますが
スイングプレーンが 結果として
インサイドアウト に「見える」のは
右側にある時 クラブは起きていて
ヘッドは自分に近めのところを通り
左側にある時は遠心力の働きなどもあり
クラブは自分より遠いところになる
➡長いような状態になることから
結果として そう見えるだけであって
多くのアマチュアの犯している
「アウトサイドイン」と呼んでいるミスは
実際スイングプレーンの間違いではなく
単に体の回転でクラブを動かさず
振り遅れているから そうなるのです。
体を回してもクラブを動かさず
体が正面を向いてからクラブを振ったら
そりゃあ アウトサイドインみたいな軌道に
なるに決まってるじゃあないですか?!
スナップショット 1 (2015-09-05 1-32)

それを 腕さばきによって
インサイドアウトに変えたら
問題はより一層深刻になるだけです。
ヘッドの軌道はインサイドアウトになったとしても
よりクラブは寝た、ロフトが開いた形になり
クラブヘッドは「アウトサイドイン」と時よりも
さらに遅れ 体に対し右にずれますから
より忙しい 煩雑で 繰り返しにくい状況が生まれます。


そこそこ名前の知れたレッスンプロでも
この振り方を教えたりする訳で
開いた口がふさがらない状況はもう10年になります。


アドレス時の姿勢に 画面上に斜めの線を描く…

なぜ アドレスに対してそれが斜めになっているのか
それは前傾姿勢とはどういう関係なのか
ということをちゃんと説明できない人が
スイングプレーンを唱えたとしたら
それは 自分の超絶技巧を自慢したいだけ
と考えても間違えではないような気がします。
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本来 ゴルフクラブはゴルファーにとって
遊びの道具でありながら
生涯を通しての「スイングの先生」でもある筈です。
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レッスンを受けても 先生によって
ニュアンスだけでなく、論理もがらりと変わってしまったり
ボールを使うスポーツだけに距離感やタイミングなど
他人(ひと)から教わり切れない部分も多分にあります。

しっかりしたヘッド重量のクラブ
シャフトがちゃんと運動するゴルフクラブを持てば
良いにつけ 悪いにつけ その指示は出ます。
いつ どの方向に どう動くと、動かすと
クラブと自分の行きたい方向が揃うのか
はっきりと指示が出ます。
勿論 だめ出しもきついですよ。
それは 重さと柔らかさに比例して出てきますから
より重く より軟かないものの方が
ダメ出しも ご褒美も大きい。。。 ですね。


ゴルフクラブは
その基本構造は100年前も今も変わりありません。
ヘッドの重心がシャフトの延長線上に存在するクラブは
この100年で ゼロ ではありませんが、
必ず消えていくのは 確固たる理由があったりする訳です。

もしも ある程度シャフトが柔らかくて
ヘッドの重さも十分に感じられる そんなクラブで
ゴルフを始めたとしたら
スイングはシャフトをしならせてするもの
という認識にたどり着くでしょう?

オーバースイングが悪いわけではありませんが
硬くて ヘッドの軽いクラブだからこそ
必要以上に そうなるとは思いませんか?

シャフトが柔らかいということは
ヘッドの重さが同じでも
打ち手にとっては よりヘッドの姿勢や位置を
感じさせるものです。
ヘッドが重くて シャフトの柔らかいクラブだと
ヘッドを、ヘッドの重さをもっと大事に使う
ようになると思います。

よく耳にする言葉ですが
「下に振れ」
しかし クラブは下に振ったら
その分、何かで上向きのベクトルを作らないと
定点のボールはあたりません。
つまり 下に振る という行為は
同時に 体が上を向く(左サイドが高くなる)という動きと
必ず連動で、
最近のプロのスイングは
ティーアップした空中にあるボールを煽り打つ
一種 曲芸のような状態になっていて
とても とてもアマチュアのオジサンが手本にするような
そんな動きにはなっていません。

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それもこれも
私個人の感想・推測では
幼少のころに 両親等の使わなくなった
…使わなくなったというだけできついクラブの可能性高し…
クラブをさらにその子供の身長に応じて切って
しまうところから
ゴルフの歴史がスタートするところに
とても大きな要因があるような気がしてなりません。

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酒飲み話などで ゴルフスイングの会話を聞いていると
どうも 多くのゴルファーは指し示す体の部位を
間違って覚えてしまっている気がする。


BlogPaint話を聞いていると
肩ラインが上半身の代表で
へそあたりから下を丸ごと下半身
腕は肩から下 という感覚らしい

ゴルフスイングにおいての体の部位を正しく定義すると
体 というのは 骨盤を含めた胴体
股関節から上の胴体
 で
基本この部分に体を横に回す関節は存在しない。
腕というのは 肩から生えた?部分であって
腕には肩も含まれる。。。
腕を引っこ抜いたら 肩から下ではなく
肩ごと引き抜ける ということ。

まあ 確かに日常会話の中では
下半身というと そのままへそから下のことで
(下半身がだらしない…とか………秀二君元気かな…)
それはそうなのだけれど
ゴルフで言うところの下半身は股関節から下の脚
を指すことになる。

それは何より ゴルフで主に行なう水平運動
横の動きに対し、股関節から首までの間に
それをするための関節が存在しない
 からで、
横に捻ることができるのは 体を守るための遊びであって
体を痛めなくない人にとっては 積極的にする動作
とは思えないからだ。

誰かは覚えていないけれど
鍛えれば仙骨は動かせる という意味が
イマイチ理解できないんだけれど
それはよくお医者さんに聞いた方がいいと思うよ。
楽しみでゴルフをしている人にとって
絶対が付く位 しない方がいいことだと思う。

そう言った話を頭に入れたうえで
アマチュアが行う パッティングやアプローチなど
ストロークや素振りを見ていると
「ダメな動き」「クラブの働きを台無し」にする
動きの凝縮版をよく見かける。
スナップショット 1 (2014-01-20 18-21)図式ではこんな動きになるのだけれど
首の後ろを支点に
肩を揺さぶる動きだけれど
まず これが回転だとすれば
体に対し 横の動きになるわけだから
イメージしているように
クラブをまっすぐ引いて
 まっすぐ出す ということは出来ない。
前傾姿勢を深くすればいいってもんじゃない。

その時の自分の胸 胸の真ん中に注目するべき!

そうやって肩を揺さぶっていても
胸の真ん中は微動だにしないはず。
…自分では腕でなく、体で動かしている筈なのに
 その肝心な胸は動かず 肩甲骨という腕の一部分が
 動いているだけなのだ。


肘や手首を使わないから と言って
一体に固めた腕でストロークしているのに
これを体でストロークと錯覚(勘違い?)
していることに
ゴルフスイングの大きなミスは始まる。

前傾を深くして 肩を上半身に水平に揺さぶる
パターストロークでも最悪なのに
やや立った姿勢 浅い前傾姿勢で行うアプローチに
これをしてしまうと スイング自体の根本が
壊れてしまう。

体 股関節から上の骨盤を含めた胴体は
脚やお尻などの大きな筋肉によって動く。
そして その胴体が動くことによってグリップが動き
結果、クラブヘッドが移動する という
スイングの基本、ものの通りを無視し
脚も動いていない、胴体は止まっている
腕の一部分の肩を揺さぶって 
    グリップを動かす
(➡というよりグリップを動かさず
  ヘッドだけを動かすという感覚の方が近い)

自分の頭の中では 手打ちは避けたい
手打ちでは打ちたくない と思っているのに
この時点で 積極的に手打ちするための練習を
してしまっている…。

そして これには
もう一つ 大きな問題を内包している。
体を起こして このショルダーストロークをすると
肩甲骨…まあ肩は体に対し
横運動 横の回転ではなく
縦に 上下に揺さぶられるだけで
左右の動きにはならない。
小さなストロークでは土台として動いていない体は
この延長線上でスイングすると
体を保護するためにも その肩を上下に動かす動きに沿って
補足することになるから
体の回転そのものが
前傾姿勢とは全く関係ない
縦に近い 上下運動にすり替わってしまう。

これ 実はかなり大きなスイング改善の障害なんです。
行っている人はとても多い。


クラブを持って何気なくアプローチの素振りをすると
うまくクラブを扱えない人はほぼ全員この素振りをする。。。
ロジックでクラブの扱い方やスイングの話をしても
共通用語が間違っているのでは
なかなか理解できないのではないだろうか・・・。
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いよいよ この形の人が何人か出てきましたね〜。
ある意味 ちょっと 驚き なんです。
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精神論的にゴルフスイングを考えれば
どんな動きやクラブの動かし方もありだけれど
物理的に、論理的に考えれば
 ゴルフスイングにおいて
ゴルフクラブ自身は自分では一切動かない。
004

よく シャフトをしならせて しなり戻す
➡しなり戻す が クラブの動き と思っている人も多いが
それは打ち手が 
グリップの移動を
シャフトの反動に負けずに 止める
 という
クラブではなく 打ち手の動作 であり
クラブの運動とは異なる。

ゴルフクラブによる打ち手に対する作用はあるが、
ゴルフクラブを動かすのは
それを持った打ち手が動作して
「グリップを」移動させるから
結果、ゴルフクラブ、
ゴルフクラブヘッドが移動するのだ。
ゴルフクラブの、クラブヘッドの
最大の移動源、運動源は打ち手の体の回転である。
多少のひじなどの腕の作用による補助的な
移動・運動はあっても
少々 大袈裟には体の回転が
唯一の移動・運動源
なのだ。
考えてみれば 当たり前である。


実は結構大切な部分ではあるのだけれど
とても意識している人が少ないように思えるのは
ゴルフクラブの「グリップ」部はスイング中
逆方向への動きから正方向への動きに切り替わる
切り返しの箇所を除いて
スイングが終わるまで決して止まることはない
ということ。

そして グリップが止まるということは
体の回転も止まるということ。

最大のクラブの移動・運動源である
体の動きを止めてしまうことは
ボールを飛ばしたくない と宣言しているのと同じ。

ダウンスイングからフォロー
特にインパクト付近は
理想的には最大の移動スピードを確保したい!
そこを無理に加速する必要は
スイングに一切ないのだが
緩やかな加速の過程のなか
最大の移動スピードを確保したい箇所である。
にもかかわらず
多くのゴルファーは そこで
グリップの移動を止めてしまう。
体の回転を辞めてしまう。
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厳密には クラブの移動は傾きはあるとは言っても
体の向きを変えるから 結果として円を描くとしても
あくまでも 水平方向への横移動である。
それを 縦方向〜上方向の動きに急激に変え
水平移動を止めてしまう例も少なくない。

そう 目の前のスイング意識としては
グリップを止めない
切り返し以外は グリップの移動を決して止めない
スイングを作らなくてはいけない。

決して突飛なことではなく
考えて見れば当たり前のことだけれど
意識している人は少ないだろう。
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しっかりしたヘッド重量のクラブ
各個人にとって十分に動く(柔らかい)シャフト
そんなクラブを使って
スイング中の重心位置を意識すると
シャフトの使い方ばかりでなく
今まで意識しても出来なかった自分自身の姿勢の維持も
しやすくなったりするのです。
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ゴルフスイングの
❝妙❞に前傾姿勢があります。
前傾姿勢とは 軸足の大腿骨と骨盤の
前方」への角度差のことです。

スイングにはこれに向きの変更が加わるので
その時期 時期において
体の左右に 上下 というか高低差が生まれます。
特に重要なのは 右を向いているときです。
右を向いているときに左サイドの方が右サイドよりも
低い位置関係になる というのは
ゴルフスイングの秘密の一つとも言えます。

右を向いているときに
左サイドの方が右サイドよりも低い
右サイドの方が左サイドよりも高い
という位置関係を維持するのには
重心の位置がシャフトよりも大きく右に行かない
ということがポイントです。
つまり その傾き分は地面に対しフェース面が
シャットになっているのが
 この状態に対する「スクエア」となるわけです。
これを維持することが
体の姿勢を維持することにつながってきます。

よくある 左肩、左腕だけで
ひょいっとクラブを上げてしまうと
重心位置はシャフトをまたぎ 右に大きく入って
しまうので 前傾姿勢は消えてしまうのです。
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これはダウンスイングでも同じです。
ゆっくり動けるハーフショットなどで
その重心位置を感じながら スイングしてみると
それが結果としてインパクト時の
前傾姿勢維持にもつながってきます。

左サイドの低いシャットなヘッド姿勢を保つと
クラブヘッドやクラブの重さが
左手を低く 進行方向へと押すように働きますから
それによって 直接インパクト時に左足(軸足)を
骨盤の前傾姿勢を作る 訳ではありませんが
少なからず 左サイドが低くなる時間を長く保てるので
その可能性がぐんと上がるわけです。

逆に ダウンスイング時
重心位置がシャフトよりも大きく右に位置していると
左のグリップには上がる力が働く上に
右サイドには必要以上にクラブの重さを与えます。
この重さがかかれば 自然な反応をして
左サイドを上げ 右サイドを下げる動作になって
いくでしょうから
これが 体の早期の開きやつっこみに
つながる部分でもあるのです。

ヘッドの重心位置を意識してみるだけで
クラブの重さの作用は ヘッドからグリップ
手元へ 手元へと働き
それを伝えるのがシャフトの機能であること
そして その重心位置を意識することが
スイング中の無意識な姿勢維持につながるのですから
それを利用しない手はありません。
imagesCARZT6DK
悩み多き 
多くのゴルファーは
まず 第一に「体の動き」ばかりに囚われますが
スイングは長くても 始まりから終わりまで2秒ほどの
瞬間芸に近い動作です。
切り返しからインパクトまで 0.1〜15秒ほど
この間に体の動きは 加わる負荷に対し修正する
微調整が主になりやすいのは
自分の思い描いているスイング動作と
実際の自分のスイング映像を比べれば
よくわかると思います。
結局 自分の動かそうとするクラブの不可抗力
負荷や重さによって 体は動かされてしまうのであれば
始めから その不可抗力を
自分が正しく動くためのものにしておく
という考えの方が理論的だと思います。
それに歯向かい 理想的な動作を機械的に行うのには
オジサンゴルファーは練習機会も時間も足りませんから^^
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アプローチの練習であっても、素振りであっても
ヘッドの重さ➡重心位置に気を付けてみると
今までとは違った感覚、感触が生まれてきたりします。
スナップショット 1 (2012-10-29 14-03)

テークアウェイの段階で重心位置を気にして始める
その行為そのものが 勢いや反動でテークバックを取ることが
出来なくなり、ゆっくりとは言わないまでも
今までよりも遅いスピード(適切なスピード)の
  テークアウェイになるかも…ですね^^

前にも書きましたが
ゴルフクラブの重さ を
グリップからヘッド 外に外に と使ってしまうと
クラブヘッドは単なる棒の先の一塊の重み に
なってしまい 重心位置なんてどうでもよくなります。
逆に重心位置の存在が邪魔にもなるでしょう。
 …(棒の延長線上から重量の中心がずれていること)
重さをヘッド、外へ外へと使う限り
シャフトの働きも単に自分が操作する棒でしかありません。
これを逆に
ヘッドからグリップ、中へ中へと使おうとすると
ゴルフクラブの機能やスイングの色々なことが
見えてきたり、感じられるようになってきます。
スナップショット 1 (2012-12-27 17-48)

まあ 市販の軽いヘッド、硬いシャフトで
特にこの季節ではいくらやってもどうにもならないし
逆にその手のクラブで「ヘッドの重み」なんて言葉を
意識すると ヘッドをたくさん動かしてヘッドの重みを
増やす行為 が重さの使い方を誤解していくのでしょう。


そのスタートとして
重心位置がどこにあるのか
ヘッド姿勢がどうなっているのか
シャフトと重心位置の位置関係がどうなっているのか
感触として掴もうとする のは良いことです。
それによって すぐにではありませんが
それを感じられるグリップにも変わっていく可能性が
ありますしね(*^▽^*)

クラブヘッドの重心位置は
そのグリップを通して 打ち手に伝える重さとして
かならず 方向 というのが付いてきます。
この動作の方向というのがとても大事で、
特に トップオブザスイング 切り返し 以降は
クラブの行きたがる方向と
自分の行きたい方向 というのを
出来るだけ似たような、出来るだけ一致させ
自分に主導ではなく、クラブ主導にした方が
スイングはぐんと楽になります。

ゴルフクラブの場合
各機種による 重心位置の違いというのが
それぞれの 機種の特徴でもあり 違いでもあります。
金属の素材を軽いチタンなどにするのも
その軽さと強さを利用して 余剰重量によって
重心位置の設計自由度を上げるためのものです。
ですので ヘッドの重さを遠心力によって
外へ外へと一塊の重さにしてしまうと
そのクラブごとの差異を失ってしまいますから
クラブの違いも判らなくなってしまいますし、
シャフトの使い方も判らなくなってしまいます。
それでは面白くありませんよね。

ヘッドの重さ 重心の位置が
グリップにどうような「方向」への圧力をかけるのか
それを気にするだけで ゴルフのスイング
クラブの扱いはかなり変わります。
それを意識するだけで シャフトを捻って
シャフトを回転させるという発想も消えるのでは
ないでしょうか。
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クラブヘッドには重心位置と言って
シャフト、握る棒の延長線上からずれたところに
ヘッドの重量の中心点が存在します。
017

シャフトの硬さとの絡みもありますが、
平均的な市販のゴルフクラブのヘッド重量でも
かすかにですが、感じることはできます。
出来ますが、ヘッドが軽く、シャフトが硬いため
ヘッドをたくさん速く動かすことに気持ちが行ってしまうので
(たぶん 本能的にそうしないと飛ばないと判断するのでしょう)
なかなか感じることは出来ません。
シャフトが硬いと ヘッド自体の重さも非常に
薄〜くしか伝わってきませんから
ゴルフスイングを考えるうえで
ゴルフスイングを作ったり、直したりするうえで
ヘッドの重心位置の感覚…なんて無視されてしまいます。

でも 実はここの部分
クラブヘッドの重心位置の感覚というのが
クラブヘッドの扱い方…だけでなく
シャフトの扱い方のヒント にもなるほど大切なのです。

ヘッド重量がしっかりしていて
シャフトの硬さが常人が使えるまともな柔らかさであれば
ぜひぜひ 一度トライして貰いたいのですが・・・
テークアウェイをしていく途中や始まりで
シャフト位置を重心位置の関係を感じ取って貰いたいのです。

テークアウェイは進行方向 右への移動です。

正しくは 足腰 フットワークを使って
骨盤・秀二が右を向いていくのと同調して というか
そのフットワークによって クラブは移動します。
その時 自分の握っている棒 に対し
クラブヘッドの重心位置は左に位置するのが正解です。

重心位置は あたりまえですが「重さ」です。

静止状態から始まる ここの段階では
重さは そこに留まろうとするエネルギー です。
打ち手がフットワークによって
移動を始める部分の第一段階はグリップです。
第二段階は グリップが移動することによって
シャフトとつながっている ヒール部分です。
重心位置のある トゥ側は それらの動きに対し
重さ分 そこに留まるエネルギーを発揮する筈です。

シャフトにつながっていないヘッド
接着していないヘッドの 装着穴に油を指し
ゆるゆるの状態にして テークアウェイを始めると
必ず 必ず ヘッドは フェース側に回り
シャフトから外れ落ちます。
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テークバックを手で上げるゴルファーは
ここで ヘッドをキャビティ側に回そうとします。
これは重さの基本を この初期段階で無視してしまって
いますから、ここから先重さが
自分の味方をすることはありません。
重さを単に運動の負荷として扱ってしまうことになります。
軽いヘッド、硬いシャフトでゴルフを覚えた人の
多くはだいだいこのパターンにはまります。

スイングには基本前傾姿勢があります。
右を向いているときは、前傾姿勢によって
左サイドの方が右サイドより低い位置関係になります。
 なる筈です。
ところが 面白いもので
ゴルフクラブと打ち手の位置や姿勢の関係は
かなり密接につながって 相互関係を作っています。
テークアウェイの時点で
シャフトよりも 重心位置を大きく右に持ってきてしまうと
(ヘッドを回してしまうと)
そのクラブの作り出す重さは
グリップを上げる、特に左グリップを上げる作用として
働くので その時点で前傾姿勢を壊します。
重心位置をシャフトよりも左に残しておくと
グリップを通して 左サイドには低めを保とうとする
重さがかかるので、前傾姿勢は保ちやすくなります。

そう この重心位置を感じていく
感じていけるクラブは
実は シャフトの正しい働きを覚えていける
というのにつながっていくのです。
そして 動作中に意識しなくとも
前傾姿勢などを保ちやすくする
ヒントにつながっていくのです。

そう考えると 現代主流になっているスイング論は
随分とぶっきらぼうな 単にこうしろ という命令で
何もクラブとのリンクがなく
姿勢を無理やり保とうとするのですから
かなり辛いでしょうね…。


                    続く
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