2015年04月
クラブを起こしてから回るドリル
見た目は変でしょう。
しかし 練習やドリルとしては大変有効。
最終的には同時進行にしていくのですが
先にクラブを起こし、体をまわす
と言う工程を覚えていくと
ダウンスイングでの工程に良い影響が生まれます。
一般的に目にするスイング=テークバックは
通常、きっかけとして少し回ってから
体を止め、その反動。。。そのクラブに残る慣性を
使って腕を動かし、自分では上げているつもりでも
結果、初めに作った慣性でクラブを体に巻きつけているだけ…です。
クラブを不必要に重くしてしまい
それもその方向は好ましい方向では
ありませんから、力みの原因になります。
クラブの構造上、
ヘッドの慣性で動かすと
ロフトは最大限に開く形にもなります。
体の下から上に行くに従い
捩じられる量は多くなりますから
体への負担も最大限のテークバックになってしまいます。
クラブの慣性を使ってのテークバックでは
自分の動作以上に必ず深いトップの位置になります。
トップの位置で止まる必要はありませんが、
常時体やクラブを動かしておくテークバック〜トップ
の形では、傾斜地や風の強い日などは
リズム感を崩してしまう原因にもなります。
体の向きを変えず、
クラブを、シャフトを起こしてあげると
初期の段階でクラブの重さは一番軽い状態になります。
この後、体を回しても
クラブにはほとんど慣性が生まれませんから
今までとは重さ感が大きく異なってきます。
そのため、自分の動作通りのトップの位置にできます。
自分がクラブヘッドの重さ
しかもクラブのその長さを利用して
自分の体を回していたことにも気づくかもしれません。
クラブの重さを最大限にしてきりかえしたいたのが
今度はクラブが一番軽い状態になるので
かなりの違いを感じると思います。
どこに力をいれていいか わからない・・・
とまで言う人がいます。
違います。
力は要らないんです。
そこを理解できるだけでかなり意味があります。
クラブを作る(開発)時、まず、考えるコト
ハミングバード では L型ブリストルパター
だけに限らず、アイアンヘッド アイアンシャフト
ウエッヂ、ウッドヘッド、ウッドシャフト
殆どのモノが オリジナル (&国産)
まず 日本中 何処に行っても
この常軌を逸脱したセッティングを創る(開発)
するクラフトマンはいないのではないかと思います。
伊達や酔狂で作る領域を遥かに超えてますもんね。。。

開発 というと仰々しいのですが
クラブを作る際にまず考えることは
如何に パワーやスピードに頼らず
出来るだけ遠くに飛ばせるか どうか
ということが 一番始めに来ます。
確かに 多くの悶絶クラブ使用者は
ヘッドの重さやシャフトの柔らかさに
悶絶しているのかも知れないのですが
それは クラブソノモノが非常に大きなチカラ
破壊力を持っている 表れ とも考えています。
その重さが不可抗力の要因なのですが
その不可抗力に逆らわず 不可抗力を消そうとせず
それに動かされてしまうことを考え
うまく動かされてしまうにはどうしたら良いのか?!
という発想の転換が有効かと思います。
そして 次に
それを 上手に距離に変換するために
ボールをつかまえる
ゴムのボールを金属質の何かで
ぶっ叩いて 「つぶす」
その打撃での快感 は なかなかのものです。
つかまえる〜反意語では 逃がす でしょうか。。。
ゴルフでいうトコロの こする にあたるのかな?
言葉遊びになってしまいますが
逃がす〜逃がさない と言うことを考えると
逃げるところを失くす
袋小路に追い込む みたいなイメージは
決して 間違っていないような気がします。
たくさんのゴルファーを見てきましたが
そうですね。。。 9割以上のゴルファーは
ボールをつかまえられずにいます。
最後まで ボールをつかまえずに終わってしまう
ゴルファーも少なくないと思います。
疑似的に フェースを左に向けたり
煽り打ち をして ボールをつかまえる に
似た球筋を打てた人が上級者 と呼ばれている?
なんてことも感じたりします。

ボールをつぶす コトの実感や体験を
悶絶?クラブによって 味わって頂くコト
その持っている破壊力を距離に変えて
楽しんで貰うコト
が具体的な目標となって
クラブを創っています。
確かに ゴルフは点数を争う みたいな部分も
あり、それがゴルフの上達の証 のように
考えられている部分は有りますし、
スコアを蔑ろにしたほうが良いよ!
と言うつもりも毛頭ないのですが
ボールをつぶす 捕まえる
その快感は それを上回るほど 楽しいモノです。
ボールをつかまえる コトは
同時に 自分の本来の距離を得ることも出来ますし
方向性や安定性の向上、格段なる向上にも
つながりますので 出来れば
最大の優先事項として ゴルフに、
もしくは悶絶クラブに接して頂けると
のちのちの財産になるのではないかと
考えています。