簡単に説明しよう
ヘッドという質量がボールに激突すると
その エネルギーは
推進力
回転(スピン)
打ち出される角度
など 大きな 三つの要素に変換される
エネルギーの総量も含め
この 変換、そして変換割合の役目は
すべて クラブの仕事だと認識して欲しい。
スピードを速くするとか
チカラを入れる
という 人間の意志や行為は
エネルギーの総量を増やすと言う役割よりも
変換割合の「割合」の方を変化させてしまう為
そのまま 距離になったりはしない。
クラブヘッドの重量の中心点は
シャフトよりも右側に存在するため
ヘッドを早く動かそうとする動きをすれば
ほぼ例外なく ロフトは開く方へと働くので
スピードアップ気分は ロフト増加⇒
スピン最大値増加 弾道の高度増加
になってしまうわけだ・・・
現在 市販されている「ゴルフボール」は
30年前のそれと比べると 格段に性能が
変化している。 ただ それを そのまま性能の向上
と呼べないのは 間違ったゴルフクラブの使い方を
しても その間違いを補正する性能の方のみ
進化しているからだ。
・・・一見すると それは 上手でない人に
有用で ゴルフそのものを発展させるように
感じるだろうけれど やはり ゴルフと言うのも
文化のヒトツで 100年以上前に作られた
ゴルフのクラブの基本を理解して
長い歴史の一部を感じ取る喜びと言うのも
道具を使う遊びの楽しみであるので
間違った使い方を推奨する えせ 的な
性能は 緩やかなる自殺への道に行くことになる。
最近 ゴルフクラブに溝に関する
ルールの制限が始まった。
一般的には ゴルフクラブを
ドライバー フェアウェイウッド ユーティリティ
アイアン と分類しがちだけれど
本来のゴルフクラブの 名称は
「ゴルフクラブ」 ヒトツで
ルール上 用品の特徴を除けば
アイアン ウッド と言う名称の区別はない。
そのルールは ウエッヂのスピン性能抑制の為
と考えられているけれど 実際には
ロフト角度 25度以下のモノはすべて
その 溝の規制の対象で
ウッドであっても 9番や 11番などは
その ルールの対象である。
そこを理解すると ルールそのものが
ウエッヂのスピン抑制の為でないのか 分かると思う。
アイアンの溝は インパクト時に
ボールとフェース面の間に 水も含め
異物が挟まり 不必要なスキッド(すべり)を
生まないようにするためのモノで
スピン と言うモノに対しては
増やすための ものではなく
減らさない為のもの と言う認識を
しっかり持って頂きたい☆