どうも一般的には
クラブが、ま、特にドライバーがですけれど
長くなって⇒ヘッドスピードが上がって⇒飛ぶ
という 真っ赤なウソ というか都市伝説を信じている
傾向が強いようです。
昨日の記事で書いた通り、
ゴルフクラブは 特殊な設定にしない限り
長さが長くなると、先端部に装着されるヘッド重量は
軽くなって、ヘッドのそのものの持つ破壊力は
失われていきます。 まあ、それを長さで調整し
全番手、同じような破壊力になるように作られています。
(ちゃんとしたクラブで という意味ですが)
直接、長さの話ではないのですが、総じて
☆長くなると飛ぶ
☆スイングは遠心力を使う
☆ヘッドを返して〜フェースローテーションで打つ
この3点はパックになっているようです。
クラブの長さと距離の関係を説明すると
クラブが長くなると、
ボールに対する入射角度が緩くなります。
すると、ボールに与えられるエネルギーは
角度、俗に言う打ち出し角度が増え、スピンが減る
傾向になります。
ま、確かにヘッドスピードも上がっていくのもありますし、
ティーアップという特殊条件も重なって、
小さなロフトを使うことが出来るようになる
ここがポイントなのです。
ゴルフクラブは所詮破壊力になるエネルギーは
おおむね決まってしまっています。
それを ロフトというもので3要素に分散していくのですが、
長さによるヘッドの入射角度も直接ではないにしても
ロフトの作用の一部と考えるべきです。
ですから、多少長さは違えども
同じロフトの フェアウェイウッド、アイアン、ユーティリティ
は距離も弾道も異なる ということで
フェアフェイウッドは 打ちだし角度は高く、スピン少な目
アイアンは 打ち出し角度低め、スピン多め
ということになるわけです。
さて、長さとはちょっと異なりますが
スイングはヘッドの重さ⇒遠心力の力が
大きな飛びの破壊力と思われています。
しかし、そうであるのならば
長さ〜反比例〜ヘッドの重さを考えると
不思議な感じですね。
遠心力とは外にはらもう とする力です。
人工衛星で考えると、同軸の軌道上を動くのは
外にはらもうとする力と重力〜内にひく力が
等価になった場合です。
即ち、外にはらむ力を使うということは
その反対に力を作っておかないと
ボールとヘッドは当たらない ということです。

スイング中、特に遠心力として働く方向は
斜め下方向です。
それを増やせば、それを同じ分だけ
上に引き上げる力が必要になります。
使える範囲の中で少ないロフトというのが、
ドライバーにとって最大の飛距離転換方法であるのに
スイング中、上に引き上げる力 となると
かなり左サイドを高くし、打ち上げ角度を
自分で作ることになってしまいます。
アドレスしている時、概ね平らなのに
打つ段になると、左足上がるの打ち上げに
自分からしてしまう打撃の基本イメージは
遠心力を作ろうとすればするほど
その度合いは濃くなってしまうのです。