2013年04月
シャフトの役割
ここに二つのクラブがあるとします。
1.市販の軽量スチールのSシャフト
2.弊社のそこそこ柔らかいシャフト装着のモノ
仮に5番アイアンとして、数値で表すと
1.ヘッド重量240g 振動数310cpm
2.ヘッド重量305g 振動数170cpm
総重量で見ると、二つは似たようなもので
片方はシャフトが重く、片方はヘッドが重い。
この二つのクラブを打ち比べて貰うと、
大体二つに分かれてきます。
打つ前の想像では、後者の方がヘッドも重く
シャフトも柔らかい ので、ゴルフ用語でいうと
「ヘッドが来ない」
「ヘッド(シャフト?)が遅れる」
という風になるのですが、
実際には、そうではありません。
弊社の多くのお客様は後者の方を「速い」
と言い、オンプレーンスイング(振り子式スイング)
で打っている方は後者を「来ない」と言います。
いったい、その差はどこにあるのでしょう?!
振り子式スウィングはこのようなクラブ扱いです。
このように動かせば、シャフトの延長線上に
重心の無いゴルフクラブのとっての
シャフトのしなり=ヘッドの遅れ=クラブの捻じれ
になります。
シャフトよりも右側に(運動に対して後方)残れば
ヘッドの重さは負荷、ブレーキになります。
ヘッドの重量は主に重力方向に働きますから、
自分の動かしていきたい方向と、
ヘッドの動きたがる方向に大きなずれが生まれますし、
それを頑張って、速く動かせば動かしたで
グリップ部に対し、外へ膨らむ遠心力と言う
これもまた、自分の動かしたい方向とは別な、
新たな負荷が生まれるのです。
振り子式(ヘッドターン式)スイングの場合、
原則として、ヘッドがグリップ部を追い越す
というのがありますから、ある場所でグリップ部を
練習によって培った『どこかの場所』で、
止めておかなければなりません。
そうなると、ヘッドが重いことや
シャフトが柔らかいことは、その動作に対し
負荷、邪魔として働きます。
インパクトを作るグリップ部を止めておくことが
難しくなるのです。
ヘッドが重く、シャフトが柔らかければ
シャフトの捻じれも想定以上に大きくなりますし、
その負荷もやはり想定以上に大きくなります。
それを「返して来れば」、今度は遠心力が働き
いつもの場所に、グリップ部を収められなくなります。
一方、体の向きの変更でクラブを動かす
クラブをターンさせる方にとっては
ヘッドの重さやシャフトの柔らかさは
グリップ部を進行方向へ押し出す作用が働きます。
この二つの状態を比較して頂ければ
分かりやすいのだと思うのですが、
左の写真では、ヘッドの重心はシャフトよりも
右側(後方)にあります。
一方、左の写真では、重心はシャフトよりも
左側(前方)にあります。
次の動作をしていくにあたって、
左の写真では、ヘッドの重さはグリップを
その場所に残す だけでなく、上へと向かわせる
負荷が働きますが、右の写真では
グリップ部を左(飛球線方向)へと押し、
同時に下へと押し出す作用が働きます。
シャフトはその断面の円形が
ゆがみ・復元することで性能を発揮するのですが
振り子式(ヘッドターン式)の扱いでは
シャフトは伸びる方向に働き
正規なクラブ扱いでは
シャフトは縮む方向に働こう とします。
それは打ち手にとって、
伸びる運動は引っ張られる負荷になりますし、
縮む運動は押される負荷になるのですから
感触やタイミングなどは大きく異なるものになるのでしょう。
片方は、軽いヘッド、硬いシャフトを好むようになりますし
一方は、重いヘッド、柔らかいシャフトを好むように
なるのは、致し方ないのかな とも思います。
牡鹿半島通信
実験◆振り子式遠心力打法 VS 正規なショット
前回、ウエッヂで行った実験を
今度は7番アイアンで行ってみた。
それを二つのスウィングで打ち比べ、撮影し
今回はデータも採りながら、行ってみた。
繰り返しになってしまうけど
まずは二つのスイングの説明を。。。。
ふたつのスイングとは、そのひとつは
まったくもって間違っているのですが、
巷に横行している 振り子式遠心力打法。
要は、グリップエンドを支点として
腕周りのさばきで、クラブを、シャフトを振る打法。
もうひとつは、クラブ、シャフトを単体では
動かさず、クラブを持った自分が、体の向きを
変えることによって、クラブを動かす 正当な
正規なクラブの動かし方。
(これには名称などありません)
まずは データを見てみましょう。
上が正規なショット、下が振り子式遠心力打法
予想通りの結果になりましたね。
ヘッドスピードの大きな差はないのですが、
距離と言う意味では、25ヤードもの開きになっています。
スピン量でいうと、対して違いはないのですが
打ち出しの角度が 振り子打法の方が10度近くも多く
ボールのスピードもグッと低くなります。
弾道を絵にするとこんな感じ。
インパクト付近を拾ってみると。。。
どちらがどちらと説明する必要は
なさそうですね。
これが、飛ばないと悩んでいる人の
飛ばない原因と見て
間違いないと思います。
牡鹿半島通信
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ゴルフクラブの役割 視覚のガイド
クラブヘッドのデザインと言うご質問を受けたので
少々、それについて書いてみます。
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1767347.html
前回の記事では、ドライバーヘッドのデザインで
弾道のイメージを醸し出す と言う部分に
触れました。
今回は別な部分を・・・
この二つ、ウッドとアイアンです。
フェース面に着目してください。
ロフト等に違いはあるのですが、
何故、こうも形状が異なるのでしょうか?
ウッドは、確かにトゥ側の方が高くなっていますが、
それはそんなに極端ではありません。
機種によっては、左右対称に近いモノ
まであります。
しかし、アイアンヘッドは機種の違いは多少あれど
必ず、トゥ側が高くなった
末広がり、扇のような形状をしています。
昔のブローニングなど(知らない?)
ロープロファイルモノであっても
やはり、トゥ部分が広がった形状です。
ロフト共に少々変化していく、ということと。
ウッドヘッドのこの角度からの形状に
隠されています。
ウッドは箱型の立体の強い形状です。
アイアンは板状の平面の強いイメージの形状です。
ウッドにとっては、クラウンと呼ばれる
上面の部分がクラブを”移動”させるイメージを
醸し出し、同時にその方向をイメージさせます。
どの方向に動かすか、テークバックするか
ということをイメージさせます。
そのウッドでいうところのクラウンの役割を
担うのが、板状の形状であるアイアンでは
フェース面にもある、ということなのです。
円弧が小さくなるウエッヂほど
トップエッジと言うか、
フェース面上のトゥ側の末広がりも
きつくなります。
それはパターも同じです。
引いていく、厳密にはスライドさせていく
方向を想起させるモノでなければいけないのです。
最近のゴルフクラブは、色や飾りばかりが
強調されてしまい、
視覚としての、ゴルフの役割を
蔑ろにする傾向が強い気がします。
前傾姿勢の維持(過去ログ)
満足できる弾道や距離を
練習量や体力に頼らず
打てるようになるには
本当に 本当に 本当に
正しいクラブのメカニズムを
知る必要があります
とは言っても
そんなに複雑な難しいモノ
では決してありません
例えば 長尺のドライバーが
ヘッドスピードを上げ
距離を伸ばす
という あからさまに
間違った知識を持って
ショットするのと
実は ロフトが
ボールを飛ばしたり
飛ばさなかったり
すると知っているのでは
使い方は大きく異なります。
長さの役割が
スピードアップの為 ではなく
そのクラブクラブに応じた
ロフト効果を考え
打撃力を
推進力・角度・回転 に
割り振る ロフト効果の
一つである
と理解しているのと
そうでないのでは
使い方は大きく異なります。
前にも書きましたが
シンプルなゴルフクラブ扱いが
出来ないと 結果として
必ず 前傾姿勢を失う
ことが 色々なミスショットの原因
になります。
しかし その前傾姿勢を失う
のにも原因があり
実は 前傾姿勢を
失わないように
直接的に頑張る
では 解決しないのです。
前傾姿勢を維持する方法は
前傾姿勢がある
体の向きの変更に対し
正しい 前ならえ
をしていくコトが
一番の解決方法です。
インパクト以降
フォロー・フィニッシュは
あまり気にする必要はありませんが
テークバック・ダウンでは
体は右を向いています。
その際
前傾姿勢があるので
左手の甲は下向き
右手の甲は上向き
になります。
これを維持していないと
胴体の中で
腰回り(尻周り)、骨盤と
肩周りが
運動として分離してしまい
別な回転を作ることに
なります。
こいつが厄介なコトに
ちょっとだけ違う角度の
ちょっとだけ半径の違う
円運動・回転運動を
二つ生むことになってしまい
骨盤周りに比べると
肩周りの回転運動は
負荷になる クラブに近い上
稼働角度が多岐に富んでいるので
単純なる
斜めの回転よりも
回転しながら上下に揺れる
ゆりかごの動きが
強くなってしまいます
正しい前ならえ
が出来ていると
クラブヘッドの形状
その重さが
前傾を維持させる働き
をしますが
その逆に 正しい前ならえが出来ない
テークバックで言えば
左手の甲が上向き
になった途端
クラブの形状、その重さが
テークバックの段階で
前傾姿勢を解こう
とする方向に掛かります。
ダウンスウィングも同じです。
よくあるスウィング理論で
「クラブヘッドは置き去りに」
をすると 当然
左手の甲は空を向きますので
クラブ、そしてクラブヘッド
の重さによって
前傾は解かれます
ですから
多少であれば まだ良いですが
CDの領域にクラブ也 ヘッド也が
入り込むと
ヘッドは右に下がろうとする負荷が
掛かりますし
それと同時に
グリップには上がろうとする負荷
が掛かりますので
余程 練習するか
筋力・体力が無い限り
必ず 前傾姿勢は解かれ
へそから下は
許容範囲で回転しても
肩周りは上向きに
小回り してしまいます。
この動きは テクニックで解消する、
反復練習の刷り込みで解消する、
のではなく
クラブの姿勢
そして 正しい知識で解決して下さい
ゴルフは
頭脳労働で
解決するのです
注)肉体労働で解決したい方には
このブログは役に立ちません。
ドライバーヘッド(ウッド)のデザイン
こんな質問を頂きました。
こんにちは!
店長質問です。カムイTP-07ですが
ヘッドの先端部分をかなり逃がし?てありますよね?
この逃がしを深く取ったりの浅くしたりするのは
どんな効果を狙ってるんでしょうか?
僕は07の様に深い方がなんかしっくりくるんですが…
ウッドヘッドのデザインですよね。
好みの問題もあるのですが、
まず知っているとは思うのですが
フェース面には横方向にも、縦方向にも
軽〜くラウンドが付いています。
アイアンとは異なり、フェース面は
センター部分の膨らんだ曲面なのです。
たての曲面をバルジ
横の曲面をロールと言いますが、
8インチから16インチ位の半径の
アールが付きます。
ご質問にあった、フェース先端部分
トゥ側の形状処理ですが処理ですが、
ここの部分が、グットフェース側に入り込んだ
デザインだと、フェース面は
ヒール側に寄って見えます。
重心距離が短く、捕まりやすいというか
右に行きにくく感じる訳です。
逆にここが尖ったような形状に成れば
ロールがある分、フェースはトゥ側に
寄ったように見えるので、
重心が長く、左に行きにくい形状に見えます。
この視覚効果、というのは思っている以上に
ヘッドの性格を表しています。
左に行きやすい性格のヘッド
というのは、総じて重心距離が短く
小振り、もしくはディープなヘッドです。
叩いて使う人や体力のある人が好む形状です。
そのヘッドが形状までも
左に行きやすく見えると
ある意味、怖くて使えなくなる というか
恐くて、ぶっ叩けなくなるので、
ヘッドの特性とは反対な見栄えが必要なのです。
逆に、右に行きにくく見えるヘッド
というのは、ヘッドの特性としては
重心距離が長く、右に行きやすい
ヘッドだということなのです。
ライ角度や使われるロフトによって
その見え方は変化してしまいますから、
絶対という訳ではありませんが
ヘッドを選ぶ際の参考にして下さいね。
正直、そこの部分の差で
性能が変わるほど、どちらであっても
重量の差はありませんので、
どんな弾道が出そうか、イメージさせるために
そこの部分の形状はあると考えてください。
そして、そのイメージは大概の場合、
ヘッド単体の性格とは微妙に異なる
ということです。
過去ログ◆川は両側から見てみよう
川がある。
今は少なくなってしまったかも
しれないけれど それを隔てて
あちら側はスラム街、こちらは繁華街
みたいなところも多く
貧富の差の境界線だったり する時もある。
スラム街から 川越しに見るあちらの世界と
街から 川越し スラム街を見るのでは
川そのものに対する印象や思い出、
感情なども変わってくるだろう
意味合いは
大きく異なるかもしれないけれど
クラブ扱いやスウィングを
体の動きサイドから考える のと
クラブサイドから考えるの では
やはり 違いがある
ゴルフクラブは 200年位前から
構造や形状を殆ど変えていない
200年前にタイムスリップして
今のゴルフクラブを見せても
驚きはしても ゴルフクラブと
認識されると思う。
(色のド派手なモノは分からないけれど)
基本的なモノは不変で
シャフトが多少変形するとは言っても
運動中もその姿を大きく変えるコトはない。
また 他に類を見ない 異形なモノが故に
そんな 使う方法も種類が無いと思う
その反対の体の動きの方は と言うと
雑技団や新体操のように
訓練によっては 常識をはるかに超えた
超人的な動きも可能で
僕も目から見ると
タイガーウッズや遼君もその分野の人。
ボールを打つのであっても
多種多様な動きで 補完しあう事が
出来るので 動き「だけ」を追いかけるのは
答えが存在しない とも言える
領域の事を考えても
体の向きの変更
前傾姿勢
腕の動作 によっても
時間と共に その基準面は
変化し続けるし
腕の捩じりが入ってしまえば
縦 横が 逆転してしまう。
その領域を クラブサイドから
見てみると ものすごく意味を成していて
傾きのある 向きの変更
その面に対し 肘から先で作る面 が
平行であるのには
ものすごく 意味があるし
異形な形状のクラブの理由も見えてくる。
これが 理解出来てくると
クラブは 腕を使って
上げ下げしているのではなく
前傾&向きの変更の重要性も分かってくるし
前傾姿勢の意味も見えてくる。
腕や肘の役割は重要だけれど
アクションとしては とても少なく
小さな動き だと言うのも分かるし
最終的には 言い過ぎかも知れないが
腕は何もしていない
のかも知れない。
そうなると グリップやアドレスにも
その必然は反映されるだろう。
これも非常に伝えにくいけれど
多くの人は この領域の事を考えてみた際
自分の動きとの比較や
実際の動きの中でのイメージ など
やっぱり 動き と言う側から
考えてみたと思う。
僕は違う。
その領域とクラブの形、機能を
照らし合わせる方が先で
その機能や機構を維持するのには
「仕方がないけど」こう動くのか
と考えている。
動きから考えれば
それには こう動きたい とか
こう動け! という 意志とか命令の
人間の考えや心模様が反映されるけれど
クラブの機能から考えていけば
(多少 命令はあるけれど)
必然 と言うことになると思う
こうしたい! というクラブ扱いでは
不可抗力は当然想定外 になるし
飛ばしたい とか 当てたい なんて
欲求も当然反映されやすくなる だろう。
機械になれ!
とは 毛頭言うつもりはないけれど
うまく クラブを機能させたい!
上手くクラブを扱いたい! って
思うのならば もう少し クラブを尊重し
クラブの側からも 考えてみる必要が
あるのだと思うけれど
如何なモノだろう。
シャフトは正しく使いましょう♡
巷に横行するシャフトしならせ&しなり戻し理論
困ったものです(ー_ー)!!
ウソも百回つくと、本当?になってしまう、かの
勢いですが、クラブの取り扱い、シャフトの取り扱い
としては、大変間違った考え方です。
クラブヘッドの重量の中心点は
シャフトの延長線上には存在しません。
ライ角度も存在しますし、
重心距離や重心深度も存在します。
すなわち、シャフトをしならせる
ということは、シャフトを捩じることと
同意語である、という認識が必要です。
アドレス時、ヘッドの重量は
シャフトよりも右側(飛球線後方側)に
ある訳で、シャフトをしならせる
(ヘッドを右に送り込む) のと
シャフトをしなり戻す(左に)というのは
同一の運動には成り得ません。
さらに、クラブを右に動かしている時よりも
左に動かしている方が運動のスピードも速く
なりますから、質量はそのスピードの二乗分
重くなるのです。
このサンプル映像は、テスト用の
非常に数値の低い(柔らかいシャフト)
アイアンを打っています。
流行りの軽量スチールシャフトの
フレックスSが、振動数290位ですから
半分の数値と言っても良いと思います。
さぁ シャフトを撓らせていますか?
しなり戻す動きをしているでしょうか?
シャフトの本当の役割は
ヘッドの重さ、特に重要なヘッド形状がつくりだす
重さを打ち手に伝え
動かしていく方向をガイド/誘導したり
クラブやクラブヘッドの重さを
運動のスピードに加算するため、です。
シャフトはヘッドを動かすのが役目
ではなく
グリップを動かさせるのが役割です。
ここが最大のポイント。
市販のクラブではその概念は
絶対に味わうことが出来ないと思います。
クラブが作り出す、重さとベクトルを
シャフトを通して、グリップ〜打ち手に
伝え、上手に打たせる
打たさせてしまう、というのが
本当のシャフトの役割なのです
「90分打ち放題エイジングレポート@3,000円」
しばらく行かない内にイキな企画をやっているロッテ葛西。
ラウンドまで日にちが無いので10改を含めて主兵装のみ40球以上エイジング。
6鉄:エイジング前はペチペチした当たりであんまり気持ちよく無いです。
フルサイズのスイングを心がけると途端に打球改善、とにかく自分では何もしない方がいいです。
※途中で試しに今までのクラブを打ってみたら「ボールに届かない」感じ。人間って欲深いです。
UT:重い。自分で何か出来る気が全くしません。コワ頼もしいです。
5W:構えただけで飛びそう、事実ラクに飛ぶ。一番好きかも。
1W:重い、とてつもなく重い。
HBSのブログを読んで「横にすると重くなるからタテにする」って書いてあるのを
イマイチ体感してない方もいるかもしれませんが、ホントです。
片手で水平に持ってしなり具合を撮影しようとしたらプルプルして無理。
手首に関節技を極められてるような危険を感じました。
※危なくない程度にマネしてみて下さい。スイング中こんな物体を意思でコントロール出来ないですよ。
※お気に入りポイント!ウッドのシャフト先端付近の模様がとても美しい。
シートを巻く時、細い部分の強度を上げる関係だと思いますけど綺麗ですねぇ。
しばらく眺めておりました。
160球を超えると左握力の低下。どうやらそれでもコントロールしようと愚かな努力をしているらしいです。
300球までフルサイズスイングにて各種クラブでアプローチ。
不思議その1:どうもボールに近く構えてしまう。アドレス距離が間違っているのか
シャフトの機種変更で届く感じ(拾う幅)が違うのか?とにかく気をつける。
こんな感じでしょうか?後日ウキウキラウンドレポご提出致します。
ウエッヂショットから考察する「飛ばない」原因
ロフトを寝かしてしまう
それが判りやすいので、使っていないウエッヂを
折れるぎりぎりまで曲げて、実験してみた。
同じクラブ(この場合はウエッヂ)
同じ打ち手が、ほぼ似たようなヘッドスピードで
打撃して、このような差が起こる。
上のショット(振り子式遠心力打法)は こちらのように
グリップエンドを支点に、腕を使って
俗にいう「開いて、閉じる」と言う手の返しで
シャフトと言うか、クラブを振ったもの
下のショット(正規なショット)は、クラブ単体を動かさずに
それを持った人間の方が体の向きを変えて
クラブを動かした(移動させたもの)
動画より抽出した静止画なので、コマ割りというか
何分の何秒(1/250秒とか)は全く同じだと思う。
似たような場所を並べると
左は「振り子式遠心力打法」右は「正規なショット」
同じロフトである筈なのに
打ちだしの角度、ボールのスピードは明らかに違う
似たようなヘッドの場所なのにもかかわらず
振り子…の方は殆どボールは距離(水平移動をしておらず)
フェースの後ろ(フェースを転がりぬけ)から
ボールが出たような恰好になっている。
コチラはさらに時間の進んだカット。
振り子式…の方は、やはり水平移動は殆どしておらず
このコマの中のカット、ボールのずれて見える量も少ない。
当り前だけれど、「振り子式遠心力打法」は
インパクトを基点にグリップを止める形になる
シャフトのしなり方も全く異なる。
シャフトをしならせて、しなり戻して使う
ということをこのショットのことを指すのだろう。
この手の映像で、ちゃんと理解しなければいけないのは
一見すると 手を止めて、ヘッドを行かせたショットの方が
ヘッドが出ている(フォローが出ているように)見えるが
実際には、ヘッドは急激に内側に切り込んでいるだけで
ボール(飛球線後方)から見ると(同時に撮影していれば)
明らかに、正規なショットの方が
ボールと平行に、飛球線に向かってヘッドが出ている。
シャフトを走らせる とは
ヘッドを抜いて、ボールをくぐらせることを指す。
今回は、極端にロフトの大きいクラブで実験したので
ここまであからさまに差が出る訳だが、
ロフトが存在する、という意味では、11度であっても
全く同じこと。
シャフトが走る と言う本当に意味は
クラブヘッドの重さが、グリップを押して
全体のスピードを押し上げることを指す。
グリップを止め、ヘッドがグリップを追い越す
という行為は、遠心力は握力との勝負になるし
ここまで動かしてきたエネルギーを腕、特に左腕
で受け止めることになるから、体力勝負になる。
グリップを止めることによる反動でヘッドを振れば
この実験で見たとおりの結果になるのである。
ミスショットの危険を内包しながら
ボールに高さとスピンを与えるだけ。
ここまで、強烈にスピンをかけてしまうと
ボールスピードが上がらないため、
ボールの初動としての打ち出し角度は上がるが
最高到達点としての高さは稼げず
ボールスピードの遅い、パラシュートを開いた飛び
になってしまう。
批判、ではないが、遼君のドライバーショットは
振りごたえに対しては ボールスピードが極端に遅い
撮影する角度はあるだろうけれど、
このカットでそこにボールがあるのは
どうしても このショットをドライバーでやっているように
見えてならない。
これで、飛ばしているのだから、やはりプロというか
自分の身を削ってまでやっているのは、『流石』ではあるが…。
振り子式遠心力打法でのウエッヂショット
アプローチショットに限らないが、
ロフトが増えてくると、フェース面は打ち手を向いてくる。
打つ人からすれば、フェースが大きく感じるが、
当然、フェースはボールを打つためのモノである。
ふたつの写真を見て貰いたい。
こちらは、弊社の365ウエッヂ ロフト56度である。
こちらは使わなくなったウエッヂを曲げ
ロフトを計測器目盛外までにしたもの
(推定75度以上80度未満)
フェース面上のボールを打てる部分
その量が明らかに違う。
55度のモノは ボールの2/3ほどの大きさであるが
75度以上のモノは ボールの半分しかない
ロフトが寝ると打撃部分はどんどん減少する
軟鉄のアイアンは、ライ・ロフトを調整することが出来る。
ライ角度の方は、身長や構え方など
それぞれの方に合わせる必要があるが、
製品として出来上がったロフトの方は
調整すると、ライ角度の調整とは
ちょっと違った結果になる。
例えば ロフト角度30度 バンス角度5度
のアイアンがあったとしよう。
これを、ロフト28度にすると、
当然、同時にバンス角度は3度になる。
バンス角度は地面の方に張り出した角度なので
それにより インパクト付近の姿勢は起こされる。
30度−5度 も
28度−3度 も
実質的には同じ数値になるので
実は距離に対してはあまり効果が無いのだ。
バンス角度がそのままで(あり得ないが)
ロフト角度だけが少なくなれば
28度−5度
と考えて良く、これは距離につながる。
バンス角度は入射角度である
とも言えるのだが、同時に、
ロフトを確定(安定)させるための
支えにもなるということだ。
バンス角度を少なくさせる、ということは
入射角度を緩くとる
と言う意味にもなってくる。
ウエッヂショットで
ロフトを増やして振ってしまう
ロフトを寝かして打ってしまう
ということは、打撃部分も少ないうえ
リーディングエッヂがより一層前に出る。
ロフトを増やしてしまった分、バンスも
より張り出すことになるのだから
トップのミス、ダフリのミス が増大する上に
打撃部分も減少し、
かつ、打撃のエネルギーが
距離では無く、非常に不確定な
スピンと高さに分配されてしまうので
メリットは何もない! と言える。
ハイリスク・ローリターンの権化の
ようなショットを目指して
どうするの? って感じ。