まず この写真を見て欲しい

今 日本全国の練習場に行くと
半分以上の人がこうやって ボールに入れてこようとする
アプローチなんかは この感じが基本だ
このクラブのロフト 番手が分るだろうか
ウエッヂ?
トンデモナイ これは6番アイアンである
このまま インパクトまで 迎えるとすると
ボールに対しては 一体 何度のロフト効果だろう
50度?
イエイエ 限りなく 80度に近い 70何度である
手さばきで クラブを横方向に動かし
しかも クラブはインサイド から入れて来る
…その場合のインサイドは 別な言葉では体の右横 ってことだけど。
しかも 素手でイメージトレーニングをすると
ヘッド(手のひら)の動かすラインに対し
手のひらでなぞってくるような動き
これじゃあ 番手ごとのロフトの意味はまるでない
では次

インパクト直前だ
ヘッドターンの最中…
6番アイアンだから
ヘッドスピードで言うと
30ms強 約時速100kmh
分り易くするため
ヒール/赤 と トゥ/青
に点を打ってみた
これから更に
ヘッドターン する
クラブ全体は ボールに向けて 下がってくる
赤い点はそれと同じ
しかし 青い点は もっと低い位置から 上がってここまで来ている…
そして この後 下がっていく方向に動く
物体全体を下げているのに 青い点は上げる方向
この映像 で 不思議に思う人もいると思うけど
本当に打ち直前なのに ヘッドはずいぶん手前(写真で左)にある
先っちょに当たりそうだけど 実は ちゃんと?当たっている
それは 何故か
ヘッドがターンすることによって 外方向 写真で右方向に
小さな遠心力が働いて クラブ クラブヘッドが外に引っ張られるからだ
クラブ自体が作り出す 円弧 の他に 小さな円弧があり
見ての通り クラブには ライ角度が存在するので
その二つの円弧は決して一致しない
入ってくる 立体的な角度や クラブ全体の作る円弧の大きさ スピード
そして 入ってくるときのヘッドの姿勢や ヘッドターンさせるタイミングや度合い
そして ヘッドターンのスピードによって
その二つの円弧は複雑に 一生に2度と無いような
不可解な不可抗力を生みだす
普通に 体の向きの変更等で 作るクラブの円弧よりも
急激で 小さな回転半径の円になりやすい
何故ならば 円がボールに対し 頂点(一番外)に向かっている時は
ヘッドターンの遠心力も更に外に引っ張り
打ち終わった後 クラブ全体の円弧も中に入る上 ヘッドの作る円弧も
更にその円弧を内に 内にと促す…
また ライ角度のお陰で ヘッドターンの最中
赤い点の部分を上げようとする作用が働くので
上下にも 円弧は小さくなってしまう…
ゴルフをこれから 始めよう とする人が
そんな ムズカシイ事に挑みたいだろうか?
繰り返し 同じ距離 同じ弾道 を打つ事が
理論上 説明が付くだろうか…
奇跡を期待しているのに 近いと思うけれど
よ〜く 比較してみて。



