ミスショットをしてしまう、
→ボールを見てないからだ!
みたいなアドバイスは良く耳にします。
しかし 実際に見ている人 は
本当に見ているのでしょうか?
僕個人のコトで言えば
視力もあまり良くありませんし
乱視がキツイので 良く見えませんが
見ていろ! と言われれば 残像感として
ボールとヘッドの接触姿勢も見るコトが出来ます。
例えば キャビティの底部分
ナント呼ぶかは知りませんが ソール部分の真反対
そこに ピンク色とか 目立つ色を着色すれば
どの位 それが 見えるかは分かります。
あまり ロフトの大きなモノ では効果が
ありませんが 6番 7番 程度 であれば
そのピンク色をインパクト付近で
視認することも可能ですし
平面的に ヘッドの入射ベクトルと
ボールの発射ベクトルも視認が可能です。
でも 現実的には
その視認行為は 確認にしかならず
見ている から 見ていない から は
あまり 次のショットの是非 の参考には
ならないと考えています。
ボールを見る行為は
本能的に 目とボールの距離を保つ行為
に等しく テークバックの時
骨盤の回転の妨げになります。
訓練すれば 出来るのかも知れませんが
まったく 姿勢を変えず 頸椎の動きだけでは
多分 人間の視界は140度位しか 無いと思います。
その 二つが重なり
ボールを見続けて テークバックをすると
単に 体を左に倒しつつ お尻を引く
そんな動きになり易く
背骨が捩じられた上に 体の姿勢が
かなり 立体的に崩れます。
実際 アマチュアの多くのミスは
目とボールに対する
遠近のミス トップ・ダフリ のミス
ナノですから それは 視認では
確認できない事で 果たして
目からボールまでの距離が
110センチなのか 118センチなのか
正直 見ていたから 分かる か
と言われれば 答えはNOです。
脳みそで 遠近感を「判断」しているだけで
目で見えるから だけでは
動作中には 確認不能 です。
ボールが 約5センチ
たった 遠近感が5センチずれただけで
空振りするか
練習場だと マットが吹っ飛ぶか
そんな 小さな ズレは
視認では修正不可能と言えるでしょう。
視界 視線ではなく視界を
胸の向き 骨盤の向きと共に
動かすと 嘘のように 体の周りは
楽になります。
素振りでは出来るのに 本番では・・・
のひとつに 素振り中は
前傾姿勢も捕らず 視界も動かしている
のに いざ 本番では前傾姿勢も捕り
視線 視界もボールに釘づけ
これでは 同じにはなりません。
まず ボールを全く見ないで
よそ見して 体の向きに合わせて
前傾姿勢を維持する目的も含め
視界を大きく ゆっくり 動かしながら
打ってみることをお薦めします。
鳥かごのような状況で打つのなら
より一層 見ないで打つコトを
訓練して見て下さい。
視界を一定にせず
前傾姿勢 そして向きの変更に
応じて ある規則の中で動かす
そんな訓練は有効です。
もしも ボールが当たらなくとも
当たらなかったことが問題なのではなく
自分の体のセンター付近から
クラブやクラブヘッドを動かしてしまった
ことが問題なので
自分だけだ動く
クラブを動かさない練習にもなります。