これって やっぱり 誰も言わないです…ね。






私も からだ、からだ、と選挙演説のように叫んでいますから
誤解の片棒をかついでいない とは言えませんが、

からだを回す とか、からだを使う、
この場合の からだとは
●股関節を境に、股関節から上の胴体一式
のコトを指しますが、

からだを回す、からだの向きを変える のは重要ですが、
その からだ を向きを変える のに
 からだ自身は積極的に使わないのです

体自身、胴体部ですね、ここは殆ど何もしないと言っても間違いではない、と思います。
脚の作業によって ただ向きが変えられている、ほぼ受け身の部位になります。
20191006_Moment(3)

胴体の向き を変えるコト 
クラブを持つ腕の付け根の位置を変えるコト
が目的なので 胴体そのものは能動的、積極的には使わない のです。


 ✋意味わかるでしょうか?
 具体的にいうのならば
 腰の、骨盤の向き を変えるのは脚を使って
 骨盤の向きを変えるコト であって、
 腰ソノモノをつかって 腰の向きを変えるコト ではない
 というコトです。
 胸の向きを変えるのは、
 その骨盤の向きを足で変えるコト によってもたらされるので
 肩をまわして、胸の向きを変えるコト ではない
 というコトです。
 だから 「肩をまわして!」と言う言葉も
 間違った言葉ではないのですが、肩部自信を廻す
 と言う意味ではないのです。


ショットをするのに 当然、それはクラブでボールを打たなければならず、
それは 両手 で持っています。
その接触部分が グリップ に当たるのですが、
 そのグリップを移動させ、結果、ヘッドを動かさないと
 ボールを打つコトが出来ません。
➀脚で骨盤から上の胴体の向きを変える
➁胴体はひねらない
➂腕の付け根〜肩の位置が移動する
➃腕が移動する
➄グリップが移動する
➅ヘッドが移動する 

 と言う回りくどいかもしれないが間接的な作用なのです。
田中どら_Moment(5)
腕は肘などの曲げ伸ばしによって
多少、長さの調整が効きますが、
原則、両手で持ったゴルフクラブ……その両手は拘束されているので
胴体そのものを動かそうとすると
胴体が捩じれ、腕の長さがそれに準じてしまうので

上手に打つコト よりも 双方の腕の長さの調節 の方が
重要な作業になってしまうのです。

出来るだけ安定して、出来るだけ遠くに、出来るだけ目標方向に
ボールを飛ばすコト、が目的と言うか、目標ですから、
そのクラブの姿勢とか クラブの軌跡 を司る
『両腕の長さ加減』 は 大切で、デリケートな部分です。
スイングの練習をする目的でもあります。
その『両腕の長さ加減』は 良いスイング、良いショットをする為の手段
上手になるための段階 であって、目的ではありませんが、
からだの向きを変えるのに
からだ そのものを使って 胴体を捩じってしまうと
手段と目的がひっくり返ってしまうほど
その「両腕の長さ加減」が激しく必要になります。

スイング ココを治そう❶_Moment具体的には このような 右向き を作ってしまうと
自分では からだと思っている肩を動かしている訳ですが、
骨盤に対し 肩が右を向き、
胴体がひねられてしまうので
右腕を短く、左腕を長く使わないと
クラブを持っていられません。
その結果、クラブ→フェース・ロフトはダダ開きになり
シリーズ ココを治してみましょう❸_Moment(4)フェースを返さないと ボールが打てない
と言うスイングになる訳です。

からだを廻せ!
左肩を入れろ!等の標語と
型だけを追いかけると
その型は出来たとしても
その後、より面倒が作業が増えてしまいます。


クラブは両手で持っており、その長さ加減によって
ロフトやフェースの向きは決まってしまう という
考えてみれば 当たり前のコト がすっぽり抜け落ちてしまっています。


ボールをチカラ強く打つために
テークアウェイという 準備というか、助走を取ったのに
その助走のせいで それ以降がより複雑に、難しくなるのでは困ります。


テークアウェイでは特に
肩 という どちらかと言うと 胴体の一部というよりも
腕の一部に該当する部分だけを右に向ける とは
先ほども書きましたが、左腕を伸ばし、右腕を縮めないと
クラブを持っていられません。
そして それは フェースを、ロフトをダダ開き にする動作
というコトを認知する必要があると思います。

これと同じこと(自分が思う右向き)を脚をつかって
骨盤で取れば、両方の腕の長さに制約はかかりません。
ロフトも、フェースも、開きませんので、
以降の「ロフトを閉じる」「フェースを閉じる」と言う作業は
ゼロではないですが、ほぼ 要らない ほどの差です。