スイングの多くは イメージ・思い込み によって
作られることが少なくありません。

よく有る例ですが
✋インパクトを体の正面で!
✋ボールとからだが正対した時、インパクトを迎えたい。

nojk_Moment

そして 画像などで そのような場面を見かけると
その「恰好」を意識、インパクトの「恰好」を意識するようになりますが、
それは大きな過ちにつながります。

からだが回っている、向きが変わっている
その時間の流れの中で インパクトがそのタイミングに訪れるコト
が重要なのであって
ボールとからだが正対したところで『止める』ような
恰好が問題なのではありません。

その例で言うと 多くの人が インパクトでは両腕が伸びた状態
特に 左腕がピンと張った状態 出迎えるモノ という
誰からも言われたコトの無い 『動作の関所』 を作ってしまっています。




ミスターKの場合も その匂いがします。

過去の練習の中で(良くあるパターンですが)
スライスが出たり、引っかけが出たり
からだが開いているコトが良くない…
インパクトは体の正面で…
みたいな意識が働き 無理に左腕の姿勢、左サイドの姿勢で
インパクトを記憶している可能性があります。

ですので 私からは
「インパクトも含め それ以降で
 出来るだけ早めに 左上腕を上に逃がしましょう」

もしくは
「インパクトで左腕は曲がっている…位で」
というアドバイスをしています。

今も消え切ってはいませんが
スイングに フェースターンが強く残っており
それを実行する為
 ダウンスイング〜トップ〜テークアウェイ を通して
左腕の移動量・動作量 > 右腕の移動量・動作量
を作ろうとしている気配が見られます。

フェースターンは 左右のグリップの追いかけっこ で
右グリップが左グリップを追い越さないと達成できませんから
左グリップにはたくさん動いておいて
 追いつく余地を作る必要 があります。

それが 左だけであげるテークバックを無意識に生み出している
可能性が否めないのです。

葛谷 2017-2020_Moment

今回の課題は 
「✊インパクト以降 早めに左上腕を上に抜こう」
であって、テークバックでは無いのですが
このような変化が生まれている訳です。

現在、決して飛ばない方ではないのですが、
もっと「飛ばしたい」 望みを達成するには
インパクトで 左腕や左サイドが待っていて
それを フェースターンで追い抜く
 では
からだが上を向いてしまい ボールのスピードが伸びません。
葛谷 2017-2020_Moment(2)

ごく一般的、平均的な体力、ヘッドスピードの人にとって
上を向いて 「高打ち出し/低スピン」 を狙っても
逆に ボールが浮ききらず失速する可能性 だけでなく
地面からボールを打つショットへの悪影響が多すぎるので
トライすべきではなく
持っているゴルフクラブなりの入射とロフトでとらえる方法の方が
ドライバーからアプローチ、バンカーショットまでのつながりが良くなり
相互に良い影響が生まれます。


飛距離アップのために 考える事は
左腕・左サイドが余らない準備を作り出すコト
左サイドを止めず 全体の動作をスピードアップする方法
だと思います。