ゴルフをある程度やっているひとであれば
もう この言葉 は耳にしていると思いますが、
『スイングプレーン』もしくは「スイングの軌道」
その言葉…の通りですが、
スイング中に通る ヘッドの道のり、軌跡、軌道 です。

この用語は スイングを治したり、覚えたりする時に
頻繁に使われますが、そのベースになっているモノを
間違えてしまうと 生涯₍恒久的₎、苦労が付いて回ります。

スナップショット 2 (2015-07-24 1-21)


動画や画像などで その軌跡を線で引くように
結果として スイングプレーンは
ヘッドの「通った」道のり ルート ですが、
それは 体の向き のことを指し
ヘッドの道のり ではありません。

ですので 頻繁に耳にする インサイドアウト とか、アウトサイドイン は
飛球線に対し 外からヘッドが入ってくるとか、中から入ってくるコト 
という 取ったルート、道のり が 問題なのではなく
「インパクトという時期 が からだの回転の対し、 いつ 起こったのか」
「インパクトと体の向き 双方の 時期」を指しているのです。
2013-04-06 12-19-18.455_Moment

ですので スイングプレーンは、 ヘッドの通り道は
からだの回転、そして その体の回転は前傾姿勢〜傾きのあるモノ
によって 造られている のです

スライスや何かの問題があって
その スイング軌道を修正 する場合、
それを手先 で変えてしまうと
その問題は 単に別なモノになるだけで、永遠に解決しません。

それを変えるのであれば
〇からだの向きの変更がダイレクトにクラブを動かす と言う前提で
〇体の向きに対する インパクトの時期 を変えなければなりません。

これは アプローチなどで
それぞれの方が体感できると思います。

分かり易いのは 左右よりも上下の軌道 でしょう。
ウエッヂなどで 中途な距離、
例えば アプローチウエッヂで50ヤード程度を打つ場合、
ヘッド姿勢と入射軌道が一定にならないと
色々な種類の球が出てしまいます。
大雑把に分類すると

1.開いたロフト  /きつい(正規の入射)入射
2.開いたロフト  /緩い入射
3.閉じたロフト(正規のロフト) /きつい入射
4.閉じたロフト  /緩い入射

からだの回転でダイレクトにクラブが動く場合
多少の誤差(幅)があっても
3.の 閉じた(正規の)ロフト / きつい(正規の)入射
になり、一定の球を打つ続けやすい のですが、
ヘッドの軌道 ヘッドを手で、腕で振るスイングでは
ちゃんと ボールに当たったとしても
上記の 4種類の球 でるようになってしまいます。
video before_Moment

50ヤードを狙っているのに トップした訳でも、ダフッた訳でもないのに
30ヤードしか飛ばなかったり、弾道の高さも、ボールのスピードも
なかなか一定にならない のは そういうメカニズム です。

からだの回転でクラブをダイレクトに動かしても
毎回 全く同じになる訳ではありませんが、
少なくとも 手でクラブを振って 軌道を作るものに比べれば
格段に均一度になります。
単純ですが、手でクラブを振って 一定の球にするには
4倍以上の練習が必要になるでしょう。