昨日の記事の 縦版 のお話です。
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1969145.html
ゴルフスイングを覚えるうえで
決定的 致命的なミスは
『ボールを捕まえる』 ことと
スライス/フックを混同することです。
ボールを捕まえる とは
ヘッドの軌道、その縦、ヘッドの高さ に対し
手にしたクラブのロフトなり にボールを打つことで、
そのボールの右左の回転とは直接関係にありません。

単に ゴルフクラブ・クラブヘッドの構造上
ロフトの寝てしまう状況は、フェースが開いてしまう状況とつながりがあり
ロフトが締まる状況は、フェースが開いていない状況とつながりがあるためですが
自分のスイングを改善するのに 縦と横の関係を反対に解釈するところが
長い年月 スイングを迷わせる源になっているのです。
スイングのメカニズムは ゴルフクラブの構造でおおよそ決まっています。


例えば 二つの打撃法 フェースローテーションをするものとしないものを比較
ヘッドがグリップを追い越すと考えるのと その二つの関係はずっと同じ
と考えるのでは インパクト時、そしてそれ以降のグリップエンドの位置が
全く異なります。
フェースローテーションをする方法、ヘッドがグリップを追い越す方法では
グリップエンドが 体の左側に行き難いですから
腕やクラブの重さは右に掛かり易く 体重は右に残り易くなります。
フェースローテーションをしながら 体重を左に移したら
フェースローテーションは完遂出来ません。
どちらかを行うと 必ず どちらかが失敗するメカニズムです。
それが自然な流れです。
両方が同時に出来る方が不自然です。


これは ヘッドの上から見た 横の流れですが、
縦の動きに目をやると
ボールに届かせるために ヘッドを下に振るのと
クラブ自体を グリップを動かして動かすのと
グリップエンドの移動位置、移動量を見れば
どちらが どんな
体重移動になるのか一目瞭然です。
二つを比較すると インパクト時のグリップエンドの高さがずいぶん違います。
グリップを動かす方は 入射角度分、シャフトが前に傾きますから
ボールとグリップエンドの距離が近くなります。
一方 ヘッドを下に振って円弧を描く方は
そのクラブの長さいっぱい ボールとグリップエンドの距離が高くなりますから
体はそれに応じた姿勢になります。
グリップは主に左で持っていますから
どういう左腕になり、それによってどういう左サイドになるかは明白です。
ボールを飛ばしたいから ヘッドをローテーションすればするほど
左サイドが高くなり、上を向くので
距離ではなく 高さやスピンが増える一方になります。

ボールが捕まるか、捕まらないか は
右〜左回転が入るメカニズムの縦版 ですので
体の回転以外で 円弧が入れば入るほど
捕まりにくい軌道になるのです。
飛ばすために速く振れば振るほど
言うなれば 5番アイアンをもっていても
どんどんロフトが寝て、どんどんクラブだけが長くなる
8番のロフトのクラブを 3番の長さで打つような状況になります。
ですので 体を傷めるのを無視した状況で
異様なヘッドスピードがあれば 距離も伸びるかも ですが
非常に効率の悪い あ〇まの悪い方法と言わざるを得ません。
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