振り遅れ防止のため、意識して頂くことは
腕やクラブが体の回転と同期させるために
切り替え指示の方向への慣性が残るので
体の回転に取り残されがちです。
特にダウンスイングは弱い方の腕が前にあるので
クラブの増えた重さを支えるのに右腕に頼りがちになります。
そこで テークバックの時点から
その全く反対の手順でスイングを始めて下さい。
まず 体の動きは止めたまま、アドレスの向きのまま
グリップを左右どちらかに動かさず
自分に向かって 少し高くします。
太ももの前にあったグリップを
みぞおちの高さに上げるような量です。
シャフトの縦の角角度運動が起こりにくいよう
グリップを上にあげた分だけのみ ヘッドも高くしてください。
それが完了したら 右を向きます。
そうすると クラブや腕に慣性が付かず
体の右向きが終わると
クラブの移動もぴたりとそこで終わります。
慣性を付けませんから、自分
の好きなポジションを造ることが可能です。
今までと全く反対の手順です。
☛手順として非常に違和感を感じるとは思いますが
ほとんどのゴルファー、全員と言って良いゴルファーは
この全く逆の手順…ようするに手と体が
全く別な時間で動いているのです。
それを合流〜一つにさせるためのドリルです。
❷体の回転は 体ではしないコト!
体の向き、骨盤の向きの変更は
両方の上腕や肘によって管理してください。
❶の話と似ていますが、
進行方向側の上腕を動かすことによって
体の回転が後追いするような形です。
テークバックの時
右ひじを外に張ることによって
今までより体の右向きがし易くなった実感が
あると思いますが、
それによって 必要以上に左腕が呼ばれてしまい
左側帯から左上腕が右に離れてしまえば
結局、振り遅れの原因になりかねません。
ですので 右ひじを外に張るのと同じよう
テークバックでも 左肘も外に張って
右ひじに呼ばれるのは 左前腕だけにすればよいのです。
https://www.youtube.com/watch?v=SI40eBv1WHk
テークバックの初期の段階で よく左上腕をご覧ください。
✋股関節を境に
骨盤から上を上半身、
股関節から下の脚を下半身 と定義すると
右向きの時の前傾姿勢は
その軸足である右足/右股関節にあります。
☛ダウンスイング初期
右の腕も手伝いますが、体は右を向けたまま、
逆にダウンの方向ではなく、
テークバックの方向に
体をもう一度より深く向ける位の意識で
右向きを残し
左の上腕・左の肘をクラブの重さ通りの方に移動させ始めます。
左が低く、右が高くなっていますので それを利用して
『結果』斜めに移動させるのですが、
移動方向は トップ時のクラブの位置や姿勢に作らせるべきで
動作で方向を造ろうとしてはいけません。
唯一気にしなければいけないポイントは
体から離さない、クラブが重くなり、
遠心力が掛かって離れやすくなることを考慮すると
より一層体に近づけておいて正解です。
☛ですので ダウンの左上腕の『先の動き出し』は
グリップを自分の胸やみぞおち に近づける感じで覚えます。
体の向きが変わっていく進行方向・移動方向とも
合致しています。
ほんの少し(数センチ分)先に動けばいいのです。
低くなっている左の太ももの先 辺りまで移動させる感覚です。
そうすると腕も含めて 重さが左足に掛かり始めますから
その時点でその重さに従って 左にズレて下さい。
無理に頭も残さず 頭ごと左足の方に移る感じです
そうすると 右の股関節の回転差は解かれ
軸足が左へ、前傾姿勢が左股関節へ移行されます。
マットにボールをフェースで押さえつけようとする感じです。
左の股関節に前傾が移り、重さが左足に掛かったら
止まることなく 左を向いて下さい。
骨盤の向きでグリップの移動を継続させてください。
☛多くの人は インパクト前後でグリップの移動を
止めてしまいます。
(ヘッドがグリップを追い抜く と勘違いしてるから?)
☛また 体が先行して振り遅れているのに
体を開くのを避けたいので 体の回転も止める傾向が
非常に強く、とても体にとって危険な動きになります。
ヘッドのことはユルユルにして置き去りにする
と言う意味ではありませんが、
忘れてしまって結構です。
グリップをどこを通すか それがショットです。
ヘッドとグリップの距離のズレはありますが、
練習によって グリップをこのあたりを通過させると
ボールとヘッドがぶつかるんだ という感覚を覚えなくては
ショットは良くなりません。
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