骨盤の右向きが足らず、
切り返しからクラブが寝ているのが残念ですが、

その原因は大きく二つです。

 

一つ目は テークバックの取る時の腕使い です。

テークバック時での クラブを左手で持って、動かされています。

右手は添えモノ の状態です。

そうではなく、右手・右腕でクラブを持ち、

右ひじの外への張り
右ひじの背後方向への移動を主に右手とクラブをリンクさせ

左グリップはその補助 とすることです。

 スナップショット 5 (2016-11-15 22-13)

左手は右手よりも弱く、右手よりも大きく曲げませんので

クラブの長さによる重さ、

向きを変えた時の不可抗力(遠心力)・重さに弱いです。

右ひじを外に張ること自体はとても良いことですが、

それに伴って、左手が右に呼ばれ過ぎてしまい、
左脇(側帯)を大きく外れ

この時点で振り遅れが始まっています。

そして それによって起こるシャフトクロスのせいで

切り返しからダウンスイングで その戻しの動き、
その重さによって
体からグリップが離されてしまい、

遠い道のりのため時間がかかり、
振り遅れがより増す形になっています。
 

 

 というのを 試打クラブで試しながら やってみてください。

 シャフトクロスそのものが悪者と言う訳ではありませんが、

 如何に 重さを感じず クラブを動かすと

 のちのち その重さによって動作は決められてしまいます。

 どの場面において 両方の手、
 各各の手にどのように重さがかかると

 この場所に行き着き、こうなるとそこに行き着く というのを

 それを利用して覚えてしまいましょう。

 

 左手が右に呼ばれ過ぎないようトライしてみてください。

 シャフトクロスを防げれば 
 ダウンスイングでの遅れはかなり解消すると思います。

 

惜しむらくは インパクト直前からフォローにかけて

体(骨盤)の向きの変更が止まり

肩だけが動くので
 しゃくり打ちのような形になってしまうことです。

その部分においては 切り返しから

まず、体は右を向いたまま、グリップが重さで動き始め

その後もスイングが終わるまで 腕の動きを体の回転が引き継いで

継続して グリップを移動させる、
グリップの移動を止めないコト、

ヘッド移動はグリップの移動量・方向・速度で管理
することを意識してください。

 

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二つ目はそれに関連しますが、

 こちらに比べると 
一つ目の課題は小さなコト、と言えるかもしれません。

スイング全般にそうなのですが、

 体が動いている間は腕の動きが止まり

 体が止まってから腕が動き始める

 体→腕 と言う動作の順序が見られます。

 長年のゴルフの癖、なのだと思うのですが、

 多くの、ほぼ全員のゴルファーがこのパターンです
(それを自覚していない点が一番の難点でしょう…)

 この動作手順では 体の回転、向きの変更によって

 クラブや腕に慣性の重さの増量が生まれてしまいますから

 言葉悪く言えば
 意図的に『振り遅れ』を作り出すための手順とも言えます

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 おそらく スイングは円、丸く振れ、
遠心力を造れ、ヘッドの重さを利用しろ

 その手の言葉によって
 いつの間にか自然に形成された動かし方です。

 始めに体の回転に腕やクラブに動きの慣性を付けさせ

 体を止め、その慣性を利用して腕やクラブを動かす。

 その手順が 
自分のスイングそのものになってしまっているように思えます。

 厳しく言えば テークバックの時点で

 遠心力などの不可抗力を使って、
楽をして、手抜きで腕やクラブを動かしているツケ

 が振り遅れというコトになります。

 自分の腕!は勿論、少なくともテークバック時では

 クラブの移動、姿勢などはあらかた管理していないと

 その先のダウンスイング、インパクトは 
高速になり重さも増しますから

 当然 より管理し辛くなります。

 腕もクラブも管理されていないのに 
飛ぶ球を管理するのは不可能です。

 

        ➡続く