テークバック時における
 習慣的な、意図的な振り遅れは
その時点でダメです。
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テークバック時での振り遅れは
 振り遅れが増すことはあっても
あとから取り戻すことは出来ません。

それが骨盤ではなく、体を捩じって右を向いたり、
腕だけが動いている時間が長かったり、
そこは改善しましょう。
スナップショット 1 (2016-11-28 2-35)

体を痛めたくない人は
体の回転を「捻転」と呼んでいる人から
スイングを教わらない方が良いでしょう。
私達は雑巾でも、消しゴムでもないのですから。


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振り遅れを治していく、
減らしていく方法には
幾つか あります。

前の記事にもありますが、
体の回転というモノを捉えた時、
多くの人は
 腕やクラブを体の回転で引っ張ろう と
していますが、
それそのものが「振り遅れ」です。
腕やクラブ、そして運動するとそれが重くなる
と言う概念がすっぽり抜け落ちてしまっています。

足やお尻周りの筋肉を使って
体の回転 というのは行いますが、
それらの部位は非常に強靭ですが、鈍感でもあります。
どちらかと言うと
 体を守る反射的な総合動作の方が得意です。

ですので 腰を切ったり
足を積極的に使って、体の向きを変えようとせず
両方の腕の肘なり、上腕で回転を作り出すのです。
スナップショット 6 (2016-11-15 22-13)

例えば 前傾は無かったとしても
右を向くことが前提で
右ひじが後方・・・
向きが変わることで想定される移動方向に動けば
自然と体 腰、股関節周りは
右を向く対処をします。

それを無理やり 骨盤・股関節の動きを押しとどめようとし
肩だけ回すのが捻転です。
ストレッチや事前準備動作では行いますが
それは体を痛めないための準備に過ぎず、
重さが増していく本番動作で行えば
当然 押しとどめようとする部分と 動こうとする部分の間に
歪み、ゆがみが生まれ 体を痛めます。
歳をとると分かると思いますが、
本能的に痛い行為は避ける習慣が強くなるので
「歳を取って体が回らなくなった…。」
という言葉が漏れ聞こえるようになるのです。
体は自分を護るため、正しいことを使用としているのに…。

正面を向いた状態から
右上腕、右ひじをやや高めに
外に張って行けば 自然に骨盤は向きを変えたがります。
右ひじの外への張りに引っ張られる左腕は
左上腕を残し →気持ち、左も外に張る感じで
前腕だけ引っ張られるにとどめ、振り遅れを防ぎます。

スナップショット 5 (2016-11-15 22-13)

右を向いて
左の上腕、左の肘を
元に戻すよりも低い位置に動かそうとすると
それに応じて体は対処しようとします。

右を向いて 左サイドが低くなっているところに
先に 左上腕が動き、腕やクラブの重さが
左足に掛かり始めたら、その重さとともに、
体も自然に左に移します。
スナップショット 3 (2016-07-27 18-56)スナップショット 4 (2016-07-27 18-56)スナップショット 5 (2016-07-27 18-57)










それが体の回転としてのダウンスイングです。
重さを受けて 左に逃げれば良いのです。
積極的に動作する必要はないのです。

重さが左足に移れば
行く場所が無くなりますから
あとは 骨盤を左に回転させ
運動を継続させればよいだけです。
重さの逃がし方 と言っても良いでしょう。

多くの人はここで 体の回転を止め、
ヘッドだけを動かそうとしますが、
そのヘッドの移動量をグリップの移動量で、
そのグリップの移動量を体の受動的な回転、
重さの逃げ、運動の逃げで行えば良いだけです。

お尻や腰、股関節周りを硬くせず、
進行方向の腕の肘、上腕が動く方向に
自然に動く習慣を付けましょう。