少々大雑把な表現ですが、
体の向きによる動作が 10
体の向きによる移動と腕の動きで 12
とすると 2 の分 振り遅れになります。
これがダウンスイングだけなら
許容範囲内でしょう。
ところが この振り遅れを
既にテークバックで作ってしまうと
スイングは 行きと帰りがありますから
その倍の 4…それ以上の遅れになります。
ゴルフスイングの良く出来たところであり
また困ったことであるのは激しい振り遅れで
体の右に腕やクラブが来ると
本来 インパクトまで左よりも高い筈の右サイドが
低くなってしまいます。
そして 右が低くなるというコトは
体が左を向く〜体が開くというコトなので
体の回転が近回りしてしまい
正しい体の回転の移動量、動作量が減り
10が8に、10が7になってしまうので
より振り遅れが激しくなってしまうコトです。
☆事象として、振り遅れとは
左上腕の位置が骨盤に対し右にずれてします
体の左側帯から右によっている
というコトです。
ですから それを出来るだけ減らし、無くしていくために
テークバックの時点から振り遅れを
造らないようにしなくてはなりません。
なにせ テークバックで振り遅れると倍、振り遅れ確定…。
だから 今流行りの
胴体をねじって、肩だけで回る
左腕ばかりが動くテークバックは
「振り遅れ」「打ち遅れ」「手遅れ」スイングなのです。
プロゴルファーがそれをしているのは自由ですが、
我々にとっては 悪しきお手本、反面教師に過ぎません。
スイングのテンポの記事でも書きましたが、
体が移動して、そのあと腕が動く のも改善しましょう。
体が止まって『から』 腕が動いている
その腕が動いている分、量、時間分振り遅れが出来ます。
動画などで見ると分かりますが、
体が止まっていから腕が動くテークバックは、
その腕が動いている分、
左の側帯から左上腕が離れ、左側帯が空きます。
そして これには その後のダウンスイングも伴ないますから、
倍付で振り遅れる訳です。
骨盤が右を向かないテークバックは論外です。
この行為そのモノが振り遅れです。
正しいスイングの流れでは
ダウンスイング以降は重量を伴う動作方向なので
クラブの重さによって 動作そのものや動作速度、
動作方向が助けられたり、促されたりします。
受け身で動いていると思っ手も良いでしょう。
しかし テークバックは重力に逆らう動作方向ですし、
動作の方向も速度も量も管理が可能です。
非常の能動的な箇所です。
ですので 少なくとも
その「自分が概ね管理する」テークバックの時点で
振り遅れを生み出すような
左側帯と左上腕の離れ、
骨盤に対する左上腕のズレ、
を造らないようにトライしてみましょう。
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