スイングは確かに円弧を描きます。

何度も解説していますが、
それは体の向きが変わるから、回転があるからです。
スナップショット 1 (2013-02-08 20-14)

クラブが横にも下にも動くのは
その円弧をする体が傾いて…前傾姿勢というのが
伴なっているからです。

言葉にすれば単純ですね。

この円弧を描く という点に於いて
殆どゴルファーは間違った腕使いをしています。

腕で円弧を描こうとしているのです。

何度も同じことを書きますが、
ゴルフのスイングは
クラブ自身が動いているのではなく
クラブを持った打ち手が動いているの過ぎません。

ですので 腕の仕事は
その「からだ」の円弧を促進、助力することで
その「体が円弧を描くこと(回ること)」を
決して邪魔してはならないのです。
スナップショット 7 (2013-05-14 4-36)スナップショット 6 (2013-05-14 4-35)




ですので このように腕で円弧を描くと
その重さに耐える為 体は止めていないと
行けなくなってしまいます。

腕でクラブを動かす基本は
分かりにくいかも知れませんが
進行していく体の向きに対し
「ずっと 体をクラブの位置関係を維持する」
つまり 動いていないかのように動かすこと です。
スナップショット 1 (2013-06-22 0-32)スナップショット 6 (2013-06-22 0-33)






体の回転が進行していくと
 1秒先では 違う向きが体の正面になります。
その1秒先でも クラブと体の位置関係が同じように
同期して進んでいく というコトを考えなくてはいけません。


 そのために注意するのは
❶クラブを、グリップを体から離さないコト。

 クラブには遠心力がかかり
 放っておくと 体から離れようとします。

 ヘッドだけでなく、グリップの道のりが長くなれば
 体の回転の進行からどんどん遅れ
 体の右にずれてしまいます。

 ですので 遠心力が掛かる分を考慮して
 
自分の体に近づけておく位で
 グリップと体の距離間は維持できるのです。



❷腕は体の行く先の先回りをしておくコト。

 クラブは400g位、腕は両方で10キロあります。

 それに長さ、そして動作が始まると
 移動速度分 重さは乗算されていきますから、
 これも放っておくと 体の回転の進行から遅れます。
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 そして 困ったことに スイングの場合、
 クラブや腕が「振り遅れの状態」になると
 体がそれを補正することになります。
 正しい回転ではなく、正面の無い
 すぐに左を向いて その重さを引こうとしてしまうのです。

 ですので 腕はクラブを 体の行く先に
 先に送り込んであげる位で やっと同期になります。
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 体の回転で クラブや腕を引っ張る というのは
 体を開く ✊体が突っ込む ✊体が上を向く
 というのと 同意語 だというコトです。

 スイングを教えている人は注意が必要です。


❸トップで出来た
 肘と肘の距離は維持しておくコト。


 これも体とグリップの距離感と同じような話ですが、
 肘と肘の距離を絞る と言うのはイコール
 グリップを体から離す、クラブを長く使う
 というコトになります。
 
 クラブの道のりが長くなったり、
 クラブが不必要に重くなれば、
 体の回転の進行から遅れるだけでなく
 体の回転が歪みます。
 主の体の回転が歪んで、近回りしてしまい、
 従に当たるクラブや腕が、遠回りしますから
 ダブルWで「振り遅れ」が促進されてしまいます。
スナップショット 17 (2013-06-03 19-49)スナップショット 17 (2013-06-03 19-49)






 ですので 逆に
 主を腕(上腕)の動きでクラブを先回りさせ
 それによって 従の体が回っていく と
 考える方がずっと楽にスイングを覚えられると思います。

 上腕を先に動かす感覚で
 体の回転の方向を造っていくと良いと思います。

 ダウンスイング というのは
 左右の体の 左サイドの低い時間を指します。
 このダウンスイングが出来るだけ長い時間の方が
 スイングの上下左右の軌跡も安定しますし、
 体力に頼らず、クラブの機能を利用して、
 ボールを飛ばすことが可能になります。

 左の上腕をどの方向に動かしておくか
 で その時間は管理(コントロール)出来ます。

 素振りで掴んでみてください。