グリップを真っ直ぐ直線で動かせるようになったら
次のステップです。

ゴルフクラブはロフト角度とライ角度の複合体です。
同じライ角度でも、ロフト角度が変われば
フェースの向いている方向は変わります。

ヘッドさえ『飛球線方向に真っ直ぐ動いて』いれば
☞その方向にボールは飛ぶ と信じていますが
それは誤りです。

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ヘッドが縦に弧を描いてしまうと
それは緩やかに横に回転させ動かしているの
と変わらないのです。

そして、もう一つ
スイングの弧、上下左右に膨らむ
要するに『ヘッドが弧を描くのは
体が向きを変える回転をする』からで
その弧そのものには手は携わりません。
スナップショット 2 (2013-03-12 19-01)

体の回転そのものが弧を創り出すのであって
既にそこに円弧が一つあるのですから
それ以上の、もしくはそれとは異なる円弧を
創り出す必要もありませんし、
異なる円を二つ作ろうとすれば
それは干渉し合い 自分の思い描いている円弧は
描けなくなってしまいます。

そこで次のステップは
グリップの移動で弧を描かないことです。

特に上下に膨らまさないこと。
手の動きを極力抑えたアプローチなり、ドリルでは、
グリップは体の傾きに沿って
体の傾きという円弧をなぞるように移動します。

グリップが一番低くなるのは
インパクト付近ですが、
それは前傾姿勢と体の回転によって
もたらされるモノであって
肩であっても、上部上半身であっても、腕であっても
それに一切関与しません。
✋そこの部分を勘違いされているゴルファー
 少なくありません。

肩や手や腕などで
グリップを下に円弧を描かせてしまうと
その動作によって体の姿勢は崩れ
オリジナルの前傾姿勢による円の傾きは
別なものになってしまいます。

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そこで その練習になりますが、
やはり片手で結構です。
腕だけの、利き腕だけの動作で良いでしょう。
今度は前回より多少距離を打ちますから
室内で! という訳には行かないかも知れませんが、
打つ距離として 5m〜10mで十分。
打つ!というよりも 8m位転がす位の意識で十分です。

グリップの動きを斜め直線で
決して上下に脹らみを造らず
斜め上から斜め下に直線で動かすよう
ボールを打ってみて下さい。

グリップを水平方向に直線に動かす
グリップを垂直方向に斜めの直線で動かす
というのはクラブの動かし方の基本の基本です。

必ず役に立ちます。
この感覚だけでもパターやアプローチが
かなり向上すると思います。