ライ角度って単純には
ソールとシャフトの角度差と憶えてください^^
ゴルフクラブには 「うまく打てないのは長いから」 とか
これ=これ というのは大変少なく
結構、複合して要素が絡み合います。
アップライトなクラブ ⇒ スライスしにくい
もしくは右に行きにくい というのは間違ってはいません。
いませんが、ある程度短期的な要素も含まれていて
それを防止するために、過度なアップライトなクラブを
使い続けてしまうと、いつの間にか
ボールに近く立つ癖が付いてしまい易く
結果として、長いクラブが以前よりも
スライスするようになったりもします。

また、アップライトなクラブほど
全体の重量感という意味では、短いクラブに
なって ヘッドが重く感じにくいので
クラブを振り回す人にはそっちが有効な場合も
少なくないような気がします。
ゴルフクラブは ライ角度とロフト角度の立体的な面に
よって、ボールの飛ぶ方向が決まってきます。
実は ロフト角度の少ない…そうですね
40度以下〜ドライバーまで というのは
ライ角度の影響は比較的少なく
ロフトの大きいもの40度以上のクラブは
ライ角度が顕著に方向を司ることになります。
市販のアイアンセットは
製造や管理の精度から、半インチ毎の番手の
ライ角度ピッチは 1度刻みです。
5番アイアン 60度であると
6番 61
7番 62
8番 63
9番 64
PW 65
となりますから、 ウエッヂを基準にすると
ロングアイアンがフラット気味で
ロングアイアンを基準にすると、
ウエッヂがアップライト過ぎる傾向にあります。
一般的には、長物はうまく打ちにくく右に行きやすく
ウエッヂなどは左に行きやすい訳ですから
あまり使いにくい ライ角度セッティングではないですね…。
ハミングバードでアイアンを作る場合は
何か意図がない場合を除き、半インチのライ角度ピッチは
0.5度です。
5番アイアンを同じ 60度に設定した場合
ウエッヂは 63度になりますから、
1度ピッチのセットに比べ、長いものが右に行きにくく
ウエッヂが左に行きにくくなります。
バンカーに苦手意識のある方は、サンドウエッヂだけ
ちょっとアップライトにするといいかもしれません^^
とは言うものの
ライ角度は ヘッドの重量も含まれた
シャフトの硬さがちゃんとセットとして流れていないと
数値だけを気にしても意味がないものです。
アイアンは依然スイング破壊兵器である
軽量スチール全盛時代ですが、従来のスチールに比べ
シャフトの硬さのばらつきが激しく
本来スチールシャフトではあり得なかった
番手内、セット内の硬さの逆転も
かなりの頻度で目にするようになっています。
硬さの流れとライ角度流れはつながっているので
そこに注意が必要になります。
コメント
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もはや セット内でフローするという事も過去の遺物 失伝してしまった