さて 質問です。
もしも この二つのスイングが
同じヘッドスピード という限定であれば
どちらが 高い球になる? と思いますか?


このトップオブスイングの位置で
クラブの姿勢は 90度 異なります。
褒められた方法ではありませんが、
30年前であれば、最近のスイングは
抜いた球やロブショットを打つ方法です。
自分で実験してみると分かり易いとは思いますが、
市販のかる〜〜〜ヘッドの、硬いシャフトのモノであっても
左の写真のように クラブを寝かせれば
この時点で 左のグリップには上方向に重さが掛かります。
そして 同時に右サイド、右側の体には下方向に重さがかかります。
トップの位置…以降というのは
多くの人が 高くなったグリップを下げたい
という場所ですし、
誰もが ダウンスイングで右サイドを下げたい
とは思っていないはず です。
ところが クラブをこうやってテークアウェイしてしまうと
その したいことが出来ない、したくないことがさせられる に
わざわざ 動かしてしまっているのです。
それは 気が狂ったような
体を壊すほどの練習をすれば
そこからでも グリップを下げ、右サイドを下げずに
ボールを打つことが出来る…かもですが、
なんで わざわざ・・・・。
決して 手首やコッキングでする訳ではありませんが、
本当は 基礎にあるディッシュアングルと前傾姿勢、体の回転に
よるものですが、何のために準備としてのテークアウェイがあり
何のためにアドレスに比べ、グリップとヘッドの高さに関する
位置関係を逆転させ、アドレスの時は位置関係として上にある
グリップの方を低くしたのでしょうか?
クラブが横に倒れず、フェースが上を向かず
厳密…にする必要はありませんが、
ヘッドの真下、した位置にグリップがあれば
そのヘッドやクラブの重さが
グリップを下方向に誘ってくれます。

ところが、クラブが寝ていて、フェースが上を向いていると
そのクラブ、ヘッドの重さはグリップを下にではなく
上方向に押し上げるような重さが掛かります。
果たして クラブというものを機能させているのは
どちらなんでしょう?
スイングプレーンなんてものにこだわりたくはありませんが、
そのヘッドの移動軌道に対し
シャフトの立っている方は
ヘッドの位置は高くなったとはいえ
打撃面はその軌道に対し 90度の横の関係です。
ところが シャフトを寝かしてしまっている方は
その位置にネックと言うか、ソールが来てしまっていますから
何と言ったらいいんでしょう・・・
0度のロフトのクラブを 90度開いたような状況です。
多くの人は より飛ばしたい と考えています。
ですよね?
しかし、クラブを寝かして、腕で上げてしまう人は
トップの位置までに ロフトを90度開いてしまっているのです。
そりゃ インパクトまでに戻せばいいじゃん! って
言うかもしれませんが、
仮に元のロフトが0度としても
ずっと0度のロフトをキープするのに比べると
圧倒的な確率で
0度よりも大きなロフトで当たる可能性が高くなります。
しかも 「必要ないかも知れない」
ヘッドを動かした軌道とは 全く異なる90度の回転
往復で 180度の回転を必要とするのです。
スイングの速度、ヘッドスピードが最も加速する区域で
重量の塊であるヘッドを
ヘッドそのものの軌道とは別な回転を与える なんて
奇術 としか思えません。


それが それをしないものよりも
飛ばない 可能性、その確率の高い方法なのです。
言葉は悪いですが、それをスイングと信じている人の
頭の中を覗いてみたいです。
アマチュア…特にオジサンゴルファーは
運動性能にも、スタミナにも、
練習頻度や練習量、コースに頻繁に出る頻度にも
恵まれてはいません。
にもかかわらず、そんなに難しい方法を追いかけるのは…
不思議としか言いようがありません。
クラブに頼りたい、助けて貰いたい、であるのなら
少なくとも スイングと言う動作の中で
自分のしなくてはならない行為に対し
クラブの働きが味方になるように考えてみた方が良いのではないですか?
市販の軽いヘッド とは言っても重さは存在し、
その重さが ゼロ になるようなことはないのです。
そこに重さがある ことは何かの理由があるのですから
それを有効に利用するのが ゴルフスイング と考えましょう。
そして ゴルフショットには
必ず 距離と方向 が存在し、
それを司っているのが 角度 なのですから
角度を大切に出来る取り扱いをしなくてはいけません。
スイングを造ることはスイングを造ることが目的ではありません。
より簡単に
より繰り返し易く
より効率的に
より少ない力で
安定して、均一に、遠くに飛ばすことが目的です。
それには絶対にクラブの構造や機能を利用しないとダメです。
スイング自体を作ることを目的としてスイング…
もういい加減辞めませんか?
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