巷で言われる スイングプレーン論 から
少し頭を切り替えてみましょう!
スナップショット 2 (2016-06-27 23-07)

67392268俗に言う、インサイドアウトなどの
スイングの軌道というのは
体が向きを変えるから発生する訳で
昨日も説明しましたが、
腕さばきによる クラブの「起き」が無ければ
その軌道は 体の回転なり! です。
インサイドアウトでもなければ
アウトサイドインでもない 体の回転なり のもので、
もしも ボールよりも自分側をイン
ボールよりも離れた方をアウト と呼ぶのならば
インサイドインでしか ありません。 

これを手さばきで作るのならば
クラブの姿勢、ヘッドの姿勢、クラブヘッドの遠近などもふくめ
軌道で言うと 全行程3mを超えるような道筋ですから
その種類は無限に存在し、同じような道筋を繰り返すことは
軌跡ではなく、奇跡と呼べるほどで
狂ったような練習が無い限り、似たような軌道を通るのも
不可能に近いでしょう。

腕さばきはクラブを起し
体の回転という本体価格に割り増しを付けているようなもので
より 体の回転とクラブの構造が仲良くなるように
お手伝いしている というのが正しい感覚です。



さて、本題の戻りますが、
アマチュアが アプローチも含め、ショットで
意識して欲しい「軌道」はヘッドの上下、高さ変化の方です。

何故ならば パターやアプローチも含めショットは
「距離」と「方向」によって成り立っていて
打つ距離がメクラめっぽうであるのならば
打つ方向を決めることもままなりません。
だいたいでいいのですが、同じような距離が「出やすい」
打ち方を選択する必要があります。
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同じ距離を打つ ということは 方向と同じで
ゴルフクラブ、そしてゴルフショットには「角度」
付いて回ります。
その同じような「角度」のショットを維持するのには
ヘッド入ってくる角度➟入射角度 を
出来るだけ一定にする必要があります。
ロフト・・・よりも入射角度を意識する方がよいかもです。

厳密にする必要はありませんが、
入射角度が一定すれば、即ちロフト姿勢も一定です。



そこで考えなければいけないのは
アドレス時、初期状態で地面の高さにあるヘッド
そのヘッドが位置を高くしたり、低くしたり
というものの ベース(基礎)は
やはり 体の回転と前傾姿勢 なのです。
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よって
例えば アプローチなどで
腕は使わず、伸ばしたまま
体の回転だけで ボールを打つ場合
その前傾姿勢分のヘッドの高さ変化になり
腕や肩を使って 高さを変化させることはありません。
そこ、ポイント!です。

これは普通のショットであっても
地面にあるボールにヘッドを届かせるのは
手や腕でクラブやシャフトを下に振って
ヘッドを下げるのではなく、
体によって、脚によって届かせる意識が必要です。

スナップショット 1 (2016-12-05 21-09)そして 軌道 という意味では
前傾姿勢分 ヘッドは高くなったり
低くなったりする訳ですが、
この前傾姿勢分の高さ変化の基礎ライン
これよりも ヘッドは下側には
入って行かない という事です。

もしも 少しでも腕さばきがある限り
その腕さばきのある分だけ
より このラインよりも上方
上の空間をヘッドは移動するということになります。

意外に このヘッドの上下変化に関する感覚や意識が
多くのゴルファーから抜け落ちていて
確かに スライスしたり、引っ掛けたり というミスは
ゴルフでも付きもの、ですが、それ以前に
トップしたり、ダフッたり、チョロしたり と言うミスの方が
アマチュアゴルファーには頻繁に起こり
それを司る筈の体の回転 というのが
手・腕・肩による 高さ変化になってしまい、
スイングの基礎中の基礎を無視し
ヘッドを手で扱って、その結果
ゴルフショットの正確性
ゴルフクラブの機能
体の機能
を壊して行ってしまうのです。