多くのゴルファーは振り遅れ ています。
それは 振り遅れのメカニズムを理解していないから です。
振り遅れ とは
体が正面を向いた時、その近辺(タイミング)で
インパクトを迎えることで
これより 遅れることを 振り遅れ と呼んでいます。
「振り遅れ」と呼んではいますが
(ややこしくなるりますが…)
振り遅れ・手遅れで打っている人は
振り遅れないと打てないスイングなのです。
体の正面・・・体の回転を止めてまで
それを作り必要は一切ありませんが、
体の正面で、ボールと打ち手が正対した時
インパクトを迎えるのは
そのタイミングに合わせて
手でクラブを振ることではなく
体の回転そのものでボールを打つことです。
体の正面に間に合うように
振り遅れないように 手でシャフトを
手ではヘッドを振っている限り
振り遅れないように 速くヘッドを、速くシャフトを
振れば振るほど 振り遅れるのです。絶対!
ゴルフクラブ、クラブヘッドの移動 動作の源泉は
それを持った打ち手の動作、移動行為です。
長い棒を扱っているので
それが円を描くことによって
先端の方がたくさん動く「錯覚」に囚われますが
基本 ゴルフクラブは自分自身では移動しません。
円を描くのは描きますが
それは打ち手が向きを変えているから であって、
グリップよりもヘッドの方をたくさん動かすのには
グリップよりもヘッドの方を速く動かすのには
グリップを止めない限り その行為は出来ません。
スイングにおいて グリップを止める ということは
グリップの移動を止める ということは
横方向での 体の回転を止める ということです。
蛇足ではありますが
最近のプロのスイングは
先に体を回し、あとから腕を振って
体の横方向の回転を縦方向に変える
(伸びあがりながら打つので)
横方向の移動がなく、グリップの移動が止まった形を
取るのが主流になっています。
運動の途中で 横の動きを縦に逃がすので
非常に体に負担が多く、首や背中、脊椎などを痛める
プロが急増しているのはそのせいです。

振り遅れないためのメカニズムはこういうことです。
正面を基点に 右に90度、左に90度
(骨盤を90度向けましょう! ということではなく
単に数字のサンプルです。
オジサンゴルファーは70〜80度骨盤が向きを変えれば
それで十分、十二分です。)
合計で180度、骨盤の向き、秀二の方向を変える訳です。
つまり 体の向きを変えれば
同じく その胴体に持たれたゴルフクラブは向きを変える訳で
腕の仕事はほとんど何もない に等しいわけです。
クラブ自体を動かさなくても、腕でクラブを振らなくても
体の向きさえ変えれば クラブは180度ターンする訳です。
カタカナ言葉ではありますが
それを「ボディターン」と呼びます。
個人的にはこの言葉好きではありませんが…。
そして そのゴルフクラブの先端には
集中して打撃の破壊力を生み出すための「重さ」が
ついているので、体が180度ターンしても
その長さと重さの分だけ(慣性は重さ×長さになります)
シャフトは それ未満しか ターン出来ないのです。
正しくクラブを扱うイメージは
体は180度ターンしても
シャフトのターンは90度です。
少なからずのゴルファーは
腕でクラブを180度ターンさせるもの と
思っています。
体のターンと合わせると360度???
いえいえ そうはなりません。
重さの付いた先端部
それを たくさん動かそうとする限り
どこかでグリップの移動、体の移動を止めなくては
なりません。
体を先に回し、インパクト付近で体を止め
左サイドの壁を意識して その左サイドが止まる反動で
クラブを腕で振る。
体をインパクト付近で止めるため
先に体を正面に向けてしまうのですから、
もうこの時点で 振り遅れ です。
多くのゴルファーのスイングは
体のターンは120度
クラブのターンは180度
これを別々に両方こなさなくてはならないのです。
惰性や慣性の部分がありますが、
ハミングバードの目で見ると
明らかに ボールを打つまでに 90度余計に
クラブを振っています。
一番 肝心かなめの 一番クラブを動かしたくない箇所で
体を止めて クラブだけ動かすんですから
うまく行かないばかりか、
クラブの構造や機能との格闘になりますよ。
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