こんな実験…してみたいですねー。
ゴルフ経験のない 平均的な女性に
ヘッドのメッチャ重い ミドルアイアン
市販のクラブの5番アイアンのヘッド重量 240g
に対して 300g強のヘッド重量
これに柔らかいシャフトを装着したもの。
打ち始める前に
グリップとは握ること 握るものでなく
握っていられないように指で持つんです と。
(意味不明かも ですけど)
要は 重いヘッドの柔らかいシャフトのクラブを
振り回した時に 握っていられる握り(グリップ)を
作るのではなく、
振り回した時に フッ飛んでしまうような
(実際にそうなってもらっては困りますけど)
そんなグリップを作ることによって
クラブを振り回さず
力の入りにくいグリップで 如何にボールを打つか
ということを 考えて貰いたい と思うのです。
たぶん 多くの女性ゴルファーは
初めて 練習場に連れていかれ
男性用のクラブで あれこれ言われながら
ボールと打ち始めます。
基本、周りに人がいますから
この扱い辛い 長い棒を
長い棒の先に重さの付いたものを
スっ飛ばさないように
思いっきり力の入るグリップから
スイングをスタートします。

体の向き、体の回転が 結果として円を描く
ということを 教える側の人も理解していませんから
ともかく 振れ 打て ということになります。
クラブを振り回しても クラブが飛ばない
クラブが飛んでいかないグリップを作ったことから
結果として クラブを振り回すことを覚える訳です。
始め 当たらないと
教えている人は ボールをよく見て
と言いますけれど、
止まっているボールなのですから
ボールをよく見ることではなくて
同じ姿勢に帰ってこれるためのメカニズムを
何か違う言い方で教えてあげる必要がある筈です。
ボールをよく見て と言われれば
本能的というか、反射的に
顔や目とボールの位置関係、距離感を維持しがちですから
この時点で 体でテークバックし
体➡骨盤 胴体を脚で動かすことを放棄し
手でクラブを、しかも その先端にある重さを使って
手抜きでクラブを上げることを
身に付けてしまいます。
ここから 何年も、何回も経験を積んでいったとしても
この時の基礎は基本的に一生憑いて回ります。
そして クラブをすっ飛ばさないように がっちりを
掌で握るグリップは 左右のグリップが上下に離れ
それによって アドレス姿勢も不必要にゆがんだもの
が自分のスタンダードとして染みついていくわけです。

クラブは 特に先端の重さであるヘッドの重量は
人間の動きを阻害するものではなく
基本、ボールを打撃するためのエネルギーです。
付加効果として そのエネルギーを
人間が動く力というか、特に方向において
手助けする、もしくは促進するのがクラブヘッドの形で
クラブヘッドを振って 遠心力をより大きく作って振る
打つような打撃方法では
そもそも そのヘッドの重さというエネルギーの
使い道を誤っていますし
その振り方をしてしまったんでは
ヘッドの形状が誘う、手伝うはずの動作の方向に対し
促進剤ではなく、ただの負荷になってしまいます。
また 誘導するのも打撃する目的とは異なる方向
ということにもなります。
本来 力の大小、運動神経や運動性能の良さ悪さ
そういうものを競ったり、磨いたりすることに
重きを置かれないはずの「道具」を使った
戦略ゲームである筈のゴルフという遊びが
いつの間にか 体力優先 脳筋ゲームになってしまっている
ところが 昨今のゴルフの衰退の一つの原因に
なっているような気がしてなりません。
コメント
コメント一覧 (1)
本当に最初は肝心要ですね