イメージの問題ですが、
ボールにも芯があります。
まあ 単純には球体のセンターですね。
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ボールの直径は 約4センチ半です。
アプローチなどで 多少ボールが芝に沈んでいるとしても
ボールのセンターは2センチ地面から浮いているのです。

多くのゴルファーはアプローチなどで
ボールの地面の隙間にヘッドを入れようとしています。
ヘッドの方の 芯は意識するのに
ボールの芯の感覚はすっぽり抜け落ちているような気がします。

スピンをかけようが、ボールを上げようが
どの距離を打つんだとしても
ゴルフショットの基本は「距離の移動」です。

特にロフトの付いた、ロフトの多いクラブで
ボールの底を打つ、ボールの底をさらう というのは
ボールを打つチカラを距離に変えず、
スピンに変えてしまう方法です。
他のクラブに比べると ウエッヂなどは
出る回転数・スピンには非常に大きく幅があり
どう打つかによって 数千回転も回転は変わってしまいます。
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ボールの底にヘッド入れる感覚は
球体ではなく ボールの大きさのコインを打つ感覚です。
これでは難しい。

ボールの皮、表面に包まれたボールのセンターを打つ感覚は
アプローチだけでなく 通常のショットでも
非常に重要な感覚です。

正しいイメージでは
フェース面でボールの底をさらうのではなく
逆に、地面に向けたフェース面で
ボールの上っ面を体の回転でさらう感覚です。
スナップショット 2 (2013-04-08 23-48)

各クラブのロフトの応じて、ロフトに沿って振るのではなく
常時 ボールにフェース面を向けて
地面【練習で言えばマット】とフェースで
ボールを挟んで行き場をなくしてしまうような
そんな感覚が必要なのです。

短い距離のアプローチで
しっかりと その距離を打つためのショットは
ドライバーを遠くに飛ばすのと全く同じなのです。

物理的に上から打つ と言うのと共通なのですが
クラブの重心が必ずボールの上、斜め上から
ボールに対しアプローチしてくるということでもあります。