スイングの事ではないのですが
練習場での疑問がひとつだけあります。
たま〜に、フックしてからスライス、
スライスしてからフックする弾道が出るときがあります。
これはどういった現象で起こるのでしょうか?
クラブ扱いを間違って出てしまうのか、
それともボールが欠けていたり
ディンプルが無くなってしまっていたりして出てしまうのか。
謎です…。
お手紙ありがとうございます。
練習場のボールはかなり豪快に扱われています。
毎時、ベルトコンベアーなどで移動し、
機械的にシャンプー、ブラシなどで大量に洗われますので
年月を経て、磨耗 ディンプルが浅くなり
そのような現象が起こるのだと思います。
まあ 個々の練習場によって異なりますが、
昨今の営業状態ではそうそうボールの新規入れ替えも
難しく、ボールの入れ替えは数万個〜数十万個単位
ですので、一度に数千万円かかるのもザラですから
古いボールが多く使用されていることも
あるかと思います。
全員とは言い切れませんが、
重いヘッド、柔らかいシャフトを使っていますと
段々と「上から打つ」や『クラブを振らない』
ようなスイングになってきますので、
コースの正常なボールで打った場合の
普通の弾道…
一般的なアマチュアゴルファーよりも
かなり 打ち出し角度もスピンも少なめな弾道に
変わってきます。
練習場の磨耗したボールだと スピンが維持されず
スピン足らずになった アイアンショットですら失速
浮力を失うという体験を 私も毎度味わっています。
俗に言うスピンコントロールとは
距離コントロールそのものとも言え
具体的には「ロフトコントロール」です。
そのロフトとは製品のロフト角度と言う意味ではなく
ボールとの衝突時の実質ロフト姿勢とヘッドの入射角度
によってきまります。
その実質ロフト姿勢やヘッドの入射角度は
ゴルフスイングのメカニズムにとって
およそ リンクしたもので
本来ある正規な姿勢(影響するロフト姿勢)や入射角度を
意図的に変えようとした場合、
実質(影響)ロフトが増えれば、入射角度は緩くなり
実質ロフトが減れば、入射角度はきつくなって
その逆は通常起こり得ません。
そして スピンや打ち出し角度などのインパクト付近の
話をすると、多くのゴルファーは
ヘッドとボールの所にばかり意識が行って
しまいがちなのですが、
それを一番大きく作用させる、左右するのは
実はインパクト時の左右の体の高さ関係(体の姿勢)です。
そして これもまた
インパクト時の体の姿勢…となると
体を制御し、左サイドが上がらないよう
右サイドが下がらないよう意識し
体を止める…時間と止める…コマ送りのような意識を持ちがちですが、
それでは何ら解決しません。
✘クラブを振るスイング
✘グリップよりもヘッドを速く、たくさん動かすスイング
✘体の向きの変更そのものでクラブを動かさず、
体を動きのきっかけとし、クラブのもった慣性を使って
腕をフルスイングであれば、
必ず そのふり加減によって必要以上に
左サイドは上がり、右サイド下がった姿勢で
インパクトを迎えます。
そのクラブの製品ロフト角度によって
決まる筈のインパクト影響ロフトや
そのクラブの長さによって決まる筈の入射角度よりも
遥かに多い影響ロフト、遥かに緩い入射角度
になってしまうわけです。
振れば振るほど 左足上がりのライになる
といった感じですので、
飛びそうにないばかりか
ウエッヂなどでも スピンが枯れた…終わった・尽きた状態で
着弾するのは見えています。
(高低と言う意味での弾道の道のりが長すぎる)
クラブを振る ヘッドを多く動かすスイングでは
ヘッドの移動する円弧の大きさやその時々のヘッド姿勢
それらがある意味無限なバリエーションがあり
打つ人間は
↷決まった場所にある打ちたいボール
↷打ちたい決まった方向
その条件を満たすため、まいど微調整、微修正を掛けます。
上手く打てたとして
100球打って 100種類の弾道、100種類の距離を
打つ打ち方ですので、
『練習の意味はなさない』
と言えるかもしれません。
コメント
コメント一覧 (1)
なので最近は専らクラブの慣らしがメインの利用方法ですね
コースの使用球とは レンジボールは別物ですから それには慣れてしまわない方が良いんじゃないでしょうか