クラブを起こしてから体の向きを変え(右向きを作り)
グリップを下げてから、体の向きを変える。

この練習はショットとして
大変重要な
「体の向きでクラブをインサイドから入れてくる」
という事を実践できる大変良いドリルになる。

まず、クラブを起こして「から」 体の向きを変え
 トップの位置を作ってみよう。
スナップショット 3 (2015-04-02 2-01)
クラブを先に動かし終えているので
クラブを動かしている反動がないから
深いトップにはならない。

テイクアウェイ(バック)で大事なことの一つに
当たり前ではあるけれど
グリップが移動するから、ヘッドも移動する。
体が向きを変えるから、グリップも移動する。
この段階で 決してヘッドによってグリップを動かしたり
体の動きに影響を与えるような反動を作ってはいけない。

ゴルフで言うところのリズムやタイミングは
「自分の動作を指す」 のであって
クラブヘッドが作り出す遠心力や慣性などの
他力なリズム感ではないということを
実感するのではないだろうか
スナップショット 1 (2015-04-06 2-07)

その位置からグリップを右のポケットの前に
下げてみよう。

刷毛塗のイメージは胸に平行な横の動き・・・
と言う感じではあると思うが、
スイングの流の中では
重力に対し、真っ直ぐ下げる ようなイメージで良い。

実際には自分の体には前傾姿勢があるから
右を向いた時の重力へ真っ直ぐな動きには
横と言うか斜めな動きが内包されている。
スナップショット 2 (2015-04-06 2-08)

この際、上下左右ともに
ヘッドは出来るだけ動かしたくない。

グリップが下がった分だけ
ヘッドも下がる というか
クラブヘッドはトップの位置に置き去り
位のイメージでちょうど良いと思う。

ここまでの動きで
今まで 自分がヘッドを跳ね上げ
それがしなり戻ってくるとか
反動で帰ってくる動きを利用して
スイングしていたことを実感する人も
少なくないのではないだろうか。

クラブが、クラブヘッドが重くなったり
軽くなったりするそのリズムでスイングしていたと
実感する人もいるのではないだろうか

クラブヘッドの付いていない仮のゴルフクラブで
スイングしてみるのと
普通にクラブヘッドが付いているゴルフクラブで
スイングしてみる のでは
当然 ヘッドの付いているゴルフクラブの方が
先端部(ヘッド部)の移動量は少なくなるはず。
重量物は負荷なのだから。

自分の動作が行われている時「のみ」ヘッドも移動し
自分の動作が止まれば…当然ヘッドの移動も止まる。

その感じも含めて このドリルをやってみて欲しい。