多くの悩み多きゴルファーを見ていると
ある共通点に気付く。
テークバック側の右回転と
ダウンスイング〜フォロー側の左回転、
体。。。一般的に体の回転として意識されている肩部分の
回転が同じ弧、同じ角度でないこと だ。
多少の誤差とは呼べない、かなり大きな違いである。
584506d7右回転の時は 体の傾きなりな角度であるが
左回転時はかなりアップライトな
よく言われる 体を横に傾けるような
ギッタンバッコン的な角度になっている。

4289f9fa-s腰(ベルトのライン)と肩のラインの差を見れば
いかに「回転」として不自由で
体を痛める原因になるのか見て取れると思う。

たぶん 事の発端は
ゴルフを始め、うまく打ちたいと練習を進め
その中から ゴルフでよく使われる用語やイメージを
集積して言った結果なんだろうとおもう。

クラブは円のように振れ
クラブを振れ、振り遅れるな
体を回せ
クラブターン…
そんな言葉が積もり積もって作られたのだと思う。

多くのゴルファーは
体の回転を「肩の回転」と勘違いしている。
正しくは、骨盤が向きを変えるから
その上に乗っかっている上半身
そして、その一部である肩部分も向きを変える。
肩の回転と言う言葉は間違っている訳ではない。
ところが「肩だけの」回転となると話は違う。
肩を結んだ胸あたりの部分を動かすのであれば
それは体の一部ではあるが
こと両端にある肩だけを意識した回転は
単に肩甲骨の可動域を無理に動かしているだけに過ぎない。
目に見える肩部分(両端)は 腕の付け根という部分で
あるから 基本体とは一体でなく
肩関節や肩甲骨などの上半身とは違う可動をもった
部位であるので、現在、主流となっている
スイングは肩関節の柔らかや可動域だけを追求する
ある意味「究極」の手振りスイングなのである。

まあ、それはともかく
肩を回転させる意識が強いというか
体を回す、体の向きを変える と言う言葉を
大間違いで覚えてしまっている。

その結果 アップライトな回転は
左サイドを上げ、右サイドを下げてしまい
元の状態、基本の状態であるアドレスの
ボールと体との左右の距離感を維持できない。
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ヘッドが重く、シャフトの柔らかいクラブを
上手に扱えないゴルファーの特徴として
インパクト、もしくはインパクト以前に
右腕を伸ばせない。。。というのがある。
右腕を伸ばせなければ、ボールをもとのロフトで
打つことは不可能であるし、
右腕が伸びていない=右腕が短くなっている
状態であるのに、ボールを打つのには
上を向いて打つより方法はない。

煽り打ち、トップ、チョロ、スライス
フェアウェイウッドの苦手意識
飛距離不足、体の痛み、故障など
多くの原因がここらへんに隠れている。

それを解決する第一歩として
少なくとも テークバックの右回転時
本当は骨盤を回すから肩も向きを変えるのだが
それそのものは出来なくても
遠心力、慣性を使って 回転さえも手抜きしてしまう
テークバックを無くし
肩のラインを骨盤を平行に回す と言う感覚を身につける上でも
先にクラブを起こして、骨盤をあとから回す
と言うのは大変有効なドリルになる筈。
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 今この現状で、短い時間であるのに
 そのドリルの好影響のお便りをたくさん頂いています。