ゴルフクラブはいくらボールを打つための道具とは言え、
機械ではなく、道具なので
自分が動かないことには動きません。
市販のクラブに備わっているとは思えませんが
その重さやヘッドの形状などが
促進剤や補助として機能する部分はあったとしても
自分が動くからクラブも動く(正確には移動)のです。
とても当たり前に感じていること…な筈ですが
色々試してみると 実はそう使っていない人が
大多数なのではと思っています。
少々しつこいようですが
体の向きを変えるから、その分、それと同量
いや正確にはクラブやクラブヘッドには重さという
重しがついているので
体の向きを変えた分よりも やや少なく移動するのです。
前傾姿勢もなし、腕のアクションもなし
クラブを持った状態で 体の向きを変えてみます。
前傾姿勢がありませんから
ほぼ地面に平行にクラブも移動します。
腕捌きなどのアクションも何もないので
自分の体の、骨盤の向きを180度変えれば
クラブも180度向きを変えます。
もしも クラブの総重量として30キロもあったとしたら
当然 自分が180度向きを変えても
それ以下、何度かはよくわかりませんが
175度とか、170度しかクラブは向きを変えないでしょう。
一般の家庭にはありませんが、ここには
ヘッドの付いていないグリップだけ装着されているクラブ
があります。
先端に重さの存在しないクラブ ということになりますね。
(まあ 市販のクラブはそれに近いと言えるのかも…)
この先端に重さのないクラブと普通のクラブ
(弊社のクラブが普通なのかどうかはこの場合割愛します)
この二つを動かし比べてみると
多くのゴルファーは
自分が体を回すから、その分、クラブが移動しているのでなく
クラブを動かして、それを利用して体を回してることに
気付くのではないでしょうか。
故に 先端に重さのないクラブの見本を使うと
自分の周りが足らなくなってしまう。
自分で、自分の体を回す
そのゴルフショットの基本の基本を 手抜きして
クラブのその構造、重量配分を
自分できっかけだけ作り
クラブに自分の体の回転を作らせる という
誤った使い方をしている人が少なくないかと
私は見ています。
嫌味な言い方ですが、ゴルフクラブの本来の目的は
簡単に、遠くへ、繰り返し
「ボールを打つ」ことであって、
体を回すためのものではありません。
違う目的でゴルフクラブを使えば
そりゃ うまくいく筈もありません。
是非、弊社にお越しになった時
もしくは それを確かめるためにも弊社に来て
ヘッドの付いていないゴルフクラブと普通のクラブの
動かし比べをしてみて下さい。
自分の体を回してクラブを動かしているのでなく
クラブを動かすことで体を回すというかひねっている
そういう自分に気付けてば、かなり前進です^^
コメント
コメント一覧 (3)
じっくり焦らず丁寧に 落としていきます
まさしく自分がこれで、ブーンとクラブを振っています。
右肘が伸ばせれば、自然に体の向きも変わるのだと思っているのですが、
体の向きの変更によるクラブの移動が主で、肘使いはそれを妨げないための手段なんだと改めてわかりました。
刷毛塗の大きい版で手を使った時と、正規の使い方をよく比較しみます。