ごく一般的な現代のセッティングは
ってところですね。
クラブを作る立場からすると
ここまで相性の悪い組み合わせ はなかなかないです。
大型ヘッドのドライバーは基本的に
ヘッドの重量の中心点(重心位置)がシャフトから遠い
重心距離の長いドライバーです。
460cc発売当初のものよりも、最近のものは短くなった
とは言え、やはり大型であることに変わりはありません。
重心距離が長いとクラブヘッドを重く感じます。
逆に重心距離が短いとクラブは軽く感じます。
クラブ長の長いドライバーが重く感じられ
クラブ長の短いアイアンが軽く感じる…
この組み合わせでナイスショットの出る確率は
グンと下がります。
◇460ccの大型ドライバーにグラファイトシャフト
◇小ぶりな軟鉄のアイアンヘッドに軽量スチール
組み合わせを打つ場合、
ドライバーは左 アイアンは中もしくはやや右と
20センチ以上ずれた位置に置くから
更にことは複雑になります。
すべてのショットがコースであったとしても
月例にでていたとしても、調整調整の繰り返しですから
ナイスショットは偶然の中からしか生まれてこなくなります。
1球毎に調整を強いるショットは
手先でクラブを振るスイングを強要することになります。
コースではどんなショットが出たとしても
同じクラブを繰り返し打つことは非常に少なく
1球1球交互交互に打ちます。
重心距離が長く、クラブが長いドライバーを打った後で
重心距離が短く、クラブが短いアイアンを打てば
アイアンは軽く感じますから
基本、薄めのトップ気味の球になり易くなります。
方向とすれば 左気味の球になり易くなります。
その逆に
重心距離が短く、クラブが短いアイアンを打った後で
重心距離が長く、クラブが長いドライバーを打てば
ドライバーは重く感じますから
基本、厚めのダフり気味の球になり易くなります。
方向とすれば 右気味の球になり易くなります。
まあ これは同じボールの位置 で打つという条件の上ですが
たいていの場合、この
以上はヘッドの大きさ 重心距離とクラブの長さの及ぼす
相互関係ですが、今のクラブはこれにシャフトの硬さが
更にユーザーを苦しめるのです。
一般的なドライバーも十分すぎるほど硬いシャフトですが
アイアンは軽量が故に、より硬くてぴんぴんしたものに
なっています。
比較論ですが、長くても重いヘッドの付いた
柔らかく感じるドライバーを打った後で
短くて軽いヘッドの付いた硬いシャフトのアイアンを
打つとナイスショットが出やすいでしょうか。。。
その逆は。。。。
現代のゴルフクラブの主流は
ナイスショットを未然に防止する機能が付いたうえ
クラブを手で扱うことを強要するスイングも自然に身に付く
という すごい代物なのです。
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