多くのゴルファーは気付いていないのですが、
基本、スイングはクラブによって作られます。
例えばドライバーですが、
◆ヘッドが軽く、
◆ヘッドの重心距離(重量の中心点からシャフトまでの距離)も短く
◆シャフトも硬く
◆アマチュアが使うのにはいささか少なすぎるロフト
これを一年間使うのと
◇ヘッドが重く
◇ヘッドの重心距離が長く
◇シャフトは柔らかく
◇適正、もしくはやや多めのロフト
こちらを一年間使うのとでは
一年後に違うクラブの扱い、スイング、ボールの位置
タイミングなどになっているでしょう。
メーカーが販売を滞らせないため、やや押し付け的に
小ぶりな軽量スチール装着のアイアンを販売し、その結果
ウッドシャフトも硬く、ヘッドも軽くなる傾向は
留まる様子を見せません。
そして、それが主流のなるにつれ
世の中には
「オーバースペック」な
「ゴルフクラブそのものに破壊力のな」
そういうゴルフクラブを使ってショットする
スイングが横行してしまいました。
そのスイングは
ティーアップした・・・
空中にあるボールを
煽り打つためのスイングです。
そのスイングが横行して以来
地面から打つアイアンショットなどは
ドライバーのボールの置き位置とはどんどんかい離し
ドライバーショットのボールは左足かかとより左
アイアンショットのボールの置き位置は真ん中より右
スタンスの幅や体格、構え方によっても異なりますが
ゆうに20センチ以上、
ボールで言うと5個分以上も離れた関係です。
ボールの位置が20センチも離れている
ということは 往復で40センチも
クラブの長いドライバーの方が長い道のりを通り
クラブの短いアイアンの方が短い道のりを通るのですから
これは 同じタイミング・リズムになりようがありません。
そして その主流になっている
煽り打ちスイングのお蔭 で
アマチュアは どんどんフェアウェイウッドを
苦手をし始めます。
煽り打ちスイングでは
フェースからバンス クラブの奥行きのある
フェアウェイウッドのようなものを
地面から打つことが出来なくなります。
クラブの長さなどから
ボールの位置を左めに置きたいのですが
煽り打ち&奥行きのあるヘッド(ソール幅のあるクラブ)
ダフって ちょっろ
場合によっては空振りもあり得ます・・・
現在、単価が安く販売しやすい という
理由もあるのですが、ユーティリティクラブが
フェアウェイウッドにとって代わっていく
と言う背景はそこらへんにあるのだと思います。
コメント
コメント一覧 (2)
歳を重ねれば重ねる程 重要度は増していくので なるべく早い内から仲良くしておいた方が良いと思うんですがね〜
煽り打ちは 高打ち出し 低スピンを手っ取り早く得やすく 飛距離が一時的に伸びるだけに質が悪い 病み付きになる禁断の手段ですね
そのうち ドライバーショットからパッティングまで 球が浮かず全ての球がお辞儀しだす
気が付いて治そうと思っても 治せなくなる
手を出せばお終いです
このスイングをゴルフ雑誌は さも 良いスイングと言わんばかりの表現で解説しており
その様にスイングすることが正しいとの誤解を与えてしまう様に思います。
雑誌は 「この○○プロは こう スイングしている。○○プロの特徴は△△である。」と表現。
間違ってはいない。でも 誤解は与えてしまっている。
嘘はいけないので 嘘は書いていない。
セオリーを書いてはいないので 嘘ではない。 ここ等 辺りは 確信犯であおれば かなり罪深いと思っています。