例えば ドライバー。。。
ドライバーの使い方をはっきりと示唆してしまった
今世紀? 最大の誤解、
それが「反発係数」だろう。
この言葉は日本だけに限らない、ゴルフ界全体に広がり
それによって、アマチュアは
ドライバーは 反発させて、弾いて使うもの
という認識を持ってしまった。
チタニウム、チタンと言う高強度の素材によって
ボールを弾いて、飛ばす
硬いものほど遠くに飛ばす。。。と言う誤解。
ルール用語では、SLE
スプリング・ライク・エフェクト
バネのような効果 と言う非常に曖昧な言葉。
。。。のような 。。。効果 という同じ意味合いの言葉を
二重に使っているところが、いかにも
このルールを設定した人が良く分かっていないことを
示している。
ルールの基準は ボールを1mの高さから
落とした時に、どれだけ跳ねるか、で
83センチ以上だと不適合、ルール違反になる
(ルール違反とはっきり謳わないところも変だよね)
このメカニズム
イメージしている 「弾く」のとは真反対なところに答えがある
ボールは、ボール自身が歪み、それが復元することに
エネルギーの30%近くを消費する。
歪まなければ飛ばないが、歪み過ぎても
エネルギーロスになるのだ。
そもそも 金属質のヘッドとゴム質のボールは
同じ条件であれば、200倍を超えるゆがみ率を持つ。
それを出来るだけ、近づけた方が
無駄な歪みが発生し辛くなる、と言うのが発想で
別な言葉では「インピーダンス理論」とも言われる。
インパクト時にヘッドのエネルギーを
ボールに効率よく伝えるには、双方のインピーダンス
固有振動数が出来るだけ近ければ、良い。
ヘッド側のインピーダンスを落とすと
反発係数は数値として高くなる。
だから、あまり公表されていないが
今のところ、材質として 反発係数の数値の
高いのは、実は「パーシモン」なのだ。
構造によって差はあるが、パーシモンヘッドの
反発係数はどれも 90センチを超える(0.90)
が故に、パーシモンでボールを打つと
推進力=ボールスピードは非常に高いが
ボールにスピンが入り難く、浮力が生まれず
パワーの無い人は飛ばない のだ。
だから パーシモンヘッド全盛の時代は
こすって浮力を作り出しながら、
尚且つ スライスさせない という高技術の時代
だったと言える。
統一球。。。?
野球もその言葉の罠にハマるかも。。。
コメント
コメント一覧 (5)
これからも更新楽しみにしております、頑張ってください。
メーカーからの出向役員によって構成されています。
ゴルフ業界貢献の為にルールを作るのではなく
協賛企業の販売促進?の為にルールを設定する。
もう各業界だけでなく、国や国際間の取引も
ある特定の企業の利益になるために、条約や法律を制定する
そんな時代に突入したんだと思います。
日本の企業も、本店所在地を日本に置いているだけで
もう誰もどこの国の会社だか分から無い状態ですし、
持ち株会社などを使って、税金する逃げられる仕組みになっている。
ゴルフ業界の場合、日本たたきから始まったルール制定だったんですけど
月日と共に、それも変わった。
反発係数のルールなんて、日本のD特殊鋼を叩くためだったのが
その会社も多国籍企業になって、ルールを使って利益を出す方に回ってしまった。
今の溝やルールなんてのは、誰かが新しいアイディアで発売する前に
全ての情報を業界が吸い上げてしまう許認可制と言えます。
ナンデもそうだと思うんですけど、知れば知るほど、言えない ってなっていくんですよね。なんだかどっちが良いのか、悪いのか。。。
まぁ 日本の技術力にゃ敵わないからルールにしちまえってことでしょうが
見た目じゃ反発係数も 慣性モーメントも判別出来ないんだから メーカーも申請品だけ合わせときゃいいのに
ゴルフクラブにつきものの製品誤差は ルール違反じゃないはず