日本のゴルファーは妙にスイング軌道を気にします。
ゴルファー総評論家、などと言われますが
兎も角、誰もがスイング軌道を気にします。

先に答えを上げておきますと
よく耳にする スイング軌道は…
イン サイド アウト」だ!
というのは、スイング軌道はアドレス時のボールに対し
手前側(打ち手に近い方)から遠い方
スナップショット 1 (2012-11-16 10-40)要するにこの上からみた
このアングルから見た時の
内 とか 外 とかを言っているのです。
でも、そのこころは
インパクトまで テークバック〜トップ〜ダウン では
クラブは短くなる(上から見た時に)
インパクト以降は遠心力もますので
クラブが長くなる(上から見た時に)
というコトであって、
スイングの軌道 と言うのは
見た目のクラブの長さによる変化を除けば
自分の体の向きの変更によって
始めから「決まってしまって」いるモノであって
腕や手先を使って、インサイドから、とか アウトサイド
から というのと 全く違う話なのです。

前日の話のように
テークバックをしっかり体で右を向けば
自動的に、ダウンスイングはボールの内側から
一般的な言葉でいう「インサイド」からになります。
それを テークバックをしっかり体で取らないで
左手だけで見た目の、ボールの内側にヘッド、クラブを引けば
単に「見た目」のインサイドに引いただけで
それは本当の意味のインサイドでは無く
単に 腕を使って、クラブを体の「ライトサイド
体のサイドに引いただけに過ぎません。
スナップショット 7 (2013-05-14 4-36)
体の向きでクラブをインサイドに動かせば
ロフトも向きの変わらず、前傾姿勢プラス右向き
になるので、傾き通りのシャットになります。
ところが 手でクラブを見た目のボールの内側(インサイド)に
引けば、ヘッドはインサイドに引かれますが
ロフトも開き、フェースは上を向くことになります。
体の向きでシャフトの向きを90度変えずに
腕でシャフトの向きを90度動かせば、
クラブは90度開くことになります。

ゴルフクラブは先端が重く
ドライバーで有れば、1メートルを超える棒の先に
全体の重さの60%超える重さが付いています。
しかも、その先端に付くヘッドは重さが
右側に偏重しています。
それを開かずに、テークバックを取るのと
90度もクラブを捩じってあげるのとでは
クラブの作り出す重さは全く異なってしまう。
これから打撃をするのに、左回転、左への動作を
しなければならないのに
シャフトを腕でねじり、ヘッドを開けば
その重さは一番重たい状態になってしまいます。

当然、力まざるを得ない。

重さによって右サイドも下がるだろう。

90度も捩じったクラブヘッド、シャフトを
元の状態に戻さなければならない。

ツケがデカすぎないですか?