縦のクラブ・シャフト、リリースというのが
スイングの中に組み込まれると、スイングの流れになると
人によっては「
シャフトのしならせ方・しなり戻し方」になり
人によっては「フェースターン」「ヘッドローテーション
手の返し方」になり、クラブに基本性能さえ備わっていれば
(必要なヘッドの重さ・必要なシャフトの柔らかさ)
一切 必要のない行為だと理解頂けただろうか。
スナップショット 12 (2013-05-14 4-38)スナップショット 14 (2013-05-14 4-39)






この「縦のシャフトリリース」をスイングに組み込むと
入射角度、立体的なヘッドの軌道、インパクト時のヘッド姿勢
は 無限通りの組み合わせになってしまい、
製品としてのロフトや長さにも意味を成さなくなってしまうし
ヘッドの重量ですら、本来重力を伴って
上から入ってくるというメカニズムも意味を成さなくなる。

意外と忘れられがち? 勘違いされがちなのは
ヘッドの移動、というのは、自分が動作分だけ というコト。
長さ分の違いはあっても、それは長さと言う同軸線上のもの
であって、ヘッドの移動量が動作を超えた場合
何かの処置が無い限り、ヘッドは体に対し右にずれて行く。
それが動作、グリップに追いつくには
グリップ、そして動作を減速か、停止する必要があり、
動作やグリップが一定の方向に等速以上に移動している限り、
絶対に追いつくことはない。

動作中、減速する、停止する、運動の方向を急激に変える
というのは、非常に怪我や痛みが伴いやすいし、
これから打撃という衝撃を受ける段階では出来るだけ
避けるべきであろう。

スナップショット 10 (2013-05-14 4-37)

昨今の軽いヘッド、硬いシャフト。。。
これしか知らないゴルファーにとって
ゴルフショットとは「ある程度痛みの伴うもの」
と当り前のように、認識している節がある。。。
う〜〜〜〜〜〜ん なんと言ってよいか…。

刷毛塗のクラブ使い、腕使いとは
クラブ・クラブヘッドが描く円の軌道を
前傾&向きの変更 体にやらせるものであって、
クラブの構造、形状を利用しつつ、それを邪魔しない
促進できる腕使い というか 肘の使い方である。

スイングは、ボールを打つまでの右を向いているうちに
行われた動作は、全く同じ とは言えないまでも
左を向いた際にも行われるもの。
「あくまでも クラブの構造を正しく使った時のみ」だけど。

だから 頭の中では グリップ アドレス テークアウェイ
 トップオブざスイング・・・その形、使い方、イメージ
そして ダウンスイングのイメージを作ってしまえば良く
それ以降は、スイングの成績発表のようなモノ。
また これらも、動作だけで、動きだけで解決するのでは無く
クラブの位置、ヘッドの姿勢によって
次の動作、そのタイミングや方向はある程度 決められてしまう。
型で憶えようとすると、クラブの作り出す
動かしたこと、動いたことによって、作り出される不可抗力
によって、それは邪魔されてしまう。
その邪魔を力で封じようとした時が故障の原因となる。

自分の次に行きたいところ
自分の次にしたいこと
それをさせられてしまう位置・姿勢を見つけ出していく
それを順に巻き戻していく。


そして、それがアドレスになり、グリップになっていく
と考えるのが正当な路線だと思う。

スナップショット 6 (2011-01-21 1-05)例えば、ここからダウンを始めれば
クラブヘッドの重さ、腕の重さによって
右サイドは下げられてしまう。
同時に、左腕にはクラブの重さが一気に掛かるから、
上がってしまう。その二つは無意識な体の回転、開きにつながり
左は上がり気味、右は下がり気味に動くため
体をクラブの関係、 これは体が止まるまでは変えられない。
左サイドは上がりながら、しかもすぐにボールから遠ざかっていく
ので、届きギリギリのところで体を止めなくてはならない。
他の理由もあるけれど、ボールを左脚かかとに置いていたら
届かないか、アドレス方向とは無関係なところに
ボールは飛んでしまうだろう。
テークバックを左腕だけで動かして、
このようなトップの位置を形成してしまう人は
ボールの位置を見るだけで、スイングが容易に想像出来る。
それも まぁ 使ってきたクラブに原因が無いとは言えないけれどね