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クラブを縦にリリースする という動き
実はこれがオンプレーンスイングでもあって、
これを 俗に言うスイングプレーンに合わせて
傾けた(姿勢を傾けた)状態で行えばいい訳です。

これにプラス、フェース面でプレーンをなぞる
なんてのは さらに混迷を深める。
スナップショット 1 (2013-03-29 22-59)スナップショット 2 (2013-03-29 23-00)






やりたい人はやれば良いけれど、
クラブ創りに携わっているこちらからすると
クラブの違いも出てこない
ヘッドの重量やロフト、という非常に基本的な
機能すら使って貰えない、その打撃論は悲しいの一言。

挙句、クラブの作り手までもが
それを容認してしまうクラブ創りに走るのは
緩やかなる自殺 と感じてしまう。

そうねぇ、縦のリリース を促してしまう
もう一つのイメージは「遠心力」なんだと思う。

ゴルフをやっていない人ややり始めた人は
みんな、例外なく ボールをクラブの作り出す
スイングで作り出す遠心力で飛ばすと思っているけれど、
原則論としては大きな間違い。

全くもって「使わない」とは言わないけれど、
ほぼ意識する必要は無いし、その遠心力を利用して
ボールを打つ、飛ばす、というのはとっても間接的な作用で
その間接的さがゴルフを大人の遊びたらしめていると思う。

☆ボールが地面にある⇒靴の高さにある⇒振らないと届かない。

☆長い棒の先に重さがあるのは、遠心力でボールを飛ばすため。

☆スイングは円運動、ヘッドで円を描くもの。


ここら辺が合体した形で「縦のリリース」は生まれるんだ
と思います。



これによって インパクトは
右の腰の前になってしまいますし、
体のラインも左上がりになってしまいます。
よって 小手先でロフトが立ったとしても、
軌道は上向きでのインパクトになりますから
ダフらず、トップせずに上手に拾えたとしても
『本来のゴルフクラブでの打撃』
そのロフト、その長さで正規に打たれる弾道
に比べると、スピードの足らない、綺麗な放物線を
描かない弾道になってしまいます。
(昨今の○自慢の人たちの弾道は総じて。。。)
スナップショット 1 (2013-03-29 22-26)
フェースがボールを上から見て
ロフトがその形のまま、スライドして入ってくる
シャフトがボールに対して上から真っ直ぐ
ロフトが0度であった場合、その相対した垂直を
保ったまま入射してこず、フェースが軌道をなぞって
ボールの下を掬い取るようなショットになりますから
距離はほどほど出たとしても、上がりきらないだらしない弾道
になります。

弾道や飛距離よりも、もっと問題。。。深刻なのは故障です。
スナップショット 3 (2013-05-13 21-25)ここから振り始めることによって
重さが掛かったまま右腰がつぶれる、その負担。この写真の状態からへそから上だけをさらに上に向かって回転させるのです。さらに右腰は潰れます。。。



本来、概ね体の正面でインパクト、体が概ね地面と平行の状態を保ったままインスナップショット 4 (2013-05-13 21-26)パクトするので、ボールを見ること、インパクトを見れることは体勢として不自然ではありません。しかし、この写真のように体が傾いているため、ボールを見るには首をかなり傾けて、不自然な姿勢を維持することになり、昨今増えている「ゴルフによって首を痛める」原因になります。


スナップショット 1 (2012-10-29 14-22)縦のリリースには、ヘッドを返す動きは不可欠です。飛ばすのにはより素早い動きの素早いターンが必要で、それには支点になる部分、左手首也、左ひじの静止が必要になりますから、それもまた痛める原因です。 進行方向に対し、止まる動き、というのは、逆に動くのと似た、同意語のようなものですから
(ヘッドの重さ×スピード)+打撃の衝撃 の負荷は、その支点となる左ひじや手首の負担になります。

若い脂のある、筋肉自体もあり、それに張りのある
年齢の人であれば、耐えられることであったとしても
年齢とともに、軟骨は枯れ、筋肉も衰えてきます。
感覚なども衰えてきますから、反復練習、練習頻度の必要な
縦のリリースを軸としたスイングは明らかに
若い人専用のモノと言えます。
(若い時のそれを行っていて、歳を取ったらスイッチする、というほど スイングの大幅な変更、特に軸になるものの変更はかんたんではありません)