最近のゴルフスウィングの主流は
この 
縦のリリース がベースになっています。

あらかじめ 知って置いてほしいのですが、
プロというのは、職業として長く継続する と言う意味
もありますが、昨今の賞金や契約金 などからすると
その「継続」と言う意味合いよりも、
稼げる時に「ガッポリ」稼いでおこう という風に
変化し始めています。

当り前ではありますが、
プロは体のメインテナンスにもたっぷりお金も時間も使えます。
それが資本だから です。


今、現在はわかりませんが、自分がトーナメントにいた頃は
トーナメントプロ、そこそこ活躍するプロに対しては
試合前後のマッサージもトレーニングも
個別のトレーニングメニューも無料の時代がありました。

成績が出るのであれば、多少、体を無理させても
関節や筋肉などの体に無理をさせても やる ものです。

それをそのまま、遊びとして、娯楽として
楽しみとして行っているアマチュアが真似るのは
お薦めできません。

昨今、ゴルフが原因で、ブロック注射を多用したり
手術までするアマチュアの話があまりに多く
昔では考えられなかったような箇所 を痛める
という話も推挙に暇がないほど、です。

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シャフトを縦に振る動きをスイングの中に取り入れると
このような動き(後ろからの映像)になります。
スナップショット 1 (2013-05-13 21-19)スナップショット 2 (2013-05-13 21-19)







スナップショット 3 (2013-05-13 21-20)スナップショット 3 (2013-05-13 21-25)







ダウンスイングの前半では普通の体をまわしているように
見えますが、クラブが重くなるため(右に残るため)
この動作はシンプルなアドレス時の骨盤に平行な動きに
なりません。
スナップショット 4 (2013-05-13 21-26)

ここからクラブを振り始める訳、ですから
ダウンの後半は、胸から上(一般的には肩、と呼ばれていますが)
これを斜め上方向の縦回転に動かすことになります。

頭のある位置を見て貰えば分かりますが、
重さが右足に残った状態のまま
右腰をつぶしていく動きになるため、非常に危険な動きです。

縦のリリース をスイングの中に取り入れ
上手に打つためには、絶対的な練習量が必要です。

この右腰を潰した動作。

ダフらないようにするため、
左サイドを上げる動き。

左ひじを、左手首を支点として、
クラブを返す動き。

これらのスイングの行き着くところは
腰、首、肘、手首を痛めることになります。

今はやりの 
左一軸打法 や スタック&ティルト
というのは、この最たる例で、体に十分な時間とお金が
掛けられる人には良いかもしれませんが、
一般アマチュアが真似するべきではありません。

また、悲しいかな、現代の流通しているクラブは
この「縦のリリース」をしないと、飛ばないほど
ヘッド重量が無く(クラブそのものに破壊力がない)
これらのスイング理論の起因になっていると言えるのでしょう。