振り子のストロークをすると
縦に描く円弧が強くなってしまう。
これに加えて、重心の深いタイプのマレット型
の特性がはいると さらにその円弧は
きつくなってしまう。
重心が深いヘッドの特性は
運動中、遠心力と重量が一直線上になる
と言う働きによって、ヘッド自体が前に出る
その作用によって ロフトが増えて やさしい
ということなのですが、
ショルダーストローク+重心の深いパター
では、より一層上がり軌道でインパクトする
という結果がついて回る。

マレット型をショルダーストロークで打っている
ゴルファーの打音を聴いていると
おおかた、角の当たった硬い音をしている。
マレット型には、フェース面にソフトな異素材を
ハイブリッドしているものも少なくないが、
そこで打たずに角で打ってしまうなんて
冗談なのかとも思ってしまう。

スナップショット 2 (2013-03-12 19-01)

パターストロークの弾道計測 なんてのは
今までしたことが無かったが
ここまでの差が出るとは思っていなかった。
刷毛塗のストロークで行うと
ばらつきはあるとは言え
5m位の距離感覚で 
プラスマイナス20%
程度の幅で収まるのだが
振り子のストロークにすると
そのばらつきは 何倍 と言う世界になってしまう。

打撃エネルギーを固定と仮定すると
その力は ボールのスピード 回転 などに
分割されていくのだから、回転が増えれば
それだけボールスピードは下がる。
たかだか 5mのパッティングでこれだけ
回転数がばらついてしまうと、毎日のように
パット練習をしていないと、距離感は体に
馴染まないのではないかと思います。

鏡やガラスなどを見ながら
自分のシャフトがどの位振られているか
確認してみよう。
シャフトのふり幅分と、ロフトの変化は
いつも等しい。
シャフトが振られれば、振られるほど
ロフトも変わってしまうし、
円弧も縦のキツイものになってしまう。

そこは 要チェック!