ゴルフクラブヘッドにとって 
その『重量』はメイン機能ですが
立体的なボールの飛ぶ方向と言う意味では
ロフト角度とライ角度 と言うモノも在ります。

それは 持っている人の胸(上半身)との
位置・相関関係と言っても良く
特にロフト角度は飛距離と密接な関係にあり
「飛ばない〜」と悩まれているゴルファーの
多くは 非力やヘッドスピード不足 など
基礎体力に関係する部分では無く
望んでいるロフトでボールを打てていない
のです。

勿論、ゴルフ以外の為にも
基礎体力は強化するに越したことはないですけど
逆を返せば、ロフトを正しく使えれば
「飛距離は急激に伸ばせる」
ただしくは 「取り戻せる」のです。

具体的に言えば
ヘッドスピード 35msの方が
 6番アイアンで打つ方が
ヘッドスピード 42msの方が
 PWで打つよりも 遥かに飛ぶのです。


では この写真をご覧ください。

スナップショット 6 (2011-10-23 0-04)

想像をしてみて下さい。
この場面、この時 ロフトは何度でしょう?!
ま、ボールに対しては ソールと言うか
フェース面の裏側がボールに相対しているので
ロフト と言うモノが存在していないとも
言えますが、胸に対して
ロフトは90度以上になっている状態です。

ここから ホンノ一瞬 ゼロコンマ数秒以下の
時間で ☆元のロフトに近い状態に戻し
☆ボールとヘッドの高さを合わせ
☆ボールの飛びだす方向も考慮する

神業 だと思いませんか?????

数度 数十度 数百度 に一度
上手く出来れば良いでしょうし
それを元に 「スコア」と言うコトになれば
そのタイミングや度合などを頻繁な練習によって
メインテナンスしておく必要があります。

amature

両胸のライン 両肩のラインに
概ね垂直であった ロフト角度
これがこの状態で 平行 になっている。。。

テークバックやトップオブザスウィングは
打撃するための準備 と言えるはずなのに
ロフト機能やライ機能がひっちゃか メッチャか
になっている。。。

体の向きでクラブを横に動かしていれば
元の状態が維持されるのに
それを 横着して
スウィングの形だけをコピー(真似)している
それによって 準備である筈のテークバックが
より ゴルフを難しくする主原因になっている

それが今や レッスンプロやトッププロの
主流になっている。。。

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クラブの姿勢を変えず 土台である
自分が大きな強い筋肉である脚で動けば
済むことなのに。。。 小さな筋肉である
腕がちょっと器用だからって。。。
筋トレや練習を繰り返せる若い選手なら
兎も角、おじさんにとっては この打撃法は
体を痛めるか、腕で振れるような軽い硬いクラブを
使うか、、、やはり体を痛める道に進んでしまう。

スウィング理論なんてのは 自分の行っていることを
肯定するためのモノでなく 体を傷めず
楽しむための付録的なものである筈なのに。。。