Q:私も体重移動が上手くできず、
悶絶真っ最中で、試行錯誤しています。
ヘッドをボールを押し潰すように動かすから、
体重移動の時に、ヘッドをからだの左側1メートル
くらいに突き刺すイメージで動いたら、
体重移動がスムーズにできたようでした。
まだ、再現性が低いのですが、このイメージは正しいのでしょうか。

A;有難うございます。
まず 体重移動をするイメージ・・・
イメージですから 正しいも 間違いもありません。
イメージをすること 予測、想像することは
大変 大切なコトですから どんどんイメージして下さい。

体重移動・・・

正直 スウィング動作中に それを意識することは
決してやさしい事ではありません。

体重移動できるか 出来ないか の是非は
意識として行う 「動作」ではなく
 ☆強制的に左に移動させられるか
 ☆強制的に右に居残るか

その どちらか だと思います。

20090801 2009_08_31_23_13_36-320フレームショット


強制的… というのは クラブは
静止時の重量では 450g 位な訳ですが
それに長さが加わり 運動による不可抗力が加われば
十数キロ〜以上になり得ます。

その重みが 右に残れば 左に行くことは難しくなりますし
左に行けば 逆に右に残ることは難しくなります。


それと同時に ダウンスウィングを始める段階では
進行方向である 右⇒左 は 左が低く
横への移動? に下と言う要素も加わるのを
忘れないで下さい。

アドレスに前傾姿勢があり それが向きによって
変わる というところが スウィングのメカニズムの妙
とも言える部分で 感心するほど 良く出来ています。

ですから 左が低ければ 左に行きやすくなりますし
左が高ければ 行くのが難しくなります。

ま この二つは 同意語と言えるほど
深い関係にあり 重量物としての ゴルフクラブが
体に対し 左側に移動すれば 同時に左サイドが
低い時間も長くなりますし 自動的に体重移動も
行われると考えてよいと思います。

ドラムショット

逆に 重量物である ゴルフクラブが 右に残れば
余程の筋力と訓練が無い限り 右サイドは低く
左サイドは早い段階で高くなりますので
体重移動も難しくなると言って良いと思います。

理屈攻め になってしまいますが
ヘッドを振れば 縦でも 横でも 斜めでも
ヘッドをクラブの長さで円運動/支点運動させれば
クラブヘッドの移動距離は増えますので
右に残りますし クラブが重くなれば より一層
右に残り易くなります。

クラブの重さ〜長さ管理も重要になる
ということです。

トップオブスウィング クラブの長さが一番短くなり
クラブ自体の高さが一番高くなる
それに加え 前傾姿勢 体の右向きにより
一番はっきりと 左右の体の高低差がつく その状態で
如何に クラブを上半身 右サイドから 左サイドに
スライド(肘使いによって)か によって
そこから先は真っ二つに分かれるのではないでしょうか。。。

動き出しの始まりが 肘の動き 刷毛塗から
これがイメージで来ていれば その動きは
イコール[同時に]
 体重移動になり得るのではないかと考えています